御木徳大

南阿蘇村地域おこし協力隊員(新規就農プロジェクト)│令和6年度南阿蘇村農業研修受入協議…

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南阿蘇村地域おこし協力隊員(新規就農プロジェクト)│令和6年度南阿蘇村農業研修受入協議会 研修生に│元パーフェクト リバティー教団教師│少量多品目農家×農業体験農園×農村画家という営農スタイルを目指します│ 前職の経験をもとに信仰のあり方について考えるコラムを発信しています。

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  • 信仰もそんなに悪いもんじゃない

    信仰3世 元パーフェクトリバティー教団教師という視点から、信仰にまつわるコラムを綴っています。

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受け継ぐ営み つなげる「心」━あそ未来創造塾 最終プレゼンテーション

あそ未来創造塾に3期生として参加しています。 昨年7月からスタートして、この3月でいよいよ最終プレゼンテーションとなりました。 ここでは、プレゼンに向けた内容のまとめと、語りきれない部分について補足として綴っています。 農業を軸にした3つの事業プランと、その中心に据えるコンセプトについてまとめました。 あそ未来創造塾とは まずは自己紹介 私は今、南阿蘇村地域おこし協力隊 新規就農プロジェクトに参加しています。 2023年に家族4人で熊本県の南阿蘇村に移住して、新たに

    • ”農”に坐す━安泰寺に出会ったネルケ無方禅師

      兵庫に安泰寺という曹洞宗のお寺があります。 お寺ですが檀家を一切持たず人里離れた山間で自給自足の生活を送りながら座禅を組む、禅修行に特化したスタイル。年間1800時間、己と向き合いひたすら座禅に集中できる超実践的な禅道修行の場が、山奥で人知れず営まれています。 日本にもこんな修行僧院があったんだなぁと、驚きました。 安泰寺での修行は3年以上から。禅修行に勤しみながら寺を運営するための作務、特に自給自足のための米と野菜作りに従事します。滞在期間中、寺からの給与などは一切ありま

      • 『有機農業25%』 みどりの食料システム戦略━これから新規就農する私にできること

        国から打ち出された”みどりの食料システム戦略”の中で、「全耕作地に対する有機栽培圃場の割合を25%に」という目標が注目されていますね。 私はこれから農家になるための勉強をしているところなのですが、色々な講習会の中でこの目標値のことを度々耳にしてきました。 みどりの食料システム戦略はこれから農業に携わろうとする上で避けては通れないというか、必ず何らかの影響を受けることになる大きな指針だと思っています。 以下に、個人的に思うところをまとめて綴ってみたいと思います。 ”有機農

        • あそ未来創造塾:産官学金の連携 金融マンの視点

          無事にあそ未来創造塾 最終プレゼンテーションと修了式を終えました。 あそ未来創造塾についてはこちら。 半年あまりの間でしたが、貴重な学びの場でした。 携わって下さった皆さま方に、感謝。 「産・官・学の連携」という言葉は良く耳にするかと思うのですが、未来創造塾ではそれに金融機関も交えた「産・官・学・金の連携」を目指していて、全カリキュラムを通じて日本政策金融公庫・熊本県信用保証協会・肥後銀行の方がゲストとして招かれて塾生と一緒に聴講してくださっているのが大きな特色でした。

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        • 信仰もそんなに悪いもんじゃない
          6本

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          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.6「宗教者の務め」

          信仰3世で、元宗教家という立場から、かなり赤裸々に信仰についてのコラムを綴っています。 これまで5篇まで書いて、なかなか言葉にできてこなかったものを書き起こせたことには個人的には満足しているのですが、書けば書くほど足りないというか、どうも正しいニュアンスで伝えることが難しい事柄が多くて悩ましくもあります。 ちょっと今回は切り口を変えて、エピソードを一つご紹介させてもらいます。 宗教家としての人生を全うした祖父と、とある女性とのやり取りの記録です。 宗教家といっても宗派も

