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「決めた未来しか実現しない」    赤塚高仁さんの講演会に参加する

昨日、親しくしている友人が誘ってくれた赤塚高仁さんの講演会に参加した。彼女はずっと赤塚さんの聖書塾というのに通っていて、一度本を読むか、講演会に来てみてと誘われていたが、「聖書かぁ、キリスト教かぁ、クリスチャンの学校に通っていたから宗教で習ったしなぁ」と思って、彼女が「すごくいいから!」と勧めてくれても当初はピンとこなかった。

ところが、赤塚さんの新刊「お父さん、日本のことを教えて!」(写真)を彼女からプレゼントされ、読んでみたら、なんとこれがめちゃくちゃ面白かった。ありきたりな表現だが、学校では教えてもらわなかった日本の成り立ちや歴史、日本人の心などが、とても分かりやすくかみ砕いて書かれていた。国史というと、右の人?と思われるかもしれないけれど、そういうことではなく、単純に日本という国に生まれた以上、知っていておかしくない、いや、知っていないといけない内容が載っていた。読み終えたあと、日本ってすごい国だなぁ、日本人てすごいなぁとしみじみ感じた。軽い感じで言うと、「日本人、結構いけてるじゃん」「うちら、すごくね?」みたいなイメージだ。

とにかく本が面白かったのと、この本の内容から、どうして赤塚さんが聖書をやっているのかはまったく分からなかったこともあり、本の発売記念も兼ねた講演会に参加した。配られた資料に聖書のコピーがあったので、「ああ、やっぱりちゃんと聖書の勉強もあるんだ」と思った。けれど、結局そのコピーは使われることなく(笑)、漫談のような笑いがたっぷりの楽しくて、熱量の高い「生きる」ことについての話が盛りだくさんの講演だった。

「成長と変容の違い」からはじまり、今は「変容」すべき時代にきているということ、そしてまずは「変容する」と決心すること。フェーズが変われば、景色が変わり、必要なものも変わると。そして、私たちは「自分を生きるために生まれてきた」のであり、「決めた未来しか実現しない」と何度も話していた。

テレビで伝える情報がすべて正しいと思い込むのではなく、「正しいことを知りたい」と心に決めれば、自然と「正しい情報」はやってくるし、「自分はこうしたい、こう在りたい」と決心すれば、その流れはやってくる。ときに、自分の思い通りにならないこともあるが、やって来たものを0.2秒で「はい」と素直に受け取りましょうと。素直に受け取れば、最終的に「自分はこうしたい、こう在りたい」にたどり着くから。0.2秒で物事を決めていく、受け取っていくというのは、前回触れたゼロリセットの代表の中川角司さんも話していた。余計な思考を入れないというのが大事だと。

後半に、聖書についての話が出てきた。赤塚さんは、聖書は愛について説いた書物であり、天から降りてきた愛の言葉をイエスが語ったものだと説明。聖書塾もクリスチャンを増やしたいためにやっているのではなく、イエスがたどり着いた愛と心理について、聖書を通してきちんと日本人に伝えたいからだと話していた。これは面白いと思った。高校のときに学んだキリスト教から見た聖書の話ではないということがやっと分かった。

イエスは、ロックンローラーだったと思う。そう話す赤塚さんの分析は面白かった。自分の中の魂の叫びを、知ってしまった真理と愛を、大勢の人たちの前で唱えていたロッカー。もともと大工だったからおそらく体も大きく、声も大きかったに違いないと。そして1万人もの人たちに向かって話をするということは、面白くないと誰も耳を貸さないはず。だから、きっとしゃべりも上手だったに違いない。私の頭の中には、「聖おにいさん」の実写ドラマの松山ケンイチ(イエス役)が、スタンドマイクを持って屋外ライブ会場で絶叫している画が浮かんでいた。

ジョン・レノンの「イマジン」の創作秘話の話も興味深かった。これについては著書「お父さん、日本のことを教えて!」を読んでもらうといいかなと思う。

今在るところで、「自分」を生きること。喜んで「自分」を生きること。エネルギーをまずは「自分」のために使い、自分がいかに素晴らしいかに気付き、そこからエネルギーがあふれ出たら、人に使えばいい。まずは、自分から。自分を生きることを決心するところから。皆さん、そうやって生きていこうよ。赤塚さんは最後にそう言っていた。

前にも、自分の人生を生きるということを書いたが、それをあらためて確認できた日だった。感謝。


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