映画『閃光のハサウェイ』の感想

『閃光のハサウェイ』を見たのでその感想を書いていこうと思う。完全にネタバレを前提として書くのでまだ視聴していない人はネタバレ注意。

自分は一応ファーストから逆シャアまで宇宙世紀シリーズを見ている。なのでハサウェイがブライトさんの息子であることは知っている。

そんな中ブライトさんの息子がまさか連邦の敵をする展開になるというのは驚いた。宇宙世紀シリーズほぼ皆勤のブライトさんはたいてい主人公の味方陣営だったけど今回は敵ということになる(続編で出てくるかは知らんけど)。

結構大胆な設定だなぁと思う。原作は富野由悠季御大なのでそういう尖った設定担っているのかもしれない(映画と原作で違うかもしれないから断定はできないけど)。


●ニュータイプらしい分かりあい方をするシーンが好き

最初にいいと思ったシーンはハサウェイがテロリストに従うふりをした後、ギギとクェスの思念が聞こえてきて「やっちゃいなよ」と言われるシーン。

ああいう場面でニュータイプ同士の思念が伝わってスムーズにアクションシーンに行く感じが非常に好き。ニュータイプであることを表す演出も良い感じの効果音使ったりすることで特別感が増してる気がする。

これ以外にもニュータイプ的な分かりあい方をしているシーンは惹かれてしまうものがある。

例えば、飛行機テロのあとハサウェイとギギがロビーで会話をするシーン。ここでのハサウェイとギギの会話の情報量がすごい。このシーンは個人的に一番好きなシーンである。

ハサウェイがテロリストたちに反感を覚えた理由を本人は気づいてないけど、ギギが理解しているというところがいい。それによりマフティーであるということがばれてしまうわけだけどこういう分かりあい方には何とも言えない良さがあると思う。

なぜそういう良さを感じるのか説明するのかは難しい。ニュータイプ能力があるからこそ普段は見られないようなコミュニケーションが見られるので良いと思ってしまうのかもしれないし、文脈が複雑なので理解できたときに面白いと思ってしまうというのもあるかもしれない。具体的な理由は判明しないけどとにかく良いシーンだと思う。


ハサウェイの心情について

逆シャアは何回か見てるけどあまりハサウェイの考え方に関して思いをめぐらしたことがなかったなぁと実感させられた。

いうまでもなくクェスはハサウェイの中で大きな存在となっていると思うし、この作品は逆シャアのテーマを引き継いでいる面もあると思うので、また逆シャア見ないといけないなぁと思う。


まとめ

とにかく原作めっちゃ読みたくなった。原作は富野作品でなおかつ小説なので映画よりも詳細にいろいろ書いてあるのだと思うし気になる。というか続きが読みたい。

1990年の作品ということでブックオフで100円くらいで買えるかと思ってたけど配信されたばかりなのか結構お高くなってる(とは言っても定価だけど)。

ちょっとだけ様子見て値段下がらなさそうだったら定価で買おうかなというところ。

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