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2020/06-08

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つゆ入り~セミの声
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2020年6月の記事一覧

キャンセル

先週くらいに わりと近場に住む友人に 「当日でもいいから、夜とか誘ってよ」 と伝えていたのもあって、 昨日の昼に その友人から 「今晩、空いてない?」 とLINEにてメッセージをもらい、 「OKです、よろしく」 と返したものの、 若干の倦怠感が残っていたために 夕方に 「やはり今夜はやめにしてくれないか、、」 と申し出て、 結局キャンセルになった。 器の大きい友人なので、 もちろん怒っていないとは思うが。 昨日の件は、 生返事がよくなかった。 実は10年ほど前に、 土壇場

チューニング 06-4W

今週の頭、 やや疲れがたまる傾向にあり、 週の半ばの水曜日は、 何をやっても上手くいかない そんな日だった。 みなさん こんにちは。 どうも土丸です。 あれも失敗、これも失敗。 こんなに上手くいかない日は、 とにかくあきらめよう。 力を抜いて、 そのまま ラストまで流すことにした。 (そもそもいつも流しているのでは) 翌日の木曜日は、 塾勤務時代の後輩たちに会った。 場所は、東京の品川。 南方に住む 神奈川県民にとって、 山手線が走る東京エリアの 入り口として機能してい

-一寸法師-

小僧は、 町のみなを様々な方法で 苦しめている鬼を憎んだ。 暴行、強奪、放火、、 だったら おいらが成敗してやろう、 と意気込みを見せたのである。 しかし、 鬼退治をすることで みんなからの信頼を勝ち取り 加えてお気に入りに娘を得てやろう、 というやましい気持ちも多分にあった。 小僧が鬼退治を 画策していると聞きつけ、 近所の酒屋のおじさんが 駆けつけてきた。 お前1人で行かない方がいい おれも一緒に連れていけ その方が力になるはずだ と散々小僧に対し説法してきたが

二重螺旋構造

最近、、 でもないが、 自分は性格的に めちゃめちゃ頑固だな と思うのだ。 自分でもびっくりするくらい。 日々の生活において いやそれは違う とか、 なにかの本に書いてあることも いやそんなことはない とか、 思うのだ。 そもそも マニュアルというものが苦手で、 確かに大方のケースには 当てはまるかもしれないけれど 実際そんなこともないよね、 と思ってしまうのだ。 変な話だが、 宇宙の規模で考えた場合、 そこからの地球、 そこからの現代、 そこからの日本社会 となると、

-くもの糸-

天からは かのお釈迦様が 蜘蛛の糸を垂らし、 それによじ登ろうとする たくさんの人々が群がっていた。 そんな光景を、 タツシはぼんやりと眺めていた。 なんか、 めんどくさいな そう思って、 いつもように散策を続けた。 日頃から見慣れた 草花ではあったが、 いつも以上に愛おしく 目に映るのを感じた。 すると、 遠くの方に なにやら、 細いけれども たしかにぴんとした 糸のようなものが見える。 あれは、 なんだろうか そう思って、 近くに寄ってみた。 よく見ると、

-稼働-

キョウタは、 自分自身で、 今の部署において 誰よりも結果を残している という自負を感じていた。 あんなやつには負けない 負けていない、 そう思って 日々の業務に取り組んでいた。 しかし、 若手ながらの果敢な行動は 時に周囲の反感を買うことも多く、 ストレスを感じながらの 毎日を送っているのも事実であった。 その日も疲れて 寝床につく。 オーバーワークな ところがあるのも 感じてはいたが、 いまのところ それしかできそうにない。 すぐに眠りに落ちたが、 あっという間に

インスピレーション

ここ最近、 ずっと3時間睡眠+α で動いていて 結構キツイなあ、、 と思っていたところ、 昨晩から今朝にかけては 6時間くらい寝ることできた。 (4時間通して寝て起きようと思ったら、 もう一回落ちて+2時間ではあったが) どうも、 こんにちは。 土丸です。 そもそも、 なんでこのネーミングかと言うと、 大学に入って初期の頃 メッセンジャーを始めた時に、 即興でアカウント名を作らなければならず ええい、適当だ! という感じでその場で入力したもの。 その当時、メッセンジャー

-石橋-

「おいお前、ちゃんと課題は終わったのか」 「いま、やっているところです」 「なんだ、まだ終わっていないのか」 「はい」 「そんなんじゃ、高校に行けないぞ」 「すみません」 「きっちり課題をやって 下準備をして、用心してかかりなさい」 「それはつまり、 石橋を叩いて渡る、ということに近いですね」 「そうだ」 「でも、 もし叩きすぎて橋を壊しちゃったら、 どうするんですか」 「それはさすがにやり過ぎだろ。 石橋を叩いて叩き壊す、 ということになってしまう」

レクチャー

昨日の朝、 「あれ、今日はやけに電車が混んでいるな」 と思ったのである。 おそらく、 今週一週間は 「あれ、この国ってこんなに人がいたっけか」 と思うことが折に触れてありそうだ。 この感覚は、 学生時代の 定期試験前の光景に近いものがある。 「あれ、うちの大学ってこんなに生徒がいたっけか」 大学の講義は、 座学がほとんどだった。 僕も決して主体的な学生ではなかったから なんとも言えないが、 アグレッシブな学生にとっては 物足りないこと、この上ないだろう。 いまの感覚の

役者

昨日はなぜ いきなり憲法とか 言い出したのかというと、 やはり久しぶりに 『凶気の桜』(2002年 日本映画) を見たのである。 (おすすめはしない。特に女子に対しては) そう言えば、 その数年後に 『国家の品格』(藤原正彦) がバカ売れしたから、 そういう時代だったのかな。 主演は、 空も飛べる 窪塚洋介。 ドラマ『GTO』で はじめて彼を見た時は、 「なんか変な クルクルパーマが出ているぞ」 とさして 気に留めることもなかったので、 顔がそんなに 好きなわけでもない

武道館と13条

電車に乗る機会も増えそうで、 そうなると 車中では スマホの音楽+イヤホン が必要になってくる。 自宅待機中は ほとんど音楽を聴かなかった。 you tube でヒップホップのMVを 少し見るくらい。 となると、そもそも あまり音楽が好きではない のかもしれないが。 2008年の秋に 友人に連れられて zeebra の記念ライブに行った。 場所は日本武道館である。 「音楽の聖地」として 知られるこの場所で、 zeebra がライブをやる意義は 大きかった。 しかし、

リスタート

なぜわざわざ 床にグラスを置いてまでして 撮ったのか、 疑問、この上ない。 昨年の12月くらいに かの hulu に登録したのは、 何かの映画を見たくて そうしたのではあるが、 職場のゆうすけ君からは 「え、映画を観るなら netflix でしょ」 と言われ、 たしかにそうだよな と思いつつも、 契約しちゃったから しょうがないよな、 と思い直し 現在に至る。 hulu は単純に 国内の TVドラマ に強い。 あとはアニメとかにも強い。 で、ちょうどその12月頃に、 母

-屋上-

子供の頃によく訪れた 百貨店の屋上へ、 男は久しぶりに足を運んだ。 警察官の仕事にも慣れ、 なんとなく将来への展望も 持ち始めた頃である。 しかし、少しだけ 退屈な感じもあるようだった。 「お兄さん、いらっしゃい」 そう声を掛けてきたのは、 自分より20才くらい上の 中年の男である。 こんな店あったっけか と男は思ったが、 なんか面白そうなので 話を聞いてみることにした。 「お兄さん、こういった商品はいかがですか」 男が目を向けると、 台には 得体の知れない箱が