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芸術家派遣プロジェクト2022「声っておもしろいね!」

今年も機会をいただきました

 2022年6月15日(水)、鹿児島市の芸術家派遣プロジェクトの機会を今年も頂き、声楽アンサンブルカプリスで鹿児島市立花野小学校にお伺いして、「声っておもしろいね!」を実施しました。

 

実は2度目の花野小学校

 カプリスが花野小学校にお伺いするのは実は2回目。
 同じく市の芸術家派遣プロジェクトによるものでした。記憶が曖昧なのですが10年ほど前、当時は私の師でカプリスの代表だった田丸寛先生が体調を崩された頃で、急遽私が学校とのやりとりを引き継ぎ、先生不在の中、メンバーで協力して懸命に実施したことを覚えています。合唱部の子どもたちと女声陣が共演した思い出も。

今年もコロナとともに

 今年もコロナ禍にありながらの実施ということで、学校の先生方とたくさんお話をさせて頂きながら、様々な工夫をして開催に至りました。
 上・下学年に分けての45分×2回公演。体育館はすべての窓を開け放し、子どもたちはマスク着用。私たちは本番のみマスクなしでの歌唱をお許し頂きました。

思わぬハプニングも


 本番にはいろんなハプニングがつきもの。
 演奏中、開け放した窓の外からブオオオオーンと芝刈り機。つづいて遠くから近づいてくる選挙カーの熱心な声。
 上手に?MCで回収しつつ、体育館公演だからこその珍しいハプニングに笑ってしまう場面もありました。

「声っておもしろいね!」


 校歌のサプライズ演奏から、4つのパート紹介、女声合唱、男声合唱、そしてもちろん混声合唱。アカペラや、言葉を持たない「猫の四重唱」、私たちからのメッセージとして「ほらね、」など短い時間でしたが、たくさんの曲を聴いて頂きました。瞳を輝かせて聴き入る子どもたちを前に、今のカプリスにできる精一杯の音楽をお届けしたのでした。

忘れがたき「にじいろ」

 今回の公演で念願が実現。それは「子どもたちと一緒に歌う」ということ。コロナ禍になって以降、大勢で歌う、聴衆と歌うことは一切できなくなりました。しかし今回、ついに実現したのです。学校の先生方も実現のために様々な努力・工夫をしてくださり、2公演とも学校の6月の歌・絢香さんの「にじいろ」を最後にみんなで歌うことができました。

 もう、なんという喜びか。
 子どもたちの澄んだ歌声が体育館いっぱいに響き、私たちの歌声と重なってゆく、そんな瞬間があまりに久しぶりで、あまりに嬉しくて、歌いながら涙を堪えるのに懸命でした。(それはメンバーみんな同じだったようです)
 声っておもしろいね、歌ってステキだね。
 そんなことを、改めて私たちの方が教えてもらったようなひと時となりました。
 花野小学校のみなさん、ありがとう。

南日本新聞の取材を受けました

 この公演には南日本新聞の記者さんが取材にきてくださり、私が代表としてたくさんお話させて頂きました。記事は6月20日朝刊に掲載して頂きました。(私が話したことはほとんど使われていないのは、あれこれ喋り過ぎたからだと思います笑)

おわりに
 今回の公演が無事に終えられたことに、そして大きな喜びを持って終えられたことに心から感謝致します。カプリスのメンバーはもちろん、鹿児島市の方々、かごしまアートネットワークの方々、そして花野小学校の皆さんに心から感謝致します。ありがとうございました!




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