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noteのいいところは、なんでもあるところ。

 これが、今から1年ちょっと前に書いた「note でよかった」話。これはちょうど小説が応募していた文学賞を落選して、これから小説に特化したプラットフォームを使おうかどうしようか……と考えていた頃のポストだ。結論としては、「小説投稿サイトは使わない。noteで書く」というものになった。

 その理由を、次のように書いている。

その大きな理由は、ふたつある。ひとつは、小説投稿サイトは小説しか存在しない世界なんだなあ、とあらためて実感したということ。もうひとつは、小説しかない世界なのに、小説としてその場に存在できる幅がとても狭く感じられたことだ。

 思うに(今でもそう思うが)、note の一番の特徴というかよいところは、「特化していない」ということなのではないだろうか。何を投稿してもよく、どんな使い方をしても構わないところ。

 わたしにとって note という場は、読んでくださる方に読んでもらえる作品を投稿する場所であるとともに、かつて拠点としていた「個人サイト」に近いような気持ちもある。

#はじめてのインターネット  にも通じてくるような話だが、わたしがインターネットで作品発表を始めた頃は、テキストを打ち込めばアップできてしまうようなプラットフォームは整備されていなくて、ホームページ作成ソフトと転送ソフトを使って、1ページ1ページ手作りしていたものだ。まあ、みんなそうだった。サイト作るにしたって、wix とか wordpress みたいな便利なサービスもなかった。自分のプロバイダとかそういうところで、ドメイン取るところから始めたのだ。

 余談ではあるが、わたしの本当の #はじめてのインターネット  は、ユーザー側じゃなかった。わたしが社会人になった頃に初めて一般的なものになり、その頃お役所相手の広告代理店にいたものだから、使ったこともないのにお役所のホームページを企画構成する羽目になったのが最初のネット体験だ。紙媒体とはまったく特性や使い方が違うのに紙媒体しか勝手が分からないものだから、七転八倒した挙句に多分メンタルを病む原因のひとつになったような気がする。その頃オフィスには、制作用の共用Mac3台しかなかったし。退職してからユーザーとしてはまりました。

 話は戻り、なので note には作品投稿の場、というよりも、活動拠点、のような気持ちがあるものだから、どんな内容でも投稿できていかようにも使え、自分のサイト的なまとまりもある note は、本当に使い心地がいいのだ。note と並行してホームページも作ったのだが、今ではそちらはほとんど休眠状態となっていて、note を自分のホームとして機能させている。

 そして過去記事内ではレストラン街のたとえで書いてあるが、note は投稿記事をざっくり「小説」「マンガ」「コラム」「写真」のような程度にしか分類していないのがいいと思う。小説投稿サイトの多くは、「女性向け」とか「男性向け」とか「ライトノベル」とか「恋愛」とか「ファンタジー」とか細かくカテゴリー分けしていて、自分の投稿作品をそのどこかに突っ込まざるを得ないが、自分の書くものはそのどこかに分類して突っ込むには、ちょっと自分に違和感あり過ぎなのだ。

 特に扱いの困るのが助平な記事の時で、わたしの書く助平記事は小説投稿サイトに投稿するならR-18カテゴリーに突っ込まざるを得ないが、R-18カテゴリーに入っているものはどちらかというとゴリゴリのアダルトコンテンツだったりして、何だろう、確かに子供に読ませたくはないんだけれどもアダルトコンテンツの中に入れると、読ませたい読者層を外すような気がする。

 そして読み手としても、タイムラインやおすすめに様々なジャンルの様々な投稿が現れてくるのがとてもよいと思う。全然知らない世界に出会えたりするし、それに最近どちらかというと、自分が詳しくない世界の話を読む方が面白いからだ。技術的な話だったり、理系的な話だったり。

 特化しすぎず縛りが少なくて読むにも書くにも自由度が高い。

 それが一番の、note の居心地よく感じるところだなあと思う。

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 今時間ないので、後ほど英文にしてポストしたいと思います!

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