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自慢の吸収力

相変わらずいろんなものを見たり聞いたりしています。

■映画「シン・仮面ライダー」
仮面ライダー、私は平成のをいくつか、昭和のは何話かぽちぽち見たことがある…という感じなんだけど、そんなにわかでも、エンタメとしてかなり楽しかった。
個人的に興味深かったのが、画面の色味とか影の落とし方に“昭和のテレビの感じ”を持たせていたところ。他にも、BGMの使い方や、アクションシーンとそれ以外のシーンのギャップの作り方など、全体的に、演出の足し算/引き算の妙に唸らされた。

あと、森山未來が美しかった。森山未來が、美しかったです。


■小山田圭吾×大友良英の配信ライブ
二人がギターや各種素材を用いて即興で音を作っていくライブ。事前に決まっていたこのイベントのために、坂本龍一が音源を送っていたとのことで、それに合わせての演奏。
いろいろな場所で追悼企画などが行なわれているが、教授本人が制作した音源をここで完成させるというのは、何よりの「弔い」となっている気がした。
1時間ほどのライブ。増幅し、深まり、時に宙に消えていく音。緊張と弛緩を繰り返して広がる空間。


■ETV特集「大江健三郎さん ノーベル賞の旅」

1995年の特番の再放送。スウェーデンでのノーベル文学賞受賞時の講演「あいまいな日本の私」を中心に、現地での様子を追ったもの。
自身が見てきたものを作品にし、それを読んだ人への影響を、また、それが世界に及ぼす影響をすべて視野に入れて作品を作ってきたのだなと感じた。
番組の最後で「今度はファンタジーを描きたい」と話していたのだけど、私が今読んでいる作品がたぶん、その言葉を受けて書かれたもの…だと思う。おお、タイムリー。

■「美味しんぼ」という病
記念日。夫とちょっといいお店にご飯を食べに行く。
しかし最近ずっと「美味しんぼ」を見ているので、料理に感想を言おうとする度に「これが経験から生み出される技ってやつか…」「なっ、なんという美味…!」などとAR山岡士郎やAR海原雄山を呼びださずにはいられない。
前菜が美しく盛られたお皿に「わあ、すてき!」と言った瞬間、即座に「栗田さんだね」と返された時、ああ、結婚してよかったなと思いました。

しかし、これだけ散々書いておいてアレですが、最近本当にインプットばかりでアウトプットが少なくなっていて、良くない。
こら、Tokin!お前はその程度の情熱で、立派な料理人になれると思っているのか?!(思っていません)


今日の絵

作ったり運んだり!


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