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【現役教員が】医療系の国家試験勉強でのポイントを解説!

医療系の国家試験は勉強範囲が膨大です。勉強方法が間違っているといつまでも点数が上がらないという状況に陥ります。

実際に現役の学生を見ていても、勉強法を変えるだけで点数が伸びる人がいます。

なかなか点数が上がらないと困っている人はぜひ最後までご覧ください。自分の勉強に取り入れれば、点数アップ間違いなしです!!


文章でまとめない

文章でまとめると、何が大切なポイントなのかがわかりにくいです。

箇条書き・表などにして要点がわかるようにしましょう。ひと目見て何を覚えるべきなのか、わかるようにする工夫が大切です。

関係性のあるものはなるべく1つの表などにしてまとめましょう。

医療とは関係ありませんが、わかりやすくするために「食品」で説明します。
「りんご」についてテストを受けるとしましょう。「りんご」に関係する内容が範囲だとすると種類・産地・糖度・栽培方法・単価などを覚えないといけないですよね?

これを種類別に1つの表にまとめるとわかりやすいですし、単価順で書くなどをすれば、関係性や他との比較もしやすくなります。

筆者作成

りんごについては全くの素人なので、表の内容は適当です。あくまでもイメージをしやすくしてもらうために作りましたので、ご承知おきください。
 

問題を見たときにどこが変えられるかを想像して、勉強すべき範囲を想像する

 例)◯◯損傷の患者の機能で残存してないものはどれか。
 このような問題であれば、◯◯の部分が複数あるものであれば、この部分は変更ができます。残存している。残存していない。も変えられますね。

このように考えれば、何をこの分野は覚えるべきなのかが明確になってきます。
 

「これぐらいでいいだろう」の考え方は危ない。

国家試験ではどこまで問われるかわかりません。過去の傾向としてどこまでの知識が問われているのかを確認して、覚える範囲は絞るべきです。

例)Parkinson病の薬の効果や薬害については問われるが、具体的な薬の名前までは問われたことはないな。しかし、睡眠薬系はベンゾジアゼピン系のような◯◯系のようなことは問われる場合があるから、薬のこともこれくらいは覚えないといけないのか。とわかりますよね。

薬に限ったことではなく、症状や病態などについても同様です。どこまで出るのかの傾向の把握は大切になります。
 

イメージしにくいものやイメージした方が覚えやすいものは図を書き込む。

参考書などで文章で書いてあっても理解しにくいものは図を用いて、わかりやすくしておきましょう。

復習のさいに参考書を使いやすいものにしていくのが大切になります。情報は1つにものにまとめておきましょう。 

ノートにまとめるのであれば、見にくい書き方はしない。うまく余白を使う。文字を詰めすぎない。色を使いすぎない。

ノートに書いてまとめている人も多いと思います。とにかく見やすいを意識しておきましょう。今は勉強したばかりなので、いいかもしれませんが、見返したときにわかりにくいとムダに時間を消費します。

単純記憶より、発生機序や解剖学的特徴から生じるものであれば、理屈から理解する。そのほうが記憶の定着率は良くなる。

麻痺はなぜ起きるのか?を理解するのでれば、神経の経路、神経の特徴なども理解していなければいけません。理解ができれば、神経の経路などの解剖学的知識も身につき、幅広い知識が得られるようになります。
なるべく、様々なものと関連付けて覚えていきましょう。

 すべてを書く必要はない

勉強をする参考書を決めれば、その参考書の何ページにこの図があるということだけを書いておけば良いでしょう。

さまざまな教科書を使って勉強を続けるのはおすすめしません。手間が増えるとやらなくなります。手間が増えると人間はめんどくなくなってやらなくなります。

ノートにまとめる場合は時間がかなりかかるので、国家試験までの残りの期間を考えてはじめるべきでしょう。勉強の開始タイミングが遅い場合は間に合わなくなるので要注意です。

本当の勉強は1周やりおえてから!記憶を定着させる作業がメイン。ここにどれだけ時間をさけるかが大切!

参考書を1周するのは勉強をはじめるための準備に過ぎません。
本当にやるべきことは2周目で記憶を定着させる作業です。ここに時間をかけたいので、なるべく早く、準備を終えたいですね。

文章中や選択肢の中にわからない単語・疾患があれば必ず調べる

「なんとなくわかる」をそのまま放置しない。「なんとなくわかる」➡「わかる」に変えていきましょう。

なんとなくでは、試験で2択まで削れたけど、最後どっちかわからない…。という状況になる可能性があります。

以上、勉強のポイントになります。もっと詳しく知りたい場合はこちらのnoteで紹介していますので、ぜひご覧ください。

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