見出し画像

詩|鳥居

ひろい広場の奥に
ひとつの鳥居がある

静寂の風景のなかに
澄んだこころの種がある

幾千の葉の絨毯と
梢の騒めく無数の音が
幾千のこころを刻みつける

本当が目の前に現れる

その本当のすべてを
留めておくことはできないが

なんども、繰り返し 味わえば
きっとかけらが 残るだろう

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?