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【お金があると、つい使ってしまう人へ】「お金の真理」の感想

おはようございます!

・もっと高層階にある広い部屋に住みたい。
・もっとお金を稼いで、好きなものを好きなだけ食べる贅沢な暮らしがしたい。

誰しも一度は、このように考えたことがあるかと思います。

大きなことを成し遂げるために、「欲望」はとても大切です。

しかし、「お金の真理」の著者である与沢翼さんは、「腹八分目が最大の幸福地点である」と言います。

欲望はありすぎてもダメだし、かといって無さすぎるのもダメ。

大切なのは「程度」です。

お金持ちになりたいなら、満足できる程度を知り、お金との付き合い方を深く考えることが大切だと言っています。


今回は、お金との付き合い方のうち、”足るを知ること”の大切さについて紹介します。




■著者の与沢翼さんについて

・大学在学中にアパレル会社を設立し、年商10億円の会社に育てる。

・しかし、無理な事業拡大により、5年ほどで倒産。手持ち資金がなくなる。

・情報商材を扱ったビジネスで再び大金を得るものの、破綻。

・現在はドバイやタイで、株式投資や不動産投資をしながら暮らしている。


これらの経験から、著者が学んだお金との付き合い方が本書には書かれています。


普通に生きているだけでは学べないであろう内容でした。






■足るを知る


冒頭にも書きましたが、「腹八分目で満足できるようになるべき」と著者は言います。

なぜなら、人間の欲望には際限がないからです。

例えば、貧乏なときは狭い家、安い服で満足していたのに、収入が増えたとたん広い家に住み、高い服を買ってしまうなど。


本書の中で、著者は次のように言っています。

お金というのは人間の欲望を暴走させる可能性があるのです。(中略)人間の欲望は本当に恐ろしいものです。限界がありません。それと金銭が掛け合わさった先に転落のリスクが存在しています。

著者は以前、夜遊びで一晩1000万円のお金を使ったことがあるそうです。

しかし何度も失敗した経験から、腹八分目で満足することの大切さを学び、現在は毎月のお小遣いが3万5千円でも十分幸せだと言っています。


わたしも、ボーナスが入った時や株式投資の調子がいい時など、つい外食をしたり、必要じゃないものを買ったりと、財布のヒモが緩くなってしまいます。

この本を読み、自分の欲望が暴走していたことに気づかされました。


かといって、禁欲すればいいというわけではありません。

欲を持てるのは生きている証拠、成功のための原動力である、と著者は言っています。

欲望の暴走を止めることが大事なのです。

人生には必要なものがたしかにあります。しかし必要以上のものはすべて捨てるというのが正しい態度です。


みなさんは「必要以上のもの」を求めすぎてはいないでしょうか。

・人間の欲望には際限がない。

・お金には欲望を暴走させる力がある。

調子がいいときこそ、この言葉を思い出して自分に言い聞かせたいと思います。


以上、参考になれば嬉しいです。

最後にわたしの考えを言うと、必要以上のものをすべて捨てる必要はないかなと思います。

腹八分目が最大の幸福地点になれば理想ですが、なかなか難しいですよね。

だから、「人間の欲望には際限がないこと」、そして「お金には欲望を暴走させる力があること」を理解したうえで、自分の心の豊かさのために、多少なら必要以上のものを求めてもいいと考えます。


本書では、今日紹介したことのほか、「お金を守る、つくる、増やす」ことについて、著者の考え方や価値観を知ることができます。

お金に関して、波乱万丈の人生を経験をした著者だからこその考え方、価値観です。

普通に生きているだけでは学べない内容だと思います。

お金持ちになるため、そしてお金に困らないために、本書を読んでお金について考えてみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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