職場でチノパン履いてる人いる？｜仕立事例
主に紳士向けのオーダースーツを作っている東城商店ですが、ジャケットのみ、スラックス・パンツのみのオーダーも受け付けております。
過去には、選べるボタンで作るブレザーや、
オンオフ兼用の渋みのあるスラックスなどを作ってきました。
今日の記事でご紹介するのは、東城商店のオーダーで作るチノパンです。
カジュアルな印象のチノパンですが、細かいデザインにこだわることで、普段の仕事着としても十分に活躍してくれます。
あなたの職場にチノパンを履いている人はいますか？
<Fabric>
MIYUKI（mede in Japan）
<Color>
ベージュ × 無地
<Price>
24,000円 +tax
チノパンと聞くと、あくまでも私服で着るものと思っている方が多いのではないでしょうか。デニムよりもフォーマルで、スラックスよりもカジュアルという立ち位置ですね。
軍服が原点の洋服ですので、大事な商談やパーティーシーンには向きませんが、サイズとデザインをこだわることで、オンオフともに使える万能なパンツとして活躍してくれます。
ただ、もともとカジュアルが前提の洋服なので、仕事で着る際には、いくつかのポイントに気をつけて履かないとガラッと印象が変わってしまいます。着る際のポイントと合わせてご紹介していきます。
まずはサイズ感です。
チノパンはワークパンツとしての役割もあって、ストリートやスケーターのファッションでもよく取り入れられていますね。
仕事で着用する際には、サイズが大きすぎるとだらしない印象になってしまうので、細身のものを選ぶようにしましょう。裾にかけて細くなるデザイン（テーパード）がおすすめです。
かと言って、スキニーである必要はありません。細すぎてもまたカジュアルに見えちゃうんですね。ちょうど良いって難しい（だからこそ楽しい笑）。
続いては、丈の長さ。裾の雰囲気ですね。
裾は普段履いているスラックスよりも若干短めにすることをおすすめしています。チノパンの特徴的な色や素材から、裾がダボついてしまうと、重たい雰囲気になってしまいます。
スーツスタイルでは、体の先端部分を整えるだけでも印象が変わると言われています。足首（パンツの裾と靴下・革靴のバランス）、手首（シャツがジャケットからチラッと見えているか）、首周り（シャツとネクタイとジャケット。いわゆるVゾーン）。
チノパンのようなカジュアル寄りな色・素材の生地を扱う際は、特にこの点を意識することで、バランスの良い着こなしに近づけることができます。
最後は、中心の折り目（クリースライン）を入れること。
これだけでも、パンツに立体感が出てフォーマルな雰囲気になります。
定期的にアイロンで折り目を作る必要があるのですが、意外とアイロン・クリーニングって面倒なんですよね。スーツ屋がこういうのもなんですが、、、。私も普段はサラリーマンですので、いかにアイロンをかけないか、クリーニング屋に行かないか、を追求し続けているものです笑
こういう時は、パンツにタックを入れることをおすすめしています。折り目がつきやすくなることに加えて、尻周りにゆとりが生まれるので、着心地もよくなります。最近市販のスーツでもタック入りのパンツが増えてきましたね。
おまけは完全な遊び心ですが、カジュアルな印象のチノパンだからこそ、ベルトループは付けずに脇尾錠（横についてる金具）を付ける、クラシックなデザインを取り入れてみました。
カジュアルな生地にはあえてフォーマルなデザインを。逆も然り。こうした遊びができるのは、着こなしにルールがあるスーツスタイルならでは。
以上です。
冒頭でも説明したように、デニムよりもフォーマルで、スラックスよりもカジュアルなチノパンは、万能な洋服です。季節に縛られない素材なので、暑い夏はポロシャツに合わせてみたり、秋冬はブレザーを合わせてみたり、一年中活躍してくれます。
スーツの次はチノパン！
挑戦したい方はぜひ東城商店にお手伝いさせてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた来週の日曜日にお会いしましょう😊
●最近、スマートフォン用の三脚を購入し、インスタグラムでリール動画を更新しています。ぜひこちらも覗いてみてください。生地の紹介をはじめ、東城商店の裏側を。店主もたまに登場します。
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