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リアル70年代〜洋楽女子話㉚キャロル・キング『タペストリー』A面


母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

私が聴いた年代順の感じなので、今回は、キャロル・キングのPart3。
まだ、やってるんか?な感じだけど。笑

続いてます。キャロル・キングの話。
ずっと続けたら、Partいくつまでいくか、わからない感じだけど。笑

が、今回は、このアルバムの話。
色々書いたら、長くなるから、今回はアルバムの、A面だけ。笑

タペストリーと言うアルバム

『Tapestry』(邦題つづれおり)は、ローリングストーン誌の歴代アルバムでは25位で、グラミー賞は4つ。
それは、かなり凄いアルバムだってことで。
洋楽聴く人にも、邦楽好き、ポピュラー音楽をやる人には、必聴なアルバムな感じ。
まあ、ローリングストーン誌の順位には、ちょっと不満がなくもない。笑
音楽界全体への貢献度は、高いアルバムだと思ってるから。
アルバム全体は、ここから↓

色々な人が、カバーする曲が入ったアルバムだし。
イギリスのフェスで、このアルバムを丸ごと演奏するプログラムをやって、会場には凄い人数。野外フェスだったし。
かなりの人が、皆んな一緒に歌ってたのが、印象に残ってる。
発売当時の71年じゃなく、2016年だから、45年後。場所もイギリスだし。カバーを聴いただろう、若い年代も歌えるってね。スタンダードなんだなぁ。
テレビで、翌年観た私も、ちょっとウルってなった感じ。笑
ずっと昔から、ファンだった人は、苦節10年以上だから、アルバムが売れて、曲がヒットしたのは、多分嬉しかったんだろうなぁって。
もう捨て曲が、無い感じだしね。笑

1曲目は私のイチオシ曲

いつもは、1番好きだったり、推す曲を最後に紹介したりするけど、もうA面、B面になった時点で、順番に書くしかないかなぁ…ってなり。笑
実は、キャロル作品で、1番好きな曲がこの『I Feel the Earth Move』
(邦題空が落ちてくる)で。
邦題がなんか変に、怖かったけど。笑
地球が動くって、空が落ちてくるってことなん?ってなってたけど。

勝手に鳴る、私の自動脳内再生の回数も多いし、最近も鳴るので、私は1番はコレ。
ロックな感じが、大好きで。ピアノも良き。間奏のパートもカッコいいし。ベースラインは好き。だから、ベースがもうちょっと、鳴って欲しい感はあるけど。笑
ジャニス・ジョップリンが亡くなってしまった後だし、この感じは他の人には出せない、キャロルの良さが出てる気がする。
まあ、もしジャニスが歌ってたら、もうめちゃくちゃに、良い仕上がりだった可能性もあるけど。笑
歌詞に、セクシャルな意味があるなんて、ラジオから聴いてただけの、中学生の私には、さっぱりわかってなかったけど。笑
英語力も、相変わらずサッパリだけど。
歌詞もキャロル作。当時の私は、曲がカッコ良いか、良くないかしか、それしかなかったし。
歌詞以外にも、「誰が演奏したとか、どうでもいいやん!」派だったし。笑
その後、少しずつ興味が出るけど、それも新たなカッコ良い曲探しのためであって、「このベースカッコいい!」以上終了な感じで。笑
だから、この時期にキャロルは、このアルバムのベースの人と結婚したけど、私はこのベースだと結婚しないかも?笑な感じ。
人柄とかルックスは知らないから、単純にベースのカッコ良さ具合だけだと。

で、この曲は、カバーは少ないようで、歌詞が地震とかを、思い起こさせる感じがダメなのか?だけど。笑
89年にカバーした、マルティカのカバーは、リリース直後は良かったけど、すぐにサンフランシスコ地震が起きて、ラジオから流れなくなり、チャートから落ちたらしい。気の毒は気の毒な感じ。
サウンドは、エレクトロな感じで、キャロルのとは、全く違う感じ。ここまでやると、曲の良さが…な感じはしなくもない。
グリムスパンキーのバージョンは、キャロルの感じ。ハードロックバンドのシャインダウンのも、男性ボーカルだけど、雰囲気は同じで、ちょっとだけハード目。

上のは海外ドラマの「グリー」って、高校の合宿部が舞台の青春音楽物でも、使われてたバージョン。
私も好きで観てた。NHKのBSでやってた。毎回、ちょっと昔のポップスの曲が、歌われてたりして、楽しく観てた。
2015年のこのバージョンは、テンポをかなり早くして、エレクトロにハードロックを足した感じ。
他はカバーの難易度低い感じがするけど
この曲は、やっぱりキャロル!かなぁ…。まあ、私の好みだけど。笑

