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【ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋】おたがいの事情を知ろう。

おはようございます、とかげです。妻がふたごを妊娠中の、アラサー会社員です。

【ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋】を読んだ感想、心に響いた言葉をかきます。

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【ふたりは同時に親になる】の感想と心に響いた言葉

・妊娠期間というのは、(中略)約40週にわたって、ひたすら病気並みの体調不良と戦い続けるというのが現実なのです。

・出産は大怪我のようなもの

この文章を読んで、確かにそうだなと思いました。妻の様子を見る限りでは、むしろ「病気よりもつらい症状なのでは?」と感じます。つわりの辛さやお腹の苦しさ、疲れやすさ、睡眠不足などは、男にはわかりません。この辛さをわかろうとすること、妊娠期間が身体的にとても辛い日々であると知ること、その上で、自分にできることを考えて動くのが大切なのだと思いました。

また、「出産は大怪我」というのも納得。わたしの妻は双子妊婦なので、帝王切開の予定です。お腹をおおきく切って、何針も縫うのだから、たしかに大怪我ですよね。しかも、産後は赤ちゃんに哺乳しなければなりません。これは、大怪我した直後に自分の血液を輸血するようなものです。普通に考えたらあり得ないことをさせられます。そう考えたら、産後妻の体調が回復するまでは、家事も育児も夫がすべてやるくらいの気持ちで臨まなければいけないなと思いました。


・妊娠・出産により、助成は自分の身体が病気や怪我に相当するようなダメージを受け、その後は育児。家事にかける膨大な時間が必要になり、それまでに漠然と描いていた人生に大きな軌道修正を迫られるのです。

女性の妊娠・出産による人生の変化は、男性とは比較にならないほど大きいです。身体的な変化はもちろん、社会的な変化、時間的な変化があります。そして、変化はストレスです。妊娠・出産により、われわれ男性が想像できないほどのストレスを、女性は受けるのだと思いました。


・妊娠・出産のポジティブな面にしか目がいかない周囲の認識と、妊娠・出産にともなうネガティブな面に孤独に向き合うママとの間には、大きなギャップがあるのです。

たしかに、これまで他人の妊娠や出産をみて、「幸せ・楽しそう・かわいい」というポジティブな面しかみていなかったなと思いました。育児経験者に話を聞くと「痛い・疲れる・眠れない」などのネガティブな面をよく聞きます。わたしも、いざ子どもが生まれて当事者になると、周りとのギャップを感じるようになるのでしょう。特に、母親は周りからいろいろ好き勝手言われるイメージがあります。妻と同じ、親としての当事者意識を強く持って、妻に寄り添っていこうと思いました。


・「しかたない」は甘えだったな、家事に対する侮辱だったな、相手を軽んじていたな、と今でははっきり思います。

「仕事なんだからしかたない」
ドラマとかでよく聞きますし、自分もいつか言ってしまいそう。知り合いで育児している人はよく「仕事の方が楽」と言っています。多分、そうなのでしょう。「お金のために夫は外で働かなければいけない」という家庭が多いとは思います。もちろん仕事も大変ですし、嫌でもやらないといけません。けど、たとえお金を稼いでいるからと、「お金を稼いでいない家事育児よりも仕事が大切」と考えてはいけないのだと思いました。家事育児に関して、仕事を言い訳にしてはいけないと、本書を読んで強く思いました。


・育休を通じて、パパに実感が共有され危機感として心に残れば、その後も続くママの負担に共感できる力強い基盤となります。男性の「育休」というのは、「育休」後の持続可能な協力体制を作るための大切なベースの期間だと考えてください。

「育休をとると会社での立場がなくなる」という方は多いと思います。けど、育休をとらないと、育児の大変さを妻と共有できません。そして、妻との関係が悪くなってしまうのだそう。育休は、生まれたての赤ちゃんを育てるためにあるのはもちろん、将来の妻とのより良い関係のためにも、絶対にとらないといけないんだなと思いました。


・一緒に大変だったことは、いつか「あの時大変だったよね」笑いながら振り返ることもできるもの。でも、ひとりで耐えた記憶はパートナーへの不信感とセットで心に焼きついてしまうかもしれません。

いつか妻と「あの時大変だったよね」と洗いながら振り返れるのかな、と思えば、つらいことも乗り越えられそう。もし育児でつらくなったら、この言葉を思い出し、むしろ今の状況を楽しみたいです。そして、妻がつらくなっていたら、迷わずそこに飛び込んで、一緒に辛つらい思いをしたい。もちろん、わたしがつらい時には妻にも飛び込んできてほしいですけど、どうでしょうね(笑)


感想は以上です。

産後の「ずれ」を無くすには、妊娠・出産にともなうお互いの変化、事情をあらかじめ知っておくのが大切だと思いました。

第2章「産後のママのリアル」では、パパが知っておかなければいけない、ママに起こる4つの大きな変化が書いてあります。

第3章「パパのリアル、パパの事情」では、ママにおくれを取ってしまうパパの切実な事情が書いてあります。

夫婦で読み、お互いの事情を知れば、産後も仲良く過ごせるようになるはずです。


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(追伸)産後は夫婦関係が悪くなるケースが多い

さいごに、知っておくべきデータを紹介します。

以下の調査によると、産後は夫婦関係が悪くなりやすいことが分かります。

第1回 妊娠出産子育て基本調査(横断調査) 速報版 [2006年]

たとえば、「わたしは配偶者をねぎらっている」という調査結果を見ると、
・妻(妊娠期)  84.8%
・妻(2歳育児期)62.4%
と、年数を重ねるごとに右肩下がり。

また、「配偶者がわたしをねぎらってくれている」という調査結果では、
・妻(妊娠期)  79.9%
・妻(2歳育児期)49.9%
と、こちらも右肩下がりです。

夫の場合も同様です。


妊娠中は夫婦仲がいいから、自分たちは大丈夫と安心していませんか?

「自分たちは大丈夫!」と思っている人ほど、本書を読んでいただきたいです。

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