「ペンションメッツァ」を見たら浄化された話
先日、久しぶりに夫がWOWOWを契約。
体の異変で少しナーバスになっていた私だったんですが、癒しを得たというお話をしたいと思います。
WOWOWオンデマンドで、「ペンションメッツァ」というドラマを見ました。
全6話で、私は「むかしの男」の話が一番好きです。
緑に囲まれた少しファンタジーな世界観の中で
小林聡美さんがとても好きです。
20代前半から「かもめ食堂」をはじめ、いろいろな作品を見てきました。
私が個人的に大好きな作品は「パンとスープとネコ日和」です。
▼ DVD BOX
▼ 単行本
パンとスープとネコ日和は街中のシーンが多いのに対して、ペンションメッツァは森林の中が舞台になります。
パンとスープとネコ日和やかもめ食堂の時のように、室内としてのペンションの空間やインテリアは北欧の食器や素敵な家具に囲まれ、「こんな風に過ごせたらなぁ」と思わせる雰囲気が満載です。
基本的には、ペンションを一人で営む小林聡美さんと、お客さんとの出会いややり取りが中心となります。
なぜペンションをやっているのか?一人なのか?そういったことは深く言及せず、ふんわりとした小林聡美さんの雰囲気に飲み込まれて話が進んでいくような感じです。
また、出演はもちろん人ばかりなのですが、どこかファンタジーな要素があります。これはネタバレの恐れもあり、また人によって感じ方・受け取り方が違うので割愛しますね。
もたいまさこさんも出演されていますが、その妖精感が半端なく(あくまで主観です)だんだんムーミンに見えてくるよう・・・そんな風に物語を楽しみました。
どんなに一人で居たくても人は一人では生きられない
「一人で居たい」「一人が好き」という方は少なくないでしょう。
私もその一人です。
けれどそれって実は、家の向かいに、周りに、買い物に行った先のスーパーやコンビニで、私たちは誰かがいる気配を感じて安心して生きている、ということなんです。
一人で生きていっている、いけているように見えて、接触こそしなくても、人の存在感や温かみを感じられるから正気でいられているに過ぎない、のです。
私はそれを知った時、自分の住む街の人々に感謝の気持ちでいっぱいになったりしたんです。人は人のいない世界にポツンとひとりぼっちで存在してしまうと、たちまち精神が崩壊していくようです。
私が今書いたこのことについて、ドラマでまた感じられたんですね。
とっても"いい感じ"に、一人で居て、一人じゃないんですよ。
ペンションのオーナーとしてどっしり存在する小林聡美さんと、お客さんとの距離感。これもまた絶妙で。
近過ぎないけど遠くない。遠くに行かせ過ぎないけど、旅立ちの時はそっと送り出せる。
私は親子間や家族間の距離感や交流の仕方にさえ、思いを馳せてしまいました。
ドラマの世界観をデコで表現して感想をノートに記す
いつもと違ったノートの使い方をした日となりました。
マインドウェイブさんから出ているViewステッカー。
こちらのシールは可愛いのですが、アウトドアのシーンを思わせるものが多く、なかなか出番が多くないのが現実でした。(私はインドア派です)
ドラマの中は森林が多いのですが、実際にキャンプをしてる人も出てきます。
映画やドラマを見たときに、こんな風に残すのも楽しいなあと思えました。
なんかが挙げられるなあと感じます。
誰もがみんな、特別な物語を持っている
この言葉いいですよね。
全ての人がそれぞれに、その人だけの物語を持っている。
そしてそれがコンテンツになる時代でもある、面白くて素敵です。
ドラマの中では、そっと寄り添ってその人の物語を "聴く"
一話一話、そんなシーンが多いんですがそこにまた小林聡美さんがそっと一言添えて、それが相手に影響を与えていることが伝わってきます。
疲れている時こそ、ただただ流しておくにもいいドラマ、そんな気がします。
色彩心理的にも、緑色には癒しや安心するような効果があり、実際に森林に行くのも心身に良いと言われているんですね。
ドラマを見て、自分にはこういう場所に行くことが必要なのかなあ・・・と思ったりしました。
衝撃的な要素や劇的なシーンというのものはありません。
「ただただ時間が流れていく・・・その中で出会った人と人との物語」
そういうイメージがぴったり。
ほっこりと作品を楽しみたい方にオススメです。
自然の景色は見ているだけで癒されますし、肩の力抜ける感じがします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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