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『ざつ』 お気楽TRPG日記45。映画秘宝のDUNE特集とか、TRPGフェスティバル・オンライン(エクリプス・フェイズ、シャドウラン、ザ・ループTRPG)とか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今週はだいたい、TRPGフェスティバル・オンラインの流れで。『ざつ』な深夜のTRPG酒場とかトークショーばっかり。

映画秘宝2021年11月号 見本誌到着

 朱鷺田はDUNE/砂の惑星特集にて原作関連の解説記事を担当。

……という訳で、先行試写会で「DUNE/砂の惑星」を見ております。

久しぶりに機密保持契約書とか書いた(汗)

すでに、SF関係の皆様はご覧になった方も多いかと思いますが、原作愛がかなりガツンと来るので、フランク・ハーバート好きにオススメ。リンチ版も好きだし、ホドロフスキーのドキュメントも大好きですが、今回のは、原作再現度が高いところがよい。先行策へのリスペクトもあり。

原作では、新訳の2巻の半ばまでなので、ポールよりは、ポールの父親レト・アトレイデス伯爵、レディ・ジェシカ、ハルコンネンの話がしっかりあり、見どころ満載。
あと、ティモシー・シャラメの美形度が異様でアップの時の存在感がすごいね。ざつな表現ですが、刀剣乱舞の劇場版に出ても負けない(いや、違う)。

ぜひ銀幕で! ぜひIMAXで!

おかげで、新訳を読み直しました。
40年前の4部作で読んだので、訳語が変わり、こうなるのか!という新たな発見も。

TRPGフェスティバル・オンライン


 9/18.19は、TRPGフェスティバル・オンラインでした。

 今回は、「シャドウラン」のGMを西上柾さんに、「エクリプス・フェイズ」を岡和田晃さんに、「ザ・ループTRPG」を塚越冬弥さんにお願いし、トークショーのみの参加としました。当日、PCのマイクが認識されなくなり、スマホのDiscordで音声参加という形になりました(汗)。

 GMじゃなくてよかった。マイクを新品に交換しても認識されなかったので、PC側の問題だな。ジャックが死んだのかな? 前日の音声チェックではOKだったので驚きました。

 1本目のエクリプス・フェイズ・トークショーの頭で死んだので、司会進行を岡和田さんにおまかせし、待兼さん、見田さんとのトークと「サンワード」の解説で進めてもらいました。ありがとうございます。視聴者の皆様、失礼しました。

 「エクリプス・フェイズ」のトークショーは、「サンワード」発売記念という形で、翻訳チーム勢揃いの話になったので、それはそれで面白くなったと思います。

 「エクリプス・フェイズ」の今後としては、今週、アトリエサードさんから、岡和田晃さん編集のシェアード・ワールド・アンソロジー「再着装(リスリーヴ)の記憶」が出ます。ケン・リュウをはじめ、内外のSF作家が結集したユニークなアンソロジーですので、ぜひともお手に取ってください。TRPGに興味のない方でも、最新SFの傑作選となっておりますし、岡和田さん、待兼さんらの丁寧な作家解説は一読の価値があります。

 また、「サンワード」の刊行に伴い、市場在庫が払底している基本ルールブックの増刷も編集部にプッシュ中です。もう少々お待ちください。この話の過程で、電書版も俎上に上がりましたので、契約など周辺状況がまとまりましたら、そういう形の提供もしたいものです。

 後、Role & Roll誌上の記事やシナリオをまとめたいと思っておりますので、応援よろしくお願いします。それ以降は、外惑星圏を扱った「Rimward」とか翻訳したいところであります。

 「シャドウラン」のトークショー「シャドウランこわい」は、翻訳チームでももっともルールに精通した男、西上柾さんをメインに、翻訳とルールの裏話をするというヤバい企画。ヤバいので、「応援プラン」向けの有料枠になりました。ヤバい。このざつな語彙。

 ここからスマホのDiscordでの対応になりました。結構いけるもんだ。

 内容は、翻訳チームの愚痴連発で、色々ヤバいのですが、アーカイブされるそうなので、そちらを聞いてください。『ざつ』な丸投げ。

 今後の予定としては、Role & Rollの記事やシナリオをまとめた国産サプリメントの製作が決定しました。ワールドガイドやシナリオ、ルール講座などをまとめますので、お楽しみに。某方面にもこっそり発注しました!

