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無視されてるけど、無視されていない

ずっと、
無視されていると思っていた。


私のことを見たくないから
考えたくないから
関わりたくないから
無視するんだと。


レイ友ちゃんと話していて
私は何気なく言った。


「メッセージ送ってもスルーだよ。
無視されてるんだ。」って。


すると、レイ友ちゃんは
「無視するって、実は
ものすごいエネルギーが必要で
それが大切な存在であればあるほど。

無視するということは、
無視してないということ。

どうでもよければ、
わざわざ見せないようになんかしない。」


そうか、
「無視する」ことで、
私が彼に振り回されないよう、
私と彼とを切り離して
「私」で在れることを
促していたってこと?


外側で起こる事象に
いちいち振り回されないように
自分の内に集中できるように。


なぜなら、
自分の内に彼はすでにいるから。


いつもそばにいるよ、って
語りかけてくれていたことに
今さらながら気づいたよ。


私から湧き起こる感情、言葉。
いつも彼と共有していたことを。


話しながらカラオケ屋の前を通ったとき、
不意に流れてきた。


いつもそばにいるよ
君を笑わせるから
やわらかな風に吹かれ
君と歩いていこう

「桜」河口恭吾


あまりにもタイムリー過ぎて
レイ友ちゃんと二人
顔を見合わせて笑った。

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