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1番を超えるもの

5歳の息子は週に1回、発達障害の療育に通っている。
朝から行ってちょうどお昼12時頃に終わるので、帰りはとってもおなかがすいている。

車の中で、セブンイレブンの納豆巻きとからあげ棒が食べたいと言い出した。
息子の大好物なのだ。
お昼ごはんを帰ってから作るにはおなかがすきすぎて間に合わない。
かといって、朝のうちに用意しておくようなしっかりしたママでもない。
なので、帰り道沿いにあるセブンによるのが習慣になりつつある。

「ママの納豆巻きがいっちばんおいしい!」
セブンに向かう車の中で息子が言った。
そうなんだ。うれしいな~。
「だからセブンの納豆巻きはゼロ!」
え?ゼロ??

ママの納豆巻きが1番なので、セブンイレブンの納豆巻きは0番、ということらしい。
つまりこれは、セブンイレブンの納豆巻きが最も好きということである。
なのに、ママが1番と言ってママを喜ばせる非常に巧妙な言い方である。
セブンに負けていてもダメージが少ない。

ママの作るからあげと、セブンのからあげ棒どっちがおいしい?と聞いてみた。
「どっちもおいしい!」
こんどは同率0番ということか?
「セブンのからあげ棒は最後が甘い。ママのからあげはあったかくておいしい。」
からあげ棒は甘みがあるのか。
彼なりに味の分析をしているんだな。
ママのからあげはだいたい出来立てを食べるからおいしいってことか。

セブンイレブンさんの企業努力に勝てるわけはないのだが、息子の0番をもってかれるのはちょっと嫉妬してしまうのである。

でも、偏食の息子が食べてくれるおいしい商品があるということはとても助かっているのだ。

ありがとうセブンイレブンさん!!

また来週行きまーす!


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