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【まじめな自分に疲れた人へ】「ゆるく考えよう」の感想

おはようございます。

先日、以下の本を読みました。



みなさんは次のような悩みを持ったことはありませんか。

・毎日ランニングするって目標を立てたけど、3日目で早くも挫折しそう。いつも3日坊主な自分はダメなやつだ。
・頑張ってるのになかなか出世できない。「諦めた終わり」とは言うものの、諦めなければいつか出世できるのだろうか。

やると決めたことが続かなかったり努力が成果につながらないと、落ち込んじゃいますよね。

わたしは就活で、今の会社以外すべて不採用でした。
周りの人たちの採用が決まっていく中、自分だけ不採用が続き、社会から必要とされていないんじゃないか、人生厳しすぎる、と毎日考えていました。

でも、この本の中で著者はもう少し"ゆるく"考えることができれば、人生がもっと楽しくなる、と言っています。

タイトルにもある通り、本書は「そんなに頑張らず、ちょっとくらい"ゆるく"考えてもいいんじゃない?」という感じの本です。

この記事では、わたしの印象に残った「ゆるい考え方」を紹介します。

仕事・勉強・育児など、一生懸命になって疲れているかたには、参考になるかと思います。


目標は低く持つ

私は高すぎる目標を持たないようにいつも気をつけています。今までの人生において、達成が不可能に思えるような高い目標を掲げたことはありません。(中略)そんな高いところを目指すより、少し手を伸ばせば届く範囲のことで人生を楽しめばいいと思っているからです。

高い目標を掲げることで、自分を奮い立たせる人もいると思います。

去年までのわたしもそうでした。

・健康のために、毎日30回スクワットをしよう!
・1週間にブログを3記事アップするぞ!

このような(自分にとって)高い目標を掲げることで、やる気を出していました。

高い目標を掲げることが「良いこと」だと思っていたんですよね。


でも当然ながら、高い目標を達成するのは難しい。

そして「頑張れない自分はダメなやつだ」と、自分を責めてました。


けど、そもそも目標は高くなくていいんです。

むしろ低いほうが達成しやすいので、やる気を継続しやすい。

自己肯定感もアップします。

・スクワットを1回でいいから、毎日続けよう
・アップする記事の数は気にせず、1行でいいから記事もしくは日記を書こう。

このように目標を低くしてから、以前より気持ちがラクになりました。


「他人に期待する」についても、考え方が似ている部分があると思います。

他人に期待しすぎると、多くの場合期待はずれに終わりますよね。

でも最初から期待しすぎなければ、たとえ期待はずれに終わったとしても「まぁ、そんなもんだよね」と気楽に受け止められます。


「高い目標を掲げるのが合う人」もいれば、「低い目標を掲げるのが合う人」もいます。

誰もが頑張ってお金を稼ぐ必要はないし、全員が甲子園を目指さなければいけないわけではありません。


今のあなたの目標、高すぎていませんか?

もし高い目標を掲げることに疲れているのであれば、1度大きく目標を下げてみてはいかがでしょうか。


人生は早めに諦める

私は、日本人は他の国の人より全体的に「諦めるのが遅いのではないか?」と感じています。そしてそれが不幸の元だと思っています。多くの人は、もっと早めにいろいろ諦めたほうが楽に生きられるはずです。


「学力」や「芸術センス」などは、半分以上は「遺伝」で決まるそうです。

「残りはすべて努力でなんとかなる」かと思いきや、親の収入などの「環境」も大きく影響しています。(塾や本の費用を払えるかどうかなど)


わかりやすい例を上げると、

・親がお金持ちの人は、働かなくても生きていける
・顔がイケメンの人は、そうじゃない人よりモテやすい

などがあります。


結局、努力でどうにかできる部分ってすごい少ないんですよね。

だから、好きでもない苦手なことはさっさと諦めようってことです。


例えば自分の子供は勉強が苦手だなと思ったら、勉強以外の得意なことにお金や時間をかけたほうが、子供のためになると思います。

わたしも苦手な仕事を頑張ることで成功を手に入れるのではなく、別の方法で幸せを増やしていこうと決めました。

仕事は最小限にし、家族との時間を大切にしようと思います。


この考え方は、以前に読んだ「1%の努力」に近い考え方だなと思います。

苦手なことは早めに諦めれば、無駄な努力をしなくて済みますよね。


ここで言う「諦める」は、人生のすべてを諦めて絶望することではありません。

「自分にはできないこともある」と理解すれば、別の選択肢を選ぶことができます。

諦めることは「悪いこと」でも「ダメなこと」でもないんだと、本書を読んで学びました。


世の中にはいろいろな生き方があります。

できないことを無理して頑張るよりも、早めに諦めて自分の「得意」や「ラク」を探したほうが、無駄に疲れず楽しく生きていけるのではないでしょうか。


以上、参考になれば嬉しいです。

「これまで苦労して頑張ってきたけど、もうちょっとラクに生きたいな」

本書は、このように考えている方におすすめです。

もっと自由に、楽観的に、今という時間を楽しむための考え方を教えてくれます。

物事には良い面と悪い面があるのです。どうせなら良い面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。


この本を読んでから、わたしの生活は特に変わっていません。

けど、物事のとらえ方や考え方が変わりました。

そして以前よりも気持ちが「ラク」になったと実感しています。


物事のとらえ方や考え方が変わるだけで、人生は楽しくなります。

もし今の生き方に「息苦しさ」や「疲れ」を感じているなら、本書を読んで「ゆるい考え方」を学んでみてはどうでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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