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【Dリーグ23-24】ド田舎でゲームばっかやってるアラサーオタクが、東京のヒップホップカルチャーの❝現場❞に行ってきた話

はじめに

※語彙力と文章構成が終わっています
 Dリーグの現場レポが無い気がするので書いた。
 前置きが長いので、レポが読みたい人はサクッと飛ばしてください。

事の発端

 30を前にして体力の無さに絶望し、自分磨きも諦めた僕は暇にかこつけてはYoutubeを見るのが習慣になってしまった。
 再生履歴をたどれば、猫、猫、猫、お菓子、猫、犬、猫。
 しかし、最近になって新たな項目が増えた。――ブレイクダンスである。


 全身を使ったダイナミックな技の数々で構成されるクールなムービーからは、ちっさいスマホの画面越しでも、「なんかすごい」のが伝わってくる。
 そんな狭いところで!?とか、いやその方向には曲がらんやろ?とか、思わず声が漏れる超人技。
 笑顔もあれど、ストイックな表情のギャップ。
 見れば見るほど面白い。重力何処行った。ないなった。

 たどり着いた経緯は割愛するが、僕はこの「なんかすごい」の熱量に憑りつかれ、ズブズブと沼に沈んでいくのであった。
 このPVの発端、Dリーグ。 それが沼の名前である。

Dリーグとは何ぞや

第一生命D.LEAGUE(だいいちせいめい ディーリーグ)は株式会社Dリーグが運営する日本発世界初のプロダンスリーグ。

トップパートナーはソフトバンク。タイトルスポンサーは第一生命保険。ドリンクスポンサーはコカ・コーラ

https://ja.wikipedia.org/wiki/D.LEAGUE

 wiki見てくれ全部書いてある。
 最早義務教育になった「ダンス」を、「スポーツライク」にして皆が楽しめるものにしよう、という試みなんじゃないかと僕は捉えている。

 毎ラウンド、チーム同士で渾身のショーケースを見せ合って、玄人ダンサーたちが頭を悩ませながらジャッジを下す。
 しかし、ここに素人の観客が口を挟めるシステム、オーディエンス投票がある。
 これがあることによって、チーム側は「分かりやすさ」や「親しみやすさ」に注力する必要が出てくるし、観客側は判断するために「見る」意欲が増すし、「見る目」も養われるという仕組みである。

 …本当はチームの紹介とかしたいけど割愛。
 以下に23-24SeasonのDAM(Dance Artist Movie)を貼っておくので、お気に入りのチームを見つけてほしい。きっとあるから。

オタク、レギュラーシーズンを見る

 上記にある通り、今年もDリーグは半年以上かけて、14回にわたる熱い戦いを見せてくれた。
 特に僕がDリーグを見るきっかけになったKOSÉ 8ROCKSは後半から中々の追い上げっぷりで、前年覇者のKDから勝ち星を取り、シーズントップのLegitに唯一の黒星を付ける大活躍。13戦目にして、一昨年以来念願のChampionshipの切符を手に入れた。
 それもこれも全部Youtubeの生配信で無料で見れた。いい時代だ…。

  ……行くかあ、現地。


※※ここからしばらくまともなレポ※※

チケットの取り方

 Dリーグのチケットは「EXILE TRIBE」や「High&Low」などでおなじみの「ticketbook」というサービスでのみ扱っている。
 同行者とのチケット分配やリセールシステムが会員同士でのみ行えるあたり、チケット関係のトラブル防止にかなり努めているサービスという印象を受けた。あらゆるチケットサービス、これ見習ってくれ。

 なお、先行受付は有料会員のみだが、無料会員でも全然アリーナが取れる。取れた

 席の見え方については以下の動画が詳しい。
 今回はアリーナを選択したが、見下ろしの席でも全然楽しめる。

 しかし流石の僕も勢い付いているとはいえ、アウェーに一人で乗り込む勇気はどうしても出なかった。
 そこで知り合いに声を掛けたところ、何も知らないのに二つ返事で了承してくれた神がいたので、彼とは公演前に落ち合うことにした。

そして当日…

小ネタ:歯肉炎になった

 厳密には1週間前に歯肉炎になり、2日くらい普通に眠れなかった。
 3回くらい「今回はキャンセルしようか…」という考えが頭をよぎったが、8ROCKSの公式Xに「ISSEI」の文字が見えた瞬間、鞄にありったけの鎮痛剤を詰め込んで深夜バスに乗っていた。

諦めの悪い限界オタクの図


物販だけじゃない、ホワイエの楽しみ方

シアター前に並び立つ旗 今日この中から王者が決まる

 開演前(この日は14時頃~)には、リアルイベントおなじみ物販がある。
 開演前物販にはチケットを持ってなくても参加できるため、自宅が近い方は昼は物販、夜は家で配信という楽しみ方もできる。

