<ゲームの売れ行きアップ方法>第56回:買う、買わないを決める要因

 インディーゲーム開発者やパブリッシャー向けに「ゲームのクオリティアップや売れ行きを増やす方法」を解説していくシリーズ。

 第56回は「買う、買わないを決める要因」です。

 

<ゲームの売れ行きアップ方法>第56回:買う、買わないを決める要因>


 ユーザーがゲームを「買う」「買わない」を決める要因は色々あります。
 自分が作るゲームでは「買いたくなる」と思う要素がしっかり入っているか、「これじゃ買いたくなくなる」という要素は除外できているか確認しましょう。

 注意して欲しいのは「実際にプレイすると面白い」という作品であっても、「動画で見るといまいち面白さが伝わってこない」という作品の場合はなかなか購入につながらず苦戦するという点です。
 「プレイ動画でもそのゲームの面白さが伝わるようなわかりやすさ」も売れるゲームにとっては必要です。
 「この作品は自分のフィーリングにあっているかどうか」も結構購入を左右します。

<ゲームを買いたくなると思う要素>


・自分好みのジャンルのゲームで、出来が良さそうだし評判も良い
・プレイした事がないジャンルだが、なかなか面白そうに見える
・グラフィックのクオリティが一定以上ある
・グラフィックの雰囲気が自分好み
・キャラクターに魅力がある
・効果音やエフェクトが気持ち良く爽快感がある
・ゲーム内容的にも爽快感がある
・思考系のゲームではしっかり戦略性のあるゲームプレイが楽しめそう
・のんびりした感じのゲームではグラフィックの雰囲気が良く、現実の苦しい生活の癒しとなりそう。
・ホラーやサスペンス系ではしっかりスリルを味わえそうだと感じさせてくれる。

<ゲームを買いたくなくなる要素>


・ゲーム中ずっと見る事になるグラフィックのクオリティが低い
・グラフィックの雰囲気が自分好みではない
・効果音がしょぼくて爽快感がない
・キャラクターが個性はあっても魅力的とは言い難いデザイン
・プレイした事がないジャンルのゲームで、いまいちどう面白いのか伝わらない
・プレイ動画を見ても、どうも面白そうに見えない。何が面白いか伝わらない。
・ホラーでもないのにグラフィックの雰囲気が無駄に暗くて買う気が失せる
 


このシリーズは私のnoteの「ゲームの売れ行きアップ方法」のマガジンで連載しています。
第1回から順番にお読みください。


次回は第57回「テーブルの上に大量に並べられた料理たち」です。