2曲目はお休み前に合う曲

『So Far Away』(邦題去りゆく恋人)は、ピアノ弾き語りなサウンドの、バラード。
前の曲から、ガラリと変わった感じ。

落ち着いた曲で、静かに聴けるし良き。キャロル・キングの静の面が、出ている感じ。?個人的には、お休み前に、ちょっとホッとしたい時に聴きたい曲。

すぐにはカバーは出なかったけど、95年にこのアルバムを丸ごとカバーした、トリビュートアルバムが出て。
それは、それで凄いことやなぁ…ってなる。笑
メンバーも、セリーヌ・ディオンとか、このロッドとか、まあまあ豪華だし。
この曲はロッド・スチュアート。

ロッドバージョンも、ピアノで始まるけど、多分エレクトリックピアノだし、アレンジ全体の雰囲気は残しつつ、25年経った分、電子音多めのアレンジ。
が、ロッドは70年代と変わらず、声が良くて、上手い。笑
歌い方は、あのセーリングとかの雰囲気。そして、ビデオの雰囲気からも、多分ロッドの解釈は、男女が離れてしまって、過去を思い出してる感じ。

で、2011年に亡くなった、83年生まれの、エイミー・ワインハウス。
27クラブのメンバーになり、若くで亡くなった。イギリス人だけど、ジャンルはJAZZやR&B。

が、この曲『Rehab』なんかは、昔キャロル・キングが人に提供してた、懐かしい感じの60年代の、ブラック系のグループの音楽に、雰囲気も内容も似てる。
彼女は、生前キャロルのこの
『So Far Away』(邦題去りゆく恋人)が、大好きだったらしくて。何となくわからなくもない。テイストは合う感じ。
エイミーを追悼して、キャロル・キングのこの曲を使って、ビデオを作ってるファンらしき人の作が、YouTubeにたくさんある。
こう言うのをみると、この曲は悲しい気持ち、過去に戻りたい気持ちを呼び覚ます感じのある曲かなぁって。
エイミーファンは、おそらく80年代後半生まれで、今40半ばあたり。
ビデオも再生回数も、まあまああるから、多分その世代にも、聴かれてるんだなぁって。

3曲目はヒットした、グラミー曲

『It's Too Late』は、グラミー賞の最優秀レコード賞だから、この年で1番の評価の曲。

キャロルにしたら、評価するには、「アンタら遅いって!It's Too Late!」だったんでは?超勝手な妄想だけど。笑
真面目にシングルA面は、元々は1曲目だったみたいだし。ラジオで人気が出て、この曲がA面に。
タイトルがこの『It's Too Late』って、「遅すぎる!」って曲で、グラミー賞だと、出来過ぎな感じもする。笑
ミディアムなテンポ、サビの覚えやすさと歌詞、何よりイントロの独特なテイスト。色々、揃ってる感じで。
間奏の部分は、JAZZテイストだし。暗い感じで始まり、明るくはなく。
人間は、誰しも生きてたら、「もう、今さら遅すぎるって!」って、なんだかタイミングが悪いことは、多々発生するから、歌詞も共感性高い感じだし。笑

この曲も、タイプがかなり違う人が、色々とカバー。
が、カバーもサウンドのアレンジは、ほぼそのまま。少しテンポが早いぐらいで、イントロのピアノもそのままが多い。グロリア・エステファンみたいな、ラテン系の人も、同じ感じ。

さっきのドラマ、「グリー」のバージョン。
この曲も、薄っすらと記憶がある。男性同士の恋愛?の場面だから、何となく覚えてて。
なので、カバーは斬新に、男性2人のデュエット曲になってて、コレも良い。

4曲目は素朴なキャロル

4曲目が『Home Again』って、素朴な雰囲気の曲。彼女の声とか、歌い方にもマッチしてる感じ。
何だか、心に沁みる曲かなぁ。

この曲は、カバー率が低め。素朴な感じだから、大胆に変えるか、現状維持しか無い感じだし。アレンジと歌う人を選ぶかも?な感じはある。

今度は、98年から夜中にずっとNHKで放送されてた、海外ドラマの「アリー、マイラブ」って、働く弁護士女子のドラマ。赤ちゃんが踊る、ダンシングベイビーのシーンでも有名になった、ドラマ。踊ってるのも、面白かったけど。笑
わりと、真面目に、この曲好きだったんだけど。カッコいいし。
子育てで洋楽を耳にする時間が、ほぼゼロな時代に、私の楽しみだったかも?笑

あの中のバーで、歌ってる歌手役で、出てた、ブロンドのキレイな女性が、歌ってるバージョン。
ドラマのサントラが、何枚も出てて、「The Best of Ally McBeal』にも入ってる。
あの女性は、ヴォンダ・シェパードって、私と同い年。笑
めちゃくちゃ、色気あったけど、マジ?って、自分と違い過ぎて、笑う。