 また、この時間はホワイエイベントといって、小さなステージも開催されている。顔は出せなかったが、未来のDリーグを担うユースやキッズのショーケースで満席の大賑わいだった。
 また、裏手では感謝祭と題して未出場チームとの交流会が行われていた(僕は抽選を外した)。
 レギュラーシーズン中は選手とのグリーティングなどもある。詳しくは公式からの情報をチェックしよう。

 前項のレポ動画にもあったが、会場内には物販だけではなく、チームごとに分かれた缶バッチガチャがある。分かれてるだけ温情だが、推しがあると確実に沼る。

 混雑に疲れても、すぐ真横は商業施設・有明ガーデン。フードコートで時間をつぶすもよし、ビックカメラでサイリウム買い足すもよし。便利な立地である。

トレーディングカードの魔

 一度離脱して知り合いと合流し、入場。
 入場と共に配られるのが、トレーディングカードのパックである。
 中には、選手のかっこいい宣材写真の裏にプロフィールやバックグラウンドが書かれたカードがランダムに3枚封入されており、これをコレクトするのが現場での楽しみの一つらしい。もちろんレアもある。
 現に、ホワイエにはトレーディングエリアがあり、コレクターたちが机いっぱいにカードを広げているのだが…

 公演前はヤバい。混むときの即売会より混む。

 僕はそう何度も来れないので、何とかお目当てのkaku選手のレアカードをトレードして退散した。

開演!

 ややボロボロになりながら席について、ついに開演。
 とにかく「盛り上げ方が分かってる」ド派手な演出でスタートを飾ると、ケリー氏の司会とSWAY氏のMCも相まって、高いボルテージのままで試合が展開していく。
 もちろん火も上がるしレーザーも走る。ここまでデカい3次元のライブイベントに縁が薄かった僕はとにかく圧倒されっぱなしだった。
 正直内容についてはうまく話せる自信がない。
 なぜなら、以下の理由で語彙が全部吹っ飛んでしまったからだ。

まさかの神席引いた

 多分このせいで歯肉炎になったといっても過言でないくらいの神席を引いてしまった。とりあえずこの写真を見てほしい。
 あ、Dリーグは公演中の写真動画撮影は基本問題ない。すごい。太っ腹。

無重力と称されるムーヴが特徴のYU-KI選手
8ROCKSのリーダー Ryo-spin選手 いやかっけえ…
TETSU選手! 目が合ってるのにブレてて申し訳ない…

 お分かりいただけただろうか…そう

   選手が! 近すぎる! 通路際の席!

 勿論ショーケースはちゃんと目に焼き付けたし、声が枯れるほどに応援したが、この経験だけは運が絡む。もし、Bブロックの端席を引いたら当たりだと思ってほしい。二度と当たる気がしない。
本当に無料会員なのにいいんですか??来季は入会します。
 余談:この後、この席でaRBのJUNPEIくんとハイタッチできた。嬉しい。

現地にいってよかったこと

 始まりから終わりまで興奮しっぱなしのChampionshipだったが、配信でよく言われる「現地ならでは」という感覚が少し分かった。

 その最たる例が「観客」である。
 配信ではステージに向かって集音されていて、歓声がかなり聞こえづらい。僕は正しいところで盛り上がれているのか、たまに不安になる。
 現地では、選手の一挙手一投足、照明の明暗、勝敗の瞬間、すべてに配信の3倍くらいの歓声が上がる。そしてアリーナから見上げると満員のバルコニーから沢山の人が舞台に眼差しを向け、それぞれのチームを応援している。
 配信からではわからない「観客」の数。
 ダンスに熱を上げて、愛して楽しんでいる人がこれだけいる。
 それを改めて感じることができた、素敵な一日であった。

 
 そして、
 今回のChampionshipも配信で見れます!見て!!
 期間限定だから!!!

おまけ:見送られる限界オタク

 公演終了後、チームによるお見送りがあるのだが、今回は全チーム横並びという豪華なお見送りだった(いつもは2列で片方のみ)。
 ……ここでオタクは感極まってしまい、かなり限界の状態で見送られることになる。

「今゙日゙初゙め゙で来゙ま゙じだ!あ゙り゙が゙どゔま゙だ来゙年゙も゙来゙ま゙ず!(エンドレスリピート」

選手の皆さん、ホントにすいませんでした。

P.S. 何も知らないのに二つ返事でOKしてくれた土露団子さん、ほんとにありがとう。

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#DリーグCS
#Dリーグ23−24

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