後から気づくではもう遅い。保険の重複…
子供がこども園から持って帰ってくる園児への子供保険のチラシ。
怪我をしたとき、他の人のものを壊したりしたときなどなどを保障してくれる商品。
グレードがいくつかあって一番良いのでも月換算で1000円をこえないくらいの金額。
子供がもし自転車で誰かの車にぶつかったら、誰かの家の植木鉢を破壊したら、遊んでいてケガをしたら…
身近に潜む危険に警笛を鳴らしてくれていて、自分も入らないといけないと錯覚を起こす。何かトラブルに巻き込まれ弁護士に相談するとなったときも対策費用を保障してくれる凄まじい保障内容。
月に1000円以内なら入っておこうと何の躊躇もなく二人兄弟の上の子は加入。
そして月日が経ち上の子が卒園。案内書用紙が届き、下の子も加入を促される。
用紙に記入して子供のリュックに入れて…
しかし、ここで上の子のときの大失敗が脳裏をよぎる。
2年前に上の子が遊んでいるときに運悪く骨折してしまう事故が発生。
自分も含めて妻も初めてのことだったので病院に行ったりドタバタ。
子供は腕を骨折したものの、不幸中の幸いで利き腕とは逆だったので箸をもったりする必要最低限のことはできるようだった。
保険も民間保険がおりたことで、一安心。
やれやれ、やっぱり保険は必須だね。良い経験になったよ。
めでたし、めでたし。
と、いけばよかったのだが…
その後、子供も骨折が完治し平穏な日常に戻ったときにふと思い出す。
こども園で入った保険使ってない………
保険会社に寄付だけしていた最悪の結末。
ポジティブに捉えればプライスレスな安心というものを買っていた。
その強烈体験を思い出し、書いた申込書をリュックから取り出しそっとゴミ箱へ。
忘れていたことは問題であると思う。
ただそれよりも、同じような内容の保険に重複して入っていたことの方にショックを受けた。
万が一の備えとしては有りな選択肢かもしれないが、普段から切り詰めて生活している自分にこれはやり過ぎていたとしか思えない…
しっかりと自分が何の保険に入ってるかは把握しとかないといけない。身をもって感じた。
損をしたけど、長い目でみればこれからの人生の中で良い勉強になりましたとさ。
ちゃんちゃん。
おしまい
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