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思い付く限りをそのまま素直に書いてみたい。 読んだ本の感想や映画の感想、仕事についてな…

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思い付く限りをそのまま素直に書いてみたい。 読んだ本の感想や映画の感想、仕事についてなど、気の向くまま書き連ねています。

最近の記事

それ以上でも以下でもない話。

日々、意識的に、無意識に人は思考するものだと思う。それがきっと思考を成り立たせているのだと思う。誰かに、もしも脳内を見せたとして人は共感するのか、驚愕するのか。人の脳内を見えたとして私は何をその人に思うんだろう。 自分の考えに自信を持っていたいけど、果たしてそれは正しいのかと思う時もある。 きっとこの先、私がどれだけ人と対話しても私の脳内全てを人に伝えることは出来ないし、誰かの思いを全て分かることも出来ないんだろう。 それはそう、でも分かりたいって思う気持ちが思いやりって

    • 続・空白期間過ごし方のススメ-東北一周1人旅-

      神秘、龍泉洞 冷麺を食べて、山を登り、下り、途中で道の駅に遭遇する。 三田貝分校。小本道街沿いにある小学校跡地をそのまま道の駅として利用しているらしい。 中に入ると懐かしい木の匂い、小学校の風景が随所に見られる。 いくつか家族へお土産を購入する。 山中の小学校。冬は雪も沢山降るだろうにここへ通っていた小学生達は大変だったろうな。 そして、目的地の日本三大鍾乳洞の龍泉洞に到着。 人は少なく、涼しい洞窟内へ入るとまるで1人きりで探検しているかのよう。8つの地底湖がある。 暗闇

      • 空白期間の過ごし方ノススメー東北1人1周旅行ー

        突如、人生最大の夏休みがやってきた。 去年の7月、3年間勤めた職場を何のプランもないまま退職した。 退職することは計画的に決めたくせに、退職してしまえば私のその後の道は雑草道であった。整地もままならない、畦道を歩き始めた感覚だった。 けれども、最後の出勤日の帰り道。ロッカーの荷物をまとめ、普段よりも手提げを多く持ち、家路についた私の気持ちは、終業式を終えた小学生の高揚感と同等であった。 「夏休みが、やってきた!!」 着替えとカメラを詰め込んで 何も決めずに退職した私は、

        • 金子みすゞのこころ–矢崎節夫 他

          小さい頃、何のきっかけかそれすらも覚えていないけれど、すっと私の心に留まり、そして今も童心とともに寄り添ってくれている詩の数々。 それはとてもシンプルなもの 金子みすゞの詩、人物についていろんな方がその心を書く。 そうそう、そうなのよね。 文才のある方々によって私の言語化できなかった金子みすゞの詩に対する感想が、綴られている。 自分が小さな頃、文字が読める様になったあの頃から今まで、こうして惹かれているのはそういうことなのだと分かる。 童心のあの頃へと帰える 絵本を読

        それ以上でも以下でもない話。

          思考の癖を取り去りたい。

          歩き方が違うように 歩く人々、雑踏を。 それぞれの歩幅で、歩く速度もまちまち。座り方も立ち方もその人の癖って必ずある。その人が生きた年数がしっかりと身体に染み込んでいる証拠でもある。 同じ様に人の思考にもその人の癖が現れる。 1から段階的に2、3、と考える人。10から考える人、8まで行ってそのあと3へ帰る人。 無意識に浮かぶ言葉、感情、思考ってやはり生きてきた年数が染み込んで、高野豆腐のお出汁みたいに溢れ出てくるものだと思う。 「癖」の良し悪し 思考の癖があることで、私

          思考の癖を取り去りたい。

          26歳、人生の岐路、のその後。ー転職して変わったことー

          あれから、半年。 2022年10月24日、私はふと今の自分の現状を顧みてそれを文字として誰に届けるわけでもなく、自分の記憶にも留める訳でもなく書き連ねたのだ。 岐路に立った私はカードを宙に投げ打ったとでもいうか。それは風の吹くまま、ふと落ちた1つを手に取ったように私は新たな職に就くこととなった。 直感的で気分の向くまま。計画性皆無の私の人生はどうなっていくのだろうと、思うときもあるけれど、わくわくが大きいのも事実である。 6カ月ぶりに社会に出る。 実に半年間。私は仕事を

          26歳、人生の岐路、のその後。ー転職して変わったことー

          注釈の多い生活(※)

