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『世界の国からいただきます!』を使った自由研究・調べ学習のアイディアをご紹介します!

 『マップス 新・世界図絵』の作者が、世界各国の食べものを紹介した大判絵本『世界の国からいただきます!』を、自由研究や調べ学習に活用してみませんか?

『世界の国からいただきます!』

『世界の国からいただきます!』でとりあげているのは、世界26か国。
その国でよく食べられている食材や、料理、保存食、文化や宗教と食べものとのかかわりなど、「食」に関するさまざまな話題をあつかっています。
「食」はお子さんにも身近な存在。興味のあるトピックをぜひさがしてみてください。よく知っている食材も、たくさん見つかるはずです!

 興味のあるトピックが見つかったら…まとめていきましょう。
 自由研究や調べ学習に役に立つ、具体的なアイディアを3つご紹介します!


アイディアその①(初級編)
 「〇〇(国の名前)の食べものを調べてみた!」
 ひとつの国の食べものをくわしく紹介しよう

 『世界の国からいただきます!』にのっている国のなかから、ひとつをえらび、その国の食べもののことを、工夫してまとめてみましょう。

 ポイント
・本を読んで新しくわかったこと、おもしろいと思ったことを大きくとりあげてまとめましょう。
・どうしてその国を調べてみようと思ったのか(たとえば、自分の好きなスポーツが強い国だからetc.)、理由を書くといいですね。
・日本とどのくらいはなれているか調べるなど、食べ物以外のことも盛り込んでみましょう。
・その国の料理を作ってみるのもおすすめです。
『世界の国から~』には、いろいろなレシピがのっています。できあがった料理の写真をのせたり、味の感想(思っていたのとはちがう味だった/思ったよりおいしかった など)も書いてみましょう。

 本のまる写しではなく、自分がおもしろいと思ったことを中心に、わかったことをどんどん盛り込んでいくとおもしろくなりますよ!

アイディアその②(中級編)
 「世界の調味料」「保存食のいろいろ」「いろいろな国のくだもの」…など、テーマを決めて、いろいろな国をくらべてみよう

 国ではなく、注目する「テーマ」を決め、さまざまな国を比べて、気がついたことをまとめます。
 テーマは、上で挙げた「調味料」「保存食」「くだもの」のほか、「パン」「麺」「主食」「お菓子」などなど、いろいろなものがありそうです。

ポイント
・「テーマ」を決めるときは、自分の好きな食べもの(たとえば「パンが好き」とか「くだものが好き」など)に注目すると、決めやすくなりますよ。
・テーマを決めたら、『世界の国から~』のいろいろな国のページを見て、自分の決めたテーマについて書いてあるところをとりだして、まとめましょう。
・国によって似ているところ/ちがうところなど、気がついたことも紹介しましょう。
・疑問に思ったことや、気がついたことについて、さらに図書館などで調べてみると、研究が深まります!

本にのっていること全部を書くのは大変なので、自分がおもしろいと思ったことをとりあげてみましょう

アイディアその③(上級編)
 「スーパーマーケット探検! 世界の食べものをさがして」
 食料品店などで、本のなかに登場する「世界の食べもの」をさがしてみよう

『世界の国からいただきます!』に登場する世界各国の食べものを、スーパーや近所のお店で探してみましょう。
 トマトやトウモロコシ、ナスなど、日本の食生活によく登場するものもあれば、さまざまなスパイスや、ハーブ、チーズなど、中にはふだんあまり口にしないものも見つかるかもしれません。

ポイント
・「探検」で見つけたものを紹介します。
「探検」の結果、わかったことや気がついたことをまとめて、研究を深めてもいいですね。
・実物からわかること(においや手ざわり、味など)を紹介するのもおもしろいですよ。
(たとえば「デーツ(ナツメヤシ)」はどのくらい甘いのか…など)
・日本の食生活によく登場するもの(トマトやトウモロコシ、ナスなど)に注目して、身近にある食べものがどのようなところからやってきたのか、原産地を調べるのもいいですね。

「探検」からどのような考察を導き出すか、いろいろな方法があって、個性を出せる研究だと思います。

 いかがでしたか?
 ぜひ、楽しみながら取り組んでみてください!

『世界の国からいただきます!』
アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ 文・絵
ナタリア・バラノフスカ 文
岡根谷実里 日本語版監修


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