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大学生×学ぶ 6次産業化及び地域農産物の利用促進について

 東海学院大学管理栄養学科の1年生です。今日は農林水産省東海農政局 農村振興部都市農村交流課 神田和伸先生、小池克幸先生、大塚美々先生から『行政機関における6次産業化の支援施策と支援機関』と『地産地消~地域農産物の利用促進の取組み~』についてお話をお伺いしました。

6次産業化について知る

 6次産業化とは、農山漁村に豊富に存在する地域資源をフル活用して、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業とがあわさって、新たな付加価値を生み出す取組みのことだそうです。  
 6次産業化に取り組むことで、日本の農業や食料関連産業全体の拡大や農林業者の所得向上や農村漁村地域の活性化、雇用の拡大などのメリットがあるそうです。お話をうかがって、縮小が続いている日本の農林漁業を,成長させるためにも6次産業化は重要な取組なのだと思いました。

6次産業化について

地域資源を他分野と組み合わせることで6次産業化を発展

 令和4年度から『農山漁村発イノベーション』として、6次産業化を発展させ、地域の文化・歴史や森林、景観など農林水産物以外の多様な地域資源も活用し、多様な主体の参画で付加価値を創出していくこと取組みを推進しているそうです。かなり手厚いサポートがあることも知りました。
 6次産業化は、単に農家の方が、加工や流通部門に進出することだけではなく、多角化や他部門との連携を構築することを通じて,食料供給システム全体の情報・知識の流れを活性化し、農林漁業部門 や農山漁村における様々なイノベーションが促進されることが期待されているそうです。
 日本の人口が減少する中で、輸出拡大が重要だというお話を伺ったことがあります。イノベーションを促進すること で輸出が可能となるような製品差別化を実現することができるようになるのかなぁと考えました。ただ、地域の農業が輸出まで発展するためには、大規模化や競争力の強化などハードルも高いのではないかと思いました。

地産地消、地域特産物の利用促進について学ぶ

 地産地消についてもお話をお伺いしました。地産地消は、「食料・農業・農村基本計画」「六次産業化・地産地消法」「第4次食育推進基本計画」に則り推進されているそうです。
 地産地消の現状としてフードマイレージについてもお話をお伺いしました。食料自給率38%の日本ではやはりフードマイレージが諸外国に比べて高く、私たち一人一人が意識して環境負荷低減のための食の選択をしなければならないのだと改めて思いました。

地産地消について

お話を伺った私たちの感想です

「イノベーションの促進は、これからの日本の農業や輸出拡大においても重要になってくるのだと思いました。大変勉強になりました。海外でも『農山漁村発イノベーション』のような取組があれば知りたい思ました。」
「フードマイレージを今後調査をする予定があれば、最新の数値を知りたいと思いました。」
「有機農産物を給食に導入した事例などの地産地消の取組のお話をお聞きして、安定な有機農産物の確保や給食費の課題などを考えました。市町村の理解とサポートが導入にはとても重要なのだと思いました。」
「私たち一人ひとりが消費者として、エシカルな消費をしていかないといけないと思いました。まずは、地産地消を意識していきたいと思ます。」

たくさんの質問に丁寧に教えていただき、ありがとうございます。


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