          シャンプー、整腸薬。 テレビのコマーシャルは印象的なキャッチコピーが大切。 数秒の間にひとことで目を引くようなものを。 SNSが普及して文字、言葉に溢れたこの時代。数多の情報の中から、人々の目に留まらなければいけない。 けれど、嘘もいけない。抽象的な表現は印象を残すけれど信頼を得られない。 そんな時大活躍なのが「米印(※)」 画面の隅っこに度々登場して、キャッチコピーの補足をしてくれる。 ※使用感のこと ※個人差があります …等々。 毎画面ごとに登場しては、補足活動に忙し

          注釈の多い生活(※)

          さよなら私 みうらじゅん

          あ、なんだっけ。 あの人の本だ。ロン毛でサングラスをかけている人の。 字も少ないな、読みやすそう~。 そんな風にラフに読み始めたこの本だったけれど、まさか自分の価値観を変えてくれるなんて思いもしなかった。作者のみうらじゅんも何をしている人か良く知らなったけれど、それで正解だったらしい。 適当に読み始めた、適当な私の行動は、この本を読むにあたってベストなスタートであったと思う。 軽妙で、滑稽。スラスラと短い文が私の思考を追撃してくる。 馬鹿らしいのは、作者か、私か。どちらも

          さよなら私 みうらじゅん

          26歳、人生の岐路に立つ。-仕事を辞めて気づいたことー

          つまるところ、再出発というもの 26歳。 20代半ば、数ヶ月前に大学を卒業してから働いていた職場を、辞めた。辞めることに迷いはなく、辞めて後悔したこともない。 23歳から26歳まで。たった3年間、されど3年間。色々な人と出会えたし、経験出来たと思う。ありきたりだけど、成長できた3年間といえる。 私の、仕事。 私がしていた仕事は「コミュニケーションの専門家」とも言われる「言語聴覚士」というお仕事。脳卒中後の後遺症である言語障害や、飲み込みの障害に対してリハビリを行ってい

          26歳、人生の岐路に立つ。-仕事を辞めて気づいたことー

          誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち 黒川祥子

          大学生の時、発達心理学の講義で虐待の話を聞いて、読んだもの。 19歳、ただただ自分を無力感と、焦燥感で埋め尽くされていたとき。 当時読後に書いた文章の正直なまま。殴り書きのよう。 読んでいる途中、何回も辛くて泣いてしまった。殴られるたびに、暴言を吐かれる度にそのときの心情を想像してみるけど、わからない。 それは私がその経験をしたことがないからじゃなくて、家族は抱きしめ合って、暖かくて愛に溢れる存在だってことを知っているからだと思う。 私が勉強できるのも、誰かと友達になるのも

          誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち 黒川祥子

          大人へのグラデーション

          休憩時間、就業規則上60分。 実際は午前中のカルテを半分無意識化で入力しながら午後の準備。ああ、明日の資料を準備しなきゃと書類の作成。それだけであっという間に30分が過ぎる。 急いで社員食堂へ。 大好きな油淋鶏に少し心が躍る。小さな幸せを噛み締め味わう暇もなく、ひたすら胃に食物を押し込む。 その間もひたすら思考する。 効率的に午後の仕事を終える為、なるべく残業しないようにする為、あれやこれや。 残り時間、10分。 片目で時計を気にしつつ、歯を磨く。 なんとなく、目の前の

          大人へのグラデーション

          りぼんの結びめ

          ピンポーン。 「ん?はーい。」 「あ、たっちゅびん」 予期しない音が鳴る。反射的に返事をする。 生まれてこのかた2年。未だ切ったことのない、腰まで伸びた髪が縦横無尽に揺れながら、玄関へと駆けてゆく。 「…さんですね、はい。…失礼します。」 文言上のやりとりをして、配達員が扉を閉める。あたたかな風がふと自分と娘の間を通り過ぎる。 片手には段ボール製の箱、シンプルな花柄の紙で包装されており、赤色のリボンがおまけの様にキュッと結んである。ふわっと香る、青と赤のにおい。 赤色のリ

          りぼんの結びめ

          ほんの出来心で 

          思えば、文字の好きな人生でした。 本を読んだり、文章を書いたり。小さな世界に閉じこもって大きな世界を創造することが得意だったと思う。感情を言葉に出来ない時は、文字に書いていた。嬉しさも悲しさも怒りも、文字にすることでより私の中で明確な感情となっていた。 始めようと思ったのはほんの出来心。 今日ふと書いてみようと思ったので新規登録をした。何を書こうとか、誰かに読んでほしいとか何も考えていない、正直。 だからかとてもわくわくしています。拙いけれど少しずつ書いていこう。 道

          ほんの出来心で