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レクチャー


昨日の朝、
「あれ、今日はやけに電車が混んでいるな」
と思ったのである。

おそらく、
今週一週間は
「あれ、この国ってこんなに人がいたっけか」
と思うことが折に触れてありそうだ。


この感覚は、
学生時代の
定期試験前の光景に近いものがある。
「あれ、うちの大学ってこんなに生徒がいたっけか」

大学の講義は、
座学がほとんどだった。
僕も決して主体的な学生ではなかったから
なんとも言えないが、
アグレッシブな学生にとっては
物足りないこと、この上ないだろう。

いまの感覚のまま、
15年前にタイムスリップして
大学の講義を受けることがあったとしたら、
おそらく20分くらいで
教室をあとにしてしまうかもしれない。

4年間在籍していて
(正確には5年間)
心底面白いなと思った講義は
一つしか思い出せない。

それは、国際政治学の授業で、
当時の教授の語り口には
なかなか引きつけられるものがあった。

ただの一般教養科目だから、
単位を落としたとしても
何の問題もなかったが、
大教室の2/3の席は
いつも埋まっていたから、
面白いと感じていたのは
僕だけではないはず。

大学教授のレベルにまでなると、
講義が上手い人は、
やはり執筆された書籍も読みやすい。

ぶ厚い参考文献を
読むのが苦手であったが、
言われてみれば、
定期試験前の時間がない時は
”超速”で読んでいたことを思い出した。
あの「火事場の馬鹿力」が
いつも出たら助かるのに、、
と思ったりもするが、
そもそも火事が
しょっちゅう起こっていたら、
気がおさまらずに
精神が崩壊してしまうだろう。

大学2年時の冬に
次年度からのゼミの選考会があって、
その面接にて
「最近面白いと思った授業、
という質問項目に
”国際政治学”と書いてありますが、
将来的にはそちらの方向へ進みたいのですか」
といった月並みの質問を
当時の3年生らしき人からされたので、
「いえ、私がいま勉強しているのは
法律であって、
政治学に関してはあまり考えておりません」
と答えたところ、
その3年生らしき人からは
ガビーーン!
という空気感が出てしまったようだ。
「おいおい、その質問自体は
専任教員を前にした
ただの点数稼ぎか」
と内心では感じていたが、
その選考会で落とされたのは、
果たして僕の方であった。


国際、、
と言うと
英語学習か。

春先にTOEICの受験を
申し込んだのだけれど、
微生物拡散の影響で
やはり受験することができなかった。

再度日程を調整しないといけない。
めんどくさいな。

しかし、
あのリスニングセクションを聴くたびに、
個人的には
学生時代の教室にて
ふざけたネタばかりを考えては
友人に披露していたことが、
頭の中に浮かんでしまうのだ。
やっぱり英語学習は
向いていないのかな。


でも、
この国は
いままで
「アメ本(あめぽん)」
で来ちゃったから、
とりあえずは
従っておいた方がいいのかもね。







以上

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