クリエイターとして生きる覚悟
四日間ほど自分と自分の好きなことに制作を通して向き合っていました。
そこで思ったのは、やっぱり自分はクリエイティブなことは大好きだし、それを作るのも見るのも好きだということでした。一時期怖くて見ないふりをしていた時期もあったけれど、やっぱり逃げずに向き合いたい、という気持ちでした。
今、イラストを描きながら学生をして、たまに否定的なことを言われながらも自分の道を貫く努力をしています。イラストはなかなか広がらないしどうしたらいいかも全くわからないけれど、好きだという気持ちだけで今は進んでいこうと思います。続ければいつかきっと自分だけの道が開けるはずだと信じます。
四日間作品と向き合って、自分なりに思ったことがあるので、今日はそれを綴っていきます。
クリエイター
自分が思うクリエイターは
基本、孤独
です。制作をしている間、チームを組むことはあっても、やっぱり作っている間は孤独なんだと思います。自分との戦いなんだと思います。自分がどう作品と向き合うか、自分がどう作品を仕上げていくか、自分がどこで満足できるか、なんて色々な自分との戦いです。時間が限られている中でどこまでのものを仕上げるかは本当に自分次第なんだと痛感しています。
基本的に、制作は自分と作品の一対一のバトルみたいなものです。
制作の楽しさ、悲しさ、痛みは自分にしかわからないものです。
他の人には他の人の感じる楽しさ、悲しさ、色々な感情があって、それは共有できるものではないのです。
自分は、制作は楽しくも、痛いものです。
自分の世界をちゃんと見つめるのが自分はすごく怖いです。でも、自分の世界をちゃんと見つめたからこそ、できた作品がたくさんありました。目を逸らさずに生きてきたからこそ、感じられる何かがあって、そこから作品を作ることができました。
これは一例ですが、僕は逃げるのも時には大事だと思ったから、この作品を作りました。ネットでいろんな情報を手にできる世の中だからこそ、やっぱり時には目を閉じて、自分の世界を守ることだって大事なんだ、と思って作りました。
この作品を作っている間、楽しさもありました。でも、やっぱり痛かったです。辛かったです。自分の世界があまりにも狭いように感じました。孤独で、どんな反応をもらうのか怖くてしんどかったです。
これが、クリエイターの世界なんだ、と、作品を作るたびに痛感します。
でも、クリエイトは楽しくて、痛みも含めて、自分を成長させる糧にできるのが強みなんだとも思います。
暗い部屋で、誰も見てくれなかったらどうしよう、なんて思いながら、それでも自分の作品とひたすら向き合ってどんどんと仕上げていくのがクリエイターなんだと思います。きっと誰かに届いてほしい、と願うことしかできないのがクリエイターなんだと思います。
続ける意義
自分がクリエイトを続ける意義は、
続ければまた新しい世界が見れるから
です。クリエイトをすればするほどに新しいもので作品を作りたくなるのが自分で、今までは趣味としてやっていたものも気がつけばガッツリとした作品作りになっている、ということもあります。
基本的に自分のクリエイト活動は、自分の見た世界を他の人にも見てほしい、当たり前に隠れた日常に気がついてほしい、という思いからできています。だから、新しいことをすれば必然的に新しい世界の見方ができるようになって、また活動の幅が広がるのです。
続けないときっと自分は消えてしまうと思っています。
他の人とはちょっと違う自分でありたくて、周りとは違った、ちゃんと自分を持っている人でありたい自分は、クリエイトを続けることで自分を保っています。
きっとクリエイト以外にも自分と他者の違うところはたくさんあると思いますが、それでも、自分の中にここまで強く残っているのはクリエイトだけで、クリエイトをしなくなれば、きっと自分はなんにもない空っぽになってしまうんだと思います。(一時期やめていた時期も、実際はちょこちょこ自分だけで作って、作っては消してを繰り返していました。作っていないと自分じゃないんだ、という感覚がその頃からありました。)
新しいものを作るときに、一度世界を見渡します。
普段見落としているものもしっかり見つけます。
これだって瞬間がいつだってそこにあるんです。
あたらしい世界をこれからもずっと見ていたいです。誰も知らないかもしれない、自分だけが気づいた世界をこれからもクリエイトを通して知ってもらえるように、まだまだ進んでいきたいです。
一番嬉しいとき
クリエイターはやはりしんどいばかりではやっていけません。しんどすぎたらやめたくなります。孤独に苦しめられて、制作もうまくいかなくて、反応も伸び悩んで、しんどいばかりではどうしようもないこともあります。
でも、そんな真っ暗な中でも嬉しい瞬間はあります。それは、
誰かに届いて、「いいね」と言ってもらえること
です。その一言でいいんです。いいねの一言で。自分はそれに救われました。一人でもいいから自分の作品を見て、いいねと言ってくれたら、もうそれで十分なんだと思います。たとえ、自分の伝えたいことが1%しか伝わっていなくても、見てくれた、いいねと思ってくれた、という事実がクリエイターを支えるのだと思います。
お金とかではなくて、気持ちがクリエイターを生かすのだと思います。
きっとアンチばっかりで、もう自分さえも自分のアンチになってしまっても、誰か一人でもいいねと思ってくれていたら、自分はクリエイターをまだ続けたい、と思うんだと思います。
応援してくれる人の存在はとても大きいです。
感謝の言葉しか出てこないくらいに、いいねと言ってくれる人の存在は大きくて、自分を生かすには十分すぎるくらいです。
自分より才能があって、自分はまだまだなんだと打ちのめされても、それでもクリエイターの世界で生きたい、と思うのは、その嬉しい瞬間を少しでも期待してしまうからです。
強さ
クリエイターには、
逆境もチャンスに変える強み
があります。今がまさにそうです。
コロナ禍の状況で、今まで以上にネットでの活動に重きが置かれて、才能のある人たちがどんどん動いています。今だ!やるぞ!とここぞとばかりにやってのけるのがクリエイターの強みなんだと思います。
実際に自分もそうで、コロナ禍になって自粛するようになってから、自分の時間が増えて、クリエイト今まで以上にしていました。学業でできなかったことも時間が増えて少しできるようになったりもしました。
こんな状況で、みんなが同じ思いをしているからこそ、伝わる何かがあるんじゃないのかな、と僕は思います。だから、またゆっくりと制作をしていきます。
誰かに届けと願うことしかできないけれど、それはとても孤独で痛々しい戦いだけれど、負けずに進んでいけるように。
ネウ。
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