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診断書は書きません。そんな医者いるの?『実録!障害年金への道③』

「遡及請求」「障害認定日請求」にとって最重要ミッション、それは…

「障害認定日」を証明する「診断書」を手に入れること!!


はい。
よりによって。
最重要ミッションで、失敗です。

「「障害認定日」に通院していた病院に、診断書を書くの断られた!」「完」!!


えっ、そんなことあるの…?
カルテも残っているのに…??
お医者さんって、快く診断書を書いてくれる存在だと思ってた。
現実は、全然違いました。


ここで、前回のおさらいをば。

【私の脳内プラン】
①年金事務所に行って、私の納付状況が条件を満たしているかを確認。
②最初の病院の医師に、初診日を証明する為の「診断書」を書いてもらう。
③初診日から1年6か月後の「障害認定日」に受診していた病院の医師に、「障害認定日」を認定する「診断書」を書いてもらう。
④今の主治医に、現在の病状の「診断書」を書いてもらう。



①と②に関しては、前回の記事に記した『実録!障害年金への道②』を見てくださいね!
(通常は、こんなに診断書はいらない筈です)
今回は、③からです。

とりあえずですね、あの、
③が最も重要なんですよね、遡って申請したい場合。
ここの診断書が取れないと、遡及申請はほぼ……(膝から力なく崩れ落ち、糸が切れたように畳に伏し、ピクリとも動かなくなる)。


私がアンラッキーだったのは、
当時の主治医が、病院を辞めていた。
○「障害認定日」が古い日付であった為、面識のない医師に診断書をお願いすることになった。
○病院が「障害年金」の申請に対して、消極的だった(想像)。


上記三点が、敗因だと思われます。
まじかあ。


実は、様々な理由で、診断書を書くのを断る医師っているそうです。
つまり、これはお医者さんガチャ!!
ほぼ、運頼みですよね……。

一番大事な場面で運任せのガチャ、か。
人生って、そんなものなのかもしれない。

主治医運かなり大事



ちなみに、「遡及請求」が出来なくなった場合は、「事後重症による請求」に切り替えることになります。

1.障害認定日による請求
障害認定日に法令に定める障害の状態にあるときは、障害認定日の翌月分から年金を受給できます。なお、請求書は障害認定日以降、いつでも請求できますが、遡及して受けられる年金は、時効により、5年分が限度です。
2.事後重症による請求
障害認定日に法令に定める障害の状態に該当しなかった方でも、その後症状が悪化し、法令に定める障害の状態になったときには請求日の翌月から障害年金を受給できます。ただし、請求書は65歳の誕生日の前々日までに提出する必要があります。なお、請求した日の翌月分から受け取りとなるため、請求が遅くなると年金の受給開始時期が遅くなります。
                                                                                      by日本年金機構


私が「遡及請求」と言っているのが、「1」です。
何らかの理由で「1」が出来ない患者は、「2」に舵を切ることになります。
2は、今の病状が障害の等級に該当していて、現在の主治医に診断書を書いてもらえれば、請求できる可能性があります。
その場合、請求時期を遡ったりはせず、請求した日の翌月分から年金を受け取る形になるのです。

そう。2でも障害年金は貰えるのです。
ただし、過去数年間分の障害年金は儚く消え、なかったことに…。

これをどう捉えるかですよね。

もちろん、2か月に一度お金が貰えるなら、十分ありがたいことです。でも、できるなら1で請求したいというのが病人心。
いや、人の心というものじゃないでしょうか。


お金ですべては買えないけれど
お金で大抵のことは良い方向に向かう。



うつ病患者にとって切っても切り離せないのが、仕事へのストレス、休職や復職への焦り、将来への不安、金銭的な不安。
このどれかが少し改善するだけでも、病状が良い方向へ向かうんじゃないかと自分の体験から感じています。

精神的な病を抱えている患者に大金をあげたら、症状が劇的に改善するという話もありますよね。真偽不明ですが。

でも、あり得そうな話だと思ってしまう。
その人の病状と性質によるところが大きいのでしょうが、もし、私が宝くじの高額当選者になったら、劇的に安定する自信があります。

お金さえあれば自分に合わない仕事はしなくていいし、休職や復職も焦らなくていい。将来と金銭的なものへの不安が、激減する。
買ったことないですけど、買うべきですかね、宝くじ。

でも、大金を得たから、うつ病になったという話も聞いたことあるしなあ…

お金も大事



まあ、宝くじは置いておいて、やはり「過去の分も遡って障害年金を申請したい!」と考える人は多いそうです。
でも、実際の審査通過率は、2の方が高いらしく。
そりゃ、そうですよね。
1と2じゃ、難易度も、金額も全然違ってくるんだもの。そうを。

ちなみに、過去5年分遡って支払われることに固執してしまい、
とり憑かれたようになる人もいるのだそう。分かる。
遡及できる可能性がないのに諦めきれなくて、事後重症請求の手続きもしないまま、そこで立ち止まってしまう人。
その気持ち、分かってしまう。
うわ、気をつけなくては(自分に言い聞かせる)。


さて、最初に戻りますが、「「障害認定日」を証明する「診断書」を手に入れることが不可能であれば、遡って請求することもほぼ不可能です。

……しかし、まだ諦めたくない。
もうしばらくは、遡及申請の方向で足掻きたいと思っています。
100%不可能だと分かった時点で、すっぱり諦めます。

でもまさか、診断書を書いてくれない病院が、お医者さんがいるとは。
私が無知でした。
病院名をいっそ注意喚起したいくらい……
お医者さんってみんな人格者で、患者の味方なんだと信じていました。
カルテがあれば、とりあえず書いては貰えるのが一般的らしいんですけど。
どうして、○○ドクター……



そうだ。
「「障害認定日」を証明する為の「診断書」を断られたけど、「遡及請求」が通った!」という方のアドバイス、熱烈お待ちしております。
いないか……いや、粘ってみた方はきっといる筈。
よろしくお願いいたします。

現実って残酷


【予告(時期未定)】
『実録!障害年金への道』
~診断書がない場合どうする?試合終了ってこと!?~』

物事、そう簡単には行きませんよねえ…

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