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お尻の肌荒れを男の先生には見せたくないし、おばあちゃんになった時の入浴介助サービスのスタッフさんも女性じゃなかったら、多分傷つく。

メルヒー!

今日皮膚科に行ってきた。
女性の名前のついた新しい皮膚科だったので、すっかり女医さんだと思って予約をとったし、前行った時は女の先生だったのだけど、今は男の先生だけになったそうだ。

医者は性別を超えて医者である。そうだ!
緊急な場合や、深刻な状況下ではそんなこと構ってられない。
そんなことはわかっている。そして、この感覚はそれぞれに違うだろう。

しかし、私の病状はお尻の肌荒れ。。若くもない人のお尻の小さいぷつぷつの場合はなんていうの?ともかく世界にあるさまざまな病状の一つとしては、ひじょーに、ぬるい。ぬるすぎる。。もはや病気というより、気の持ちようとも言える。。。

でもだ。
痛くも痒くもない、このぬるい状況だとしても、ずっと気になっていたから、意を決して皮膚科に予約を入れたのだ。面倒なことこの上ないのに。

・お尻の肌荒れと男の先生

このお尻の肌荒れをどのくらいの間、気になってきたかというと、もう40になった頃からだから、15年ずっと気にしてきた。肌はあまり強くないが、比較的見える部分の肌は落ち着いている方だと思うが、どうもお尻がざらつく。2ヶ月に1度くらい、体を洗っているときに、ニキビの芯のようなものを見つけてしまう。

自分のお尻がざらつき始めた頃は多分そんな自覚なく、吹き出物を爪で引っ掻いてしまっていたようで、ある日ふと気づいた時にはもう、ニキビ跡がぷつぷつ残るような感じになってしまっていた。

気づいてからも、落ち着いたり、ざらついたりを繰り返してきた。お尻がツヤツヤで綺麗な人にはわからないだろうが、私と同じ症状の人はたくさんいるだろう。そもそも私のお尻の荒れだって、知り合いならともかく、温泉ですれ違う人に注目されるほどではない。

最近は、指で引っかかないようにより慎重になったし、まめにスクラブしたり、毎日お風呂の後にはローションを塗って、お金もかけて保湿してきた。
天然素材の下着にしたし、座りっぱなしはいけないと書いてあったので、時折立ち上がって動いてみたり、、やれそうなことはやってきた。なので、比較的落ち着いてはいたのだが、、つい先日やはり小さくできた吹き出物を寝ている間に爪で引っ掻いてしまったようで、化膿はしないのだけど、そこだけぷつんと赤くなってしまった

はぁ〜・・・・・虚しい。。

で、もう我慢ならん!!と、皮膚科を予約したのだった。

・受付で先生の性別を確認

正直、先生相手に性別を確認するのは失礼だと思わないではない。
でも先生の問題じゃないんだな。

自分が先生に向かってお尻を向けて立ち、パンツを下ろしお尻を出す光景を脳内に思い浮かべてごらんなさい。今日のところには診察台もなかったし。。そして、ざらついたお尻を見ながら、先生が私に何か説明や治療方法について話をされるだろう。。。

先生がなんとも思わないのなんて、わかっている。
でもいや、やっぱり嫌。

これが、縫わないといけないような大怪我なら、もちろんいい。

だが、これは、いやなんだな。。

病気というより、自分の不摂生を見せるような、肌荒れを通して、私の暮らしぶりを見せるような感覚。

女同志なら、一緒に温泉に入る可能性もあるわけで、お尻の荒れなんて「ある、ある〜!」って言い合えるような勝手な印象がある。

日々パンツの中で隠している場所を、異性に見られる感覚が病気の心配より優位に立つのだから仕方ない。私の問題と私の選択だ。。

・入浴介助サービスも男性だったら、多分傷つく

これも、本業の方には本当に申し訳ない気持ちで書くが。そしてきっと人手不足で、現場はそんなことより、介護の必要な方に衛生的に過ごしてもらうことを優先して、一生懸命お仕事されているだろうと思う。

うちの父も、お世話になっていた。

でも、私、きっと男性の前で裸になって体触られたら、きっと傷つくと思う。今、想像すると悲しくなる。

相手の問題ではないのだ。入浴は非常にプライベートなもので、暮らしの一部。それは、見せないものだし、見せてはいけなかったはずだ。特に異性には。

・近所のデイサービスで働くおばちゃんが教えてくれた女の執念

その話を近所のデイサービスで働くおばちゃんに言ったら、こんなことを教えてくれた。

「年取ったって、認知症になったって、女が男の人に触られるのが嫌な人は、口でうまく言えなくたって、噛みついたりしても、反応するものなんだよ。執念みたいなもんだよ。」

それを聞いて、私だけじゃないんだと知って、少しホッとした。

でも、同時に、困ったなと思った。だって、入浴介護は力がいるだろうし、人手もますます足りないだろう。

だから、私は最後の最後まで、なんとかお風呂は自分で入れる体でいるぞ!と思っているが、傷つくのに耐えられなくなったら、私認知症になることを選ぶのかもしれないと思う。嫌なこと、我慢できないこと、子供におむつを替えてもらうのは有り難いこととして耳にするし、実際そうだろうと思うけど、そんな自分を自分が耐えられなくなったら、頭をぽやんとさせて、ちゃんと感じないようにさせてやりたいと思う。

いや、でも待てよ。

私が、性別を超えて、
「仕事で来る人なんだから誰に見せたって平気〜!」

って、私のモードが切り替わるなんて可能性が0とはいえない。

いや、100のうち、10だとしても、0よりかは、その分現実とすり合わせがいやすくなるということだ。。

・今の私には無理

男性のお医者さんに荒れたお尻を見せることも、将来介護が必要になった自分が介護スタッフの男性に体を洗われることをイメージしたら傷つくと思って、今から切なくなる。これは、素直な感情で、今は無理。

・同時に感謝

忙しい皮膚科の先生には別のことを相談に乗ってもらって、結果やり過ごしてしまったのだが、その先生にも。入浴サービスで働いてくださっている、性別問わず、介護職にまつわるお仕事をされている方達みんなに。

心から感謝している。
ありがとうございます。
父もお世話になりました。

さて、今日はここまで。
生きていると色々あるね。

❤️❤️❤️

今日も一日生きた!
えらいぞ、私たち!

ではでは、また。
メルヒー・スンでした!

❤️❤️❤️


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