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ライカSL2-Sはお仕事カメラになり得るか。気に入っている4つのこと。

ライカがお仕事用に作ったカメラだけあって、最近はもう仕事も生活も全てこれひとつで撮っている。テザリングできて、防塵防滴、ボタンのカスタマイズ性も高いので愛着が湧く。なにより仕事でガシガシ使えるライカというのが新鮮。

新しいカメラを導入する時は必ずテストを行うようにしている。メーカーからレンタルできるならレンタルして、数週間から数ヶ月しっかり使ってみるのだ。日常を撮ることはいつでも簡単にできるが、仕事で使うとなるとある程度の準備と計算が必要になってくる。SL2-Sを4ヶ月ほど使用してみて、仕事にも十分に耐えうるということがわかってきた。むしろ自分の中でキャノンやソニーがもう必要ないことを確信しつつある。

趣味や作家活動を行うだけなら、フィルムでもなんでも好きなカメラを使えばよいが仕事が絡むとそうも言っていられない。荒木さんや森山さんみたいに天才でもないし、僕のようなレベルの写真を撮れるフォトグラファーなんてゴミのようにいる。写真業界はとっくにレッドオーシャンで、稼げない業界なのだ。

そのような中、生活と仕事をスムースに行き来できるカメラを持つことはせめてもの救いとなるのではないか。生活の延長線で、カメラを持ち替えずにそのまま仕事に取り組めるのはストレスの軽減になりそうな気がしている。本国送りの修理で30万とられそうになっても、仕事カメラであれば割り切って経費として出せるし。

特に気に入っている点を4つあげてみる。

1、4:3のトリミングが使える

トリミング比率をいろいろと変えられる。目立った機能ではなく、日本製のカメラにもよくあるものだが、ライカで使えるというのが嬉しい。

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