大量の写真をいかに整理し、管理し、再生産するか。アーカイブの重要性。
You Tubeのストアを立ち上げ、これまでの過去作品をポスターとして販売することとなりました。現在作品をリスト途中ではありあすが、立ち寄ってみてください。
今回はこれに伴い、写真アーカイブの重要性について書いてみます。
やや神話的でもあるのですが、昔からデジタル写真においてはこのようなことが言われてきました。
「RAWファイルには現在の技術では再現できないくらい多くの情報が含まれているので、とりあえずRAWで撮影しておくことが大事。将来的に、再現技術が上がった時に、更に良い状態で写真を現像できる可能性がある」
写真をある程度やっている人なら一度は耳にしたことがある話しではないでしょうか。
実際、アドビを中心とした写真系ソフトウェアは進化し続けていて、少しRAW現像のベクトルとは異なりますが、例えば低解像度のファイルを劣化させずに引き伸ばせるスーパー解像度等の機能がフォトショップに実装されています。ここでは、もう既に、RAWの状態でなくても、とりあえず写真ファイルさえ残して置けば、未来のある時点で高品質な現像ができることを意味しています。
今回僕も上記のストアを作るにあたり、改めて過去のアーカイブを触るという作業を行いました。
そこで重要になるのが、大量の写真をいかに整理し、管理し、再生産するか。このステップをスムースに行えるほど、過去のアーカイブが資産として生きてきます。多くの写真家はこのような独自の写真整理のシステムを持っているものだと思います。
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