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リアル70年代〜洋楽女子の話②イーグルス、ビートルズ、ドゥービーとか



還暦過ぎて、子供2人も作曲家と演奏家の道を進むようになり、つくづく私の人生は、音楽と一緒だったなぁ、と。

70年代半ば以降、青春時代は音楽が人生を助けてくれたし、黒歴史(?)もあって。
そんな音楽(日本のも聞く、洋楽好き)の話の②。
洋楽を聴き始めた頃好きになったアーティストなど。

ジョン・デンバー


日本人アーティスト、ユーミン等を聴くようになった頃洋楽も聞き始め、最初に好きになったのが、ジョンデンバーの『カントリーロード』で、最初に買ったのも曲が収録されてたアルバム。フォーク系に近いから、親しみやすかったのかなぁ。
その後の私の好きな音楽を知ってる人には、まさか、想定外!のチョイス笑


未だに、カントリーテイストの音楽って、好きだったりする。テイラースイフトをカントリーには括れないけど、ちょっとテイストある曲もあって好き。今、若さと才能と外見含めて、彼女になりたい!かも。(そりぁなりたいわな、皆んな笑)
ドリー・パートンやボニー・タイラーも好きだし、ケニー・ロジャースとか。そして、まさかラグビーワールドカップで、日本チームがあの曲を歌うようになるとは…

リンダ・ロンシュタット


リンダ・ロンシュタットは
『You're No Good』(邦題悪いあなた)って曲が好きで、ウエストコースト系の音楽の入り口(イーグルスは彼女の元バックバンド)になった。
一番好きだったのは、77年発売の『It's So Easy』かなぁ。顔は可愛いけど、声はガナリもあって力強くもあり。
同じ立ち位置で、同時期にヒットしてたオリビア・ニュートン・ジョンとは、ひと味違ってた。
まだ最近もLiveしてるようで、嬉しい。

エルトン・ジョン

当時のラジオでは、洋楽を取り上げる番組は少数派で、洋楽でもイージーリスニング的な曲を中心に構成した番組もあったり。ビルボードのチャートの曲を紹介する番組も多くなくて、洋楽好きには不満で。(後に徐々に解消はされていくけど)
ボール・モーリアなんかも、なんだかんだで聴かされてたなあ。エルトン・ジョンも色んな曲がチャートに入ってて、よく流れてました。でも私はあまりハマらず。(映画『ロケットマン』も見たけど、懐かしい!とはならず)
が、『Your Song』(邦題僕の歌は君の歌)は70年リリースだけど大好きで、エルトン・ジョンの歌うバージョンが、やっぱり良い。
エルトン・ジョンが、あまり力まずに飾らない感じで歌ってて、歌詞が伝わってくる。歌詞も良いからね。(当時は意味よくわからずに聴いてたけど。笑)

ビートルズ

ビートルズは聴きたくなくても耳には入ってきた時代。70年には解散してたからそれほどハマらず。が、後年聴いたら「やっぱり凄い良い曲だなぁ」ってなった。好きな曲も沢山あるし。

ビートルズ以外は洋楽を聞かないような友達に連れられて、フィルムコンサートに行った記憶が。当時は洋楽聞く人、特に女子は少なかったから、一緒に行く人が見つからなかったんだと思う。
何年か前、皆んなで映画館で『ボヘミアンラプソディ』を鑑賞してるのを見て、「あー昔のあの感じや〜」ってなったなぁ。

『Lady Madonna』とか、
『Get Back』、『Let It Be』
『Yesterday』なんかはもちろん好き。
が、バンドのサウンドや、演奏シーンも好きだから、今一曲選ぶなら
『Don't let me down』をチョイス。
ビリー・プレストンの弾くエレピも好き。この曲はあのキーボードサウンドが無いと…な感じ。
ラブソングとして書かれた曲だけど、その範疇を超えた曲では?
私には、ヤケクソな気分の時に聴くと沁みる曲。「なんか、私よりヤケクソで投げやりな人がいる?」ってなって(ジョンを指す)心がちょっと癒される感じ。笑