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.6「宗教者の務め」

          農業✕マインドフルネス┃サステナブルマインドを育む場としての農園作り

          お題企画「#かなえたい夢」に参加します。 私は現在、熊本県は南阿蘇村にて、新規就農を目指して地域おこし協力隊員として活動しています。 新規就農とは文字通り、新たに農家として就業することで、平たく言えば農家になることです。なので私のかなえたい夢は、農家になるということです。 しかしただ単に農業を始めたい訳ではなくて、農業を通じてやってみたいことがあります。 それを端的に表すと「農業✕マインドフルネス」。農業を媒介にしてマインドフルネス的な実践を行いたい。あるいはそれを人と

          農業✕マインドフルネス┃サステナブルマインドを育む場としての農園作り

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.5「アンビバレントな宗教2世━その先へ」

          信仰3世で元宗教家という視点から、信仰についてのコラムを綴っています。 前回の中で「宗教団体の教祖とされる人物も外から見ればただの人」という主旨のことを書きました。 団体の内側にいる人からすれば不快にも思われる表現だったかも知れません。 あるいは外部にいる人からすると、宗教団体の教祖について語ること自体が特異なもの過ぎてピンとこないかも知れません。 宗教2世を語るのにわざわざ教祖という存在に触れなくても良いのでしょうが、私自身の実体験をお伝えする上では必要なことでした。

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.5「アンビバレントな宗教2世━その先へ」

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.4「アンビバレントな宗教2世」

          信仰3世 元宗教家という視点からコラムを綴っています。今回は信仰を持つ家庭に生まれ、世間一般の”常識”との間で揺れる宗教2世について。 教祖という存在宗教団体には基本的に開祖とされる中心的人物がいて、特に新興宗教の場合は教祖というような立場で存命の個人が指導者としての役割を担っていることが多いと思います。 これが外部から見ると特異なものに映るというか、ちょっと理解できない、受け入れ難い部分ではありますよね。 「何でただの人を神様みたいに崇めてるんだろう?おかしくない?何が

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.4「アンビバレントな宗教2世」

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.3「親から子へ」

          信仰3世 元宗教家という立場から、今回は信仰の継承にまつわることについて綴っていこうかと思います。 ”宗教2世問題”って…宗教2世について語られる時に必ずついて回るのが、親から子への信仰の継承にまつわる問題ですね。多く取り沙汰されるのはやはり、継承が上手くはいっていないケース。親からの強要があった場合など、望まれない信仰がひきおこす不幸は数多く存在するのだと思います。本来人が幸せに生きるための智慧として機能するはずの信仰によって耐え難い苦痛を強いられる不条理は許されてはなら

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.3「親から子へ」

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.2 「そもそも信仰って何だろうか?」

          信仰3世 元宗教家という視点から自身の宗教観を綴っています。 前回の記事。 「信仰って何?」という問いかけに対しては無限に答えがあるというか、答えが人それぞれで変わってくるかと思います。どれが正しいということも無く、間違っているということも無いですし、個人の信条は自由であるべきですよね。 だからと言ってこの問いかけに意味がないかというとそんなことはなくて、むしろ答えの出ない問いかけを続けること自体にとても大きな意味があると思っています。 「自分にとっての信仰とは?」という

          信仰もそんなに悪いもんじゃないvol.2 「そもそも信仰って何だろうか?」

          信仰を持って生きることはそんなに悪いものでもないーとある信仰3世の本音

          特定の信仰を持つことを公言しにくい時代ですね。 今に始まったことでは無いかも知れませんが、昨今その傾向がますます強くなっているようです。 ”宗教2世”という言葉が特別な響きを持つようになった背景には、社会を震撼させたセンセーショナルな事件のみならず、信仰の名のもとに生まれてきた数多くの不合理・不条理があるのだと思います。妄信と教条主義の犠牲者という文脈の中で”宗教2世”が語られるようになりました。そのことに異議を唱える者では決して無いのですが、ある種の違和感を私は覚えます。

          信仰を持って生きることはそんなに悪いものでもないーとある信仰3世の本音