見出し画像

映画『ニック・オブ・タイム』から学ぶライフ・コーチング ~Have-to回避とWant-to達成が人を創造的にする~

昨日NHK BSプレミアムで放送された映画『ニック・オブ・タイム』を観ました。

創造的回避。
やりたくないことがあるとき、人間の脳はやらない方法を創造的に創り出す。


おはようございます。
とこま(tokoma)です。

ライフ・コーチである僕、とこま(tokoma)視点からの映画『ニック・オブ・タイム』の学びを書かせていただきます。


この映画からの学びは、それは

Have-toの回避とWant-toの達成が人をクリエイティブにする

ということです。


お話しはこんな感じです。

元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士ワトソンは、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。
彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。
時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援のワトソンは、知事の女性秘書の協力を得るのだが・・・。
(「allcinema」より一部引用 https://www.allcinema.net/cinema/28699)


創造的回避とは、強制的に何かをやらせようとしたときに起きる逃避行動です。

傷つくこと、痛いこと、不快なことに対しては、無意識のうちに避ける方向に進んでいきます。

創造的回避の状態では、無意識が、創造的にそれを避ける方法を作りだそうとします。


まさに主人公のジーン・ワトソンは、最悪の事態を避けるために創造的に発想し、創造的に行動をします。

しかし、その創造力を上回る創造力で暗殺グループはジーンの回避を阻止します。

ですが、ジーンにはもう一つの力があります。

それは娘を守りたいというWant-toによる創造力です。このことが、さらに彼をクリエイティブにしていると思いました。

なんとしても暗殺をさせようとする側と、それを回避して娘を助けたい普通のお父さんの戦い。

暗殺グループが考えていた想定外のアイデアを、普通のお父さんが創造し行動する。この掛け合いがこの映画の醍醐味です。

また、映画の中での時間と観ている側の時間がほぼ同じに流れていきます。

主人公と一緒に行動しているような不思議な感覚です。(映画「真昼の決闘」もそのようなつくりでしたね。)


最後に創造的思考をする環境について個人的を書かせていただきます。

この映画のように切羽詰まった状態でもクリエイティブな発想は生まれるのかもしれません。

ですが、この状態が継続されると疲弊していまいますよね。

ボク的にはリラックスしているとき。
その時がもっともクリエイティブな発想が生まれる脳の状態かと思います。

例えば、お風呂に入っているとき、車を運転しているとき、就寝前のベッドのなか、好きな音楽を聞いてのんびりしているとき・・・など。

このようなリラックスしているときに、思考をつかさどる脳のなかの前頭葉が活性するそうです。

ですので、何かアイデアを出さなきゃ、という緊張状態ではなく、リラックスして考えることをおススメします。

自分にとってリラックスできる時間や環境を一日のなかで、数分でもつくるようにしたいですね。



今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?