調べたら西城秀樹、野口五郎もカバーしてて、ちょっとビックリした。
秀樹バージョンはアレンジがちょっとソウル風(78年のLiveだからか?)、五郎は割とビートルズに近いサウンド。まあボーカルがジョンじゃ無いから、あのやるせない感じではなかったけど。

ポールとウィングス


で、ポールの曲と声が好きで、ウィングス好きだったなぁ。
ビートルズの曲でも、好きなのは?ジョン・レノン派?ポール・マッカートニー派?みたいに分かれてたけど、私は詞はジョンが好きだけど、曲はポールの曲が割りと好き派だったかなぁ。ジョンの『imagine』は名曲中の名曲、大好きだけど。

ポールの曲は、気持ち良いと感じる音楽かも?ポップと言えばポップ。優しい声も好きだったし。『jet』とかも。
『Live and Let Die』はよく聞いた。シナトラからアデルまでやってる007のテーマ曲。が、歴代のテーマ曲でも最高では?と思う。劇伴奏音楽との融合具合も、ポールらしさもあるし、一番コラボした成果が出てた気がする。

『Listen to What the Man Said』(邦題あの娘におせっかい)は、イントロがまず好き。(曲中ずっと流れてる)サビ部分がまた良くて、間奏も好き。アウトロもしっかりある、イントロをすぐに飛ばして聞く、今の世の中では無いタイプの曲!って感じがしますね〜。 
基本、ベース弾きながら歌う人好き!の私の原点はポールかも?笑

カーペンターズ

カーペンターズとビートルズは、学校の英会話の授業用に先生たちが選ぶ曲のイメージで、正直、中高生時代は聴いてはいたけど、理解する気がなかった感じ。
優等生のポップスの感触とか、リスニング用教材の最後のオマケになってて、拒否反応が。クラス全員で歌うとか…正直ダサ!ってなっちゃってました。
『Please Mr. Postman』とか
『Top of the World』とかは特にイメージが強くて。ポストマンは、大好きなモータウンの曲だったことも知らずに、「勝手に決めつけてごめんなさい」な感じです。

カーペンターズは23歳ぐらいになって(仕事に疲れてたのかも?笑)聞き返したら、抜群に良かったと気がついたアーティスト。サウンドが甘くて、行儀が良さそうなのは確か。でも、癒される感じはあるかなぁ。お兄ちゃんの作る曲も良いし。
カレンのあの声はやっぱり並では無い。似た声がありそうだけどなくて、聞けばすぐにわかる。シンガーには強い武器です。低いけどフックがあり、伸びもあるあの声と、ドラムの影響か、歌を聴いてると「リズムが気持ち良いなぁ…」となりまして。青春時代に聞いてたけど、敬遠していたことをお詫びしたい気持ちでいっぱいです。
好きな曲は色々あるけど、言葉のリズムが気持ち良い『A Kind of Hush』(邦題見つめ合う恋)は好きだなぁ。

スージー・クワトロ

この頃、まだガールズバンドはほぼなくて、女性のロッカーもちょっと小馬鹿にされてた時代。でも、その先頭を走ってたのがスージー・クアトロで、曲もカッコ良かった。
なんだかんだで、実はベーシスト大好きの私には、ベース弾きながら歌う彼女は、めちゃくちゃカッコ良くて。写真でしか知らなかったけど。笑
当時は動画で見られるなんて不可能でしたし。
小柄な身体だから、いつもベースが妙に大きく見えたけど、それを使いこなしてる感じがクール。レザーのジャンプスーツ姿も良かった。
歌詞が詳しくわかってた訳じゃないけど、彼女の歌と演奏からは、ロックの精神、女でもやれる、勇気を出せば良い…みたいな前向きなパワーは伝わってきた。
曲は違う人が書いてたりするけど、彼女のベースを活かすアレンジで、ベースラインが大好き。せっかくだから、動画で紹介。

少し前に観た、Netflixのオリジナルドラマで、7、80年代の古着好き女子の『Girl Boss』の始まりがこの曲で、めちゃくちゃ盛り上がりました気分が。一緒に歌って当時に戻れた。
元気をくれる曲だし、気分が解放される感じで、ウダウダ悩んでる時に聴くと、スッキリします。笑
人生、開き直ってやれば、出来ないことは無いのよ、ってなる。
ドキュメンタリー映画の『スージーQ』も元気をくれた。まだまだ頑張ってる彼女を観ると嬉しいし。

