撮影とアウトプットのバランス
写真する中で、撮影とアウトプットのバランスをいつも考えている。
撮った写真は人に見せることで写真となるということを何度か話してきた。その意図するところは写真=フィルムやプリントに物質的側面はあれど、写真は本質的にコミュニケーションのメディアであるということだ。撮影するだけではいけないし - それがヴィヴィアンメイヤーのネガのように、死後誰かに発掘されるならまだ救われるが - アウトプットだけでもいけない。写真はそもそも撮らなければ発表もできないが。
ではどのように撮影とアウトプットのバランスをとれば良いのだろうか?
写真を続けることができる人は、アウトプットの欲求が根本的に強い。承認欲求が強いとも言える。プロとして写真を生業にしている人は、アウトプットが無いことは収入が途絶えることを意味する。
アウトプットができていないとストレスが溜まってしまう、という人も中にはいるのではないだろうか。
撮影とアウトプットのバランスを上手くとるには、撮影から公表までの自然なサイクルを作り出すことだ。
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