 その後は、コア・ルールブックの翻訳を進めております。予算とか諸般の兼ね合いがありますが、「Seattle Sprawl」とか「Street Grimoire」あたりからコアのラインを進めたいです。これも売れ行き次第のところがありますので、ぜひ、応援をよろしくお願いします。

 立て続けに、「ザ・ループTRPG」のトークショー。

 翻訳チームの塚越冬弥さんともんすとろーむさんを迎えて、「ザ・ループTRPG」とは何か? から始まり、翻訳裏話とか、ルールブック掲載のキャンペーンを遊ぼうとか、シナリオ集の紹介をした後、続編に当たる「Things From the Flood RPG」の紹介。こちらも原作の「フロム・ザ・フラッド」がグラフィック社で翻訳されているので、次に翻訳できるといいなあ、という感じです。舞台はループが閉鎖された1990年代後半のスウェーデンのメーラレン湖地方。PCは15-19歳のティーンになり、青春ダークホラーSFな事件に遭遇します。あ、「ザ・ループ」のキッドは死にませんが、「フロム・ザ・フラッド」のティーンは死にます。うわ、ざつな説明だ。

 後半は、「ザ・ループTRPG」を生み出したスウェーデンのゲームメーカー、Fria Ligan(フリーリーグAB)の紹介。「Mutant Year Zero」をベースにしたゲームエンジンで、ナラティブなTRPGの可能性を追求、「ザ・ループTRPG」で国際的にも高く評価され、ビッグネームになりつつあるところ。

 再現性の高い「Alien RPG」に続き、指輪物語の世界を舞台にした「The One Ring 」や、第三次世界大戦でのサバイバルを扱う「Twilight 2000」のリブートなど、目が話せないメーカーです。

 30分休んで深夜0030からは、「ざつな深夜のTRPG飲み会」。

 お約束通り、いあいあ!とか叫んで黄金の蜂蜜酒を飲みながら、TRPG関係の雑談という企画でしたが、ハロウ・ヒルの鮎方さんがゲストトーカーに来てくれたので、ハロウ・ヒルが翻訳刊行している海外の野心的なTRPG、『スケルトンズ』とか「青灰のスカウト」とか「マイクロスコープ」とか「ダイアレクト」とかの話を聞く。よく考えたら、1時間半、ひとりでしゃべるとか大変だったので、助かりました。鮎方さん、ありがとうございます。

 次はゲームマーケット2021秋の「ファイナル・ガール」ですか、楽しみです。それ以降もなかなか濃いラインナップが予定されている(Blade in Darkとか、レックス・アルカナ)とか。

 お互いによっぱらっていたので、考えたけれどボツになった企画とかもあり、「ザ・ループと、トレイル・オブ・ザ・クトゥルーは考えましたが、諦めました」とか、「ガムシューは一度、翻訳を考えたが、自分のGMスタイルと合わないので、諦めました」とか、「石油王募集中!」とか、ヤバげな話をした挙げ句、DTP問題からなぜか、ジビエ肉の話へと流れました。さすが、真夜中の超「ざつ」なトークショーだ。

 まあ、そういう訳で翌日はダウンしてました。年やねえ。

 ちなみに、翌朝の「トロピカルージュプリキュア」は神回です!


ざつな深夜のTRPG飲み会用酒
黄金の蜂蜜酒 名前を言ってはいけません。いあいあ!
白ワイン Sashimi
六角ジン
シェリー Alvear
カリー春雨
一ノ蔵無鑑査辛口
純米吟醸衆議院  国会議事堂の脇で売ってます。参議院はない。



 



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