私は、大好きでかなり、ずっと観てて。
日本での放送が、開始の翌年から。
基本は、恋愛物で、突然音楽が鳴り出したりする、私の中では恋愛&音楽コメディ物認定。
お馬鹿な男性の同僚のフィッシュと、なんだかトボケた変人のおじさんのケージが好きだったなぁ。
で、アリーは可愛かった。ハリソン・フォードの奥さんになったって聞いた時は、ビックリで。
あの女優のキャリスタ・ブロックハートも、私はほぼ同い年。あのハリソンと結婚とか、羨ましくはあった。笑
この話は改めて。
で、キャロルのバージョンが、昼下がりとか、夕方の雰囲気だけど、このバージョンは、夜遊びな、色気のある大人バージョンな感じ。笑

5曲目はキャロルらしい曲

『Beautiful』は、ピアノがメインだけど、リズムがあって、一言では表現しにくい曲。リズムでピアノが鳴るのは、私は好きなタイプで。ロック色強めな曲。

曲の中に、アップダウンがあるから、変化も付けやすい曲かも?

で、彼女の人生を、自伝的ミュージカルにした「Beautiful」のテーマ曲にもなった。
ヒット曲じゃなく、この曲をタイトルにしたのは、センスを感じるかも?歌詞も、キャロルのだし。一番、ミュージカル風なアレンジが、ハマる感じの曲。
彼女の人生が、ビューティフルだったかは、さておき。笑
自分が大好きな音楽に愛され、良い曲が出来て評価もされ、良い仲間がいて、可愛い4人の子供も成長して、アーティストの道に進んだり…。
色々あっても、彼女にはこう言う生き方しか、なかった感じはしなくもない。
元夫の2人が薬物中毒だろうが、そのうちの1人はDV野郎で後に死のうが、「そんなの関係ねぇ!」な感じで。笑
人生、自分が楽しければ、充実してると自分が思うなら、それが正解かも?な生き方。
2014年のミュージカルバージョンが、コレ。

同じ71年に、バーブラ・ストライザンドがカバーしてるし、他に男性とかも。
コレも、基本は、変わらない感じだけど、より盛り上がったり、メリハリ付けるために、ストリングスやホーンが入ったアレンジ。全体に、ミュージカル風味ではある。歌ってる人も上手いし。笑

この予告映像では、この記事のPart1〜4の時代ぐらいが描かれていて、紹介した曲も色々出てくる。
ミュージカルも、全編キャロルの音楽がさまざまに使われてるようで。サントラアルバムも出ていて。
真面目に、俳優さんたちが、歌が上手い。笑
日本でも、日本語版の舞台を、水樹奈々なんかが、主役=キャロルをやってて。キャロルの曲を、日本語で歌ってたみたいで。観てないけど。笑

6曲目はカントリーテイスト


『Way Over Yonder』(邦題幸福な人生)。カントリー風味の、スローテンポの、バラード調の曲。A面を静かに終わる感じ。

ちょっと地味な感じの曲だけど、ほっこりして好き。
メロディーが、実はかなり良き、ってなる。上がりそうなところで、ちょっと下がったり、その塩梅がキャロルな感じで。笑
最後のあたりで、サックスが入ると、ジャジーな感じになるのも良き。
YouTubeには、色々上がってはいるけど、超有名どころのカバーは無い感じ。

で、さっきのアルバム全体をカバーした、トリビュートアルバムでは、ブレシッド・ユニオン・オブ・ソウルズって、オルタナ?アメリカン?ブラコン?なバンドがカバー。
彼らのオリジナル曲も聴いてみたけど、ジャンル分けは私にはよくわからない感じ。笑
が、この曲がめちゃくちゃ、カッコ良い!し、沁みる感じに、仕上がってて。
有名どころもいる、このカバーアルバム全体でも、イチオシ!な仕上がりかなぁ
。私の勝手な認定だけど。笑

私はカバーだからって、本人のアレンジがそのままの曲は、やっぱりイマイチ、つまらない派。笑
このバンドは、黒人、白人混成だし、ギンギンロックではない。
で、この曲はオルガンなんかを入れて、より静かに、この当時の感じも再現してる雰囲気。
ボーカルはブラックの人だし、粘った感じの歌い方、ギターもブルースハーブ?も良い感じで入ってるし。
彼らのヒット曲より、この曲が良き!ってなる。笑

見つけた、レゲエの女性のジュディ・モワットって人は、73年にリリースしてる。

さすがにレゲエだから、こうなるな…って感じだけど。私は、わりと好きな感じ。
カントリーの人とかは、やっぱりカバー動画がある。ピアノじゃなく、ギターとかメインにした感じ。

娘さんが今、彼女のマネージャーをやってたりするのも、良い感じ。
母が育てて、また子供が母を支えるって、やっぱり親も嬉しいかなぁ…。笑
他の子供さんたちも、音楽だったり、彫刻で有名なアーティストだったりして、自分の道を行かれてる感じで。

自分の道は、自分で生きろ!って、背中で教えてたタイプかも?笑
母では、珍しいかも?だけど。

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