後に出るザ・ランナウェイズの『Cherry Bomb』も好きでよく聴いた。日本で人気が出たけど、アメリカではそれほどじゃなく、すぐに解散したのは残念。
彼女らは下着同然の姿が当時としてはカッコ良かったかなぁ。マドンナが出て来た時の衣装を見て、「ランナウェイズみたい?」って感じたし。

イーグルス


中1後半から、洋楽を聞く比重が段々と増えて、イーグルスは欠かせないバンド。初期は残念ながらオンタイムでは聞けず。が、75年以降も前のアルバムの曲が、割り合いよくラジオでオンエアされていて、聞いてました。
オンタイムで聞いたのは、
『One Of These Nights』(邦題呪われた夜)以降。最初は、タイトル曲の邦題が怖くてね〜笑。中学生になったばっかりだったし。
この曲はベースラインが大好きで、ついベースばっかり聴いてしまう。メロディーも良いんだけど、バックのベース、ドラム、リズムギターのリズム隊が好き。

以前の曲『Take It Easy』なんかは爽やかかつ、タイトルもちょっとお気楽系のバンドの感じで。このファーストシングル曲は、後に好きになるジャクソンブラウンの曲。

イーグルスは、爽やかウエストコースト系のアイコンのようなイメージはあるけど、なかなか深くて、マイナー調の曲や、歌詞も含蓄のあるような曲も多いかと。
代表作の76年発表の
『Hotel California』も悲しげなギターのイントロに、ベースとドラムの厚みもあり、ドンヘンリーの声がハマってて、歌詞も意味深な内容。
その後高1の夏、改めて借りた『Hotel California』のLPを毎日聞いたなぁ…。
色々考えごとするには、このアルバムのA面は良かった。イーグルスの曲の中では、ドンが歌う曲は、重め内容の曲が多い印象。


私がイーグルスの曲で、一番好きな曲は
『Desperado』(邦題ならず者)で、この曲も、ドンの声があってこそ。(男に産まれてたら、ドンの声になりたい!ぐらいあの声は好き)作詞等がドンの曲が多いせいかも?ですが。

人生って、中々自分が考えた通りには進まないじゃないですか…。考えてるのと順番が違ったり、要らない横ヤリに邪魔されたり。
そんなやるせない気分の時、この曲を聴くと、心が落ち着くと言うか、寄り添ってくれてる気になるので、今でも時々聴くことがありますね〜。
色んな面があるバンドだなぁと。

79年の来日公演に行った友人は、「全くレコードと同じだった。めちゃくちゃ上手かった」と言ってたのを思い出しますね〜。色々Liveを成り立たせるには、実力が無いといけない…と言う時代だったかも。

ドゥービーブラザーズ


ドゥービーブラザーズも外せない。同じ頃に、ラジオで流れてた。
『Listen to the Music』とか、今もTVでも使われてよく耳にする『China Grove』も。

一番好きな曲は、
『Long Train Runnin'』一択かなぁ。
イントロのギターもカッコいいし、コーラスの♪ラーアーブ♪ってフレーズのコードが変わる部分に、毎回ハマる。
(勝手に身体が上がって下がって反応する感じ?が好き)この曲がかかると100%踊ってしまう。笑
座ってても、手だけで踊る?ぐらいの感じで、ノッてしまい…。昔のディスコでは、かなり長い間この曲は流れていた気がしますが。 

その後、他のメンバーが加入して、音楽の方向性が少し変わってしまい…私的には、ドゥービーらしさが無くなった感じがして、この時期以降の曲は、実はあまり好きにはなれなかったかも。
実際は誰が入ったのか、当時は全く知らなかったんだけど、曲の荒々しさや、南部の匂いみたいな物が薄くなり、ちょっと黒っぽい感じも減ったかなぁ。人気を保ち、曲は洗練されたんだけど。

中学生1年のガキだった私は、一緒にブラック系の音楽も聴き、大好きになっていきました。その話は、③に。

















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