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オールブラックス ニュージーランド代表 選手紹介【ラグビーワールドカップ2019】

こんばんは、Tojiです。

ついに開幕まであと3日!! 

今回はニュージーランド代表を紹介します。

オールブラックスの愛称と試合前伝統のハカは、ラグビーを知らずとも耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか? これまでの対戦成績で全ての国に勝ち越している文字通りの最強チームですが、オープンな見ていて面白い展開ラグビーをすることでも人気を博しています。

今回のワールドカップは前人未到の3連覇がかかっており、重圧は相当なものがあるでしょう。世界ランキングは現在2位ですが、オッズ等では優勝候補の本命とされています。


◉Must Watch

ボーデン・バレット Beauden Barrett

SO/FB 187cm 91kg 28歳

今大会で1番明快なスターを上げろと言われれば、このオールブラックスの司令塔の名を答えるだろう。

ゲームメイカーにしてフィニッシャーでありキッカーでもある。一見両立しないようなこれらの言葉もボーデン・バレットに向けたものだとすれば納得できる。

ピンポイントのキックパスで味方のトライを演出したかと思えば、信じられないようなランスピードで相手バックスリーを置き去りにしトライを取ることもできる。

タックルは単品で強い訳ではないが、相手の嫌な場所にポジションニングできる能力があるので、ディフェンスも問題はない。

よく議論に上がる唯一の欠点はプレースキックの成功率だが、データを見ると近年は改善傾向にありそこまで心配するような数値ではないように思える。

■Beauden Barrettキック成功率                   2019 The Rugby championship 75%       2019 Super rugby 79%                               2018 The Rugby championship 68%       2018 Super rugby 82%                               2017 The Rugby championship 81%      
2017 Super rugby 63%                               2016 Rugby championship 65%               2016 Super rugby 71%

※URTIMATE RUGBYより                                  【補足】大体75%で良いキッカーと言われる。オールブラックスレジェンドのダン・カーターは78,6%だった。これと比べたら確かに低いのだが…

SO、FB のどちらでプレーするのか?注目が集まっているが、プレーの中でフレキシブルにポジションをチェンジするため個人的にはどちらでも大差はないと感じている。

※飛んでもなく速い足の紹介動画。

アーディー・サヴェア Ardie Savea

FL/NO.8 188cm 102kg 25歳

こちらもプレーのインパクトにおいては今大会最強フォワードと言って過言にはならないだろう。

7人制のプレイヤーとして代表で活躍し名を上げた。フォワードながら素晴らしい走力を持つが、真骨頂は相手に捕まってからの馬力で、トッププレイヤーたちのタックルを受けても前に出続ける力は圧巻の一言。

No.8でもプレー可能だが、今大会は主に6番を背負ってプレーが予想される。

一方オフフィールドでは、意外なところで活動する一面も合わせ持つ。時折SNS等で見せる私服にセンスの良さを感じていたら、なんとアーディーはアパレルをプロデュースしていた。
アーディーサヴェア クロージングとして販売しており、特にパーカーは可愛いので普通に欲しいレベル。

※トレードマークのヘアスタイルのロゴが洒落てる。

最近は、さらにポッドキャストとYouTubeも始めたようなのでこれもリンクを貼って置く。最強のYouTuberではあるまいか…

※初回ゲストはチームメイトのTJペレナラさん。

◉Toji's choice

セブ・リース Sevu Reece

WTB 179cm 87kg 22歳

今年スーパーラグビーにデビューし、一気にオールブラックスまで駆け上がったまさにライジングスター。

フィジーで生まれ育ち高校からニュージーランドへ移住。そこでプロとしてのキャリアをスタートさせた。
2018年シーズンにはアイルランドのチームと契約していたがドメスティックバイオレンスにより罰金刑を受け、契約は破棄となった。そこで手を差し伸べたのがスーパーラグビー・チャンピオンチームのクルセイダーズである。当時この問題児を登用することにかなり批判もあったが、その声は圧倒的なラグビーの実力の前に徐々に沈下していった。

センセーショナルな15トライでシーズンのトライ王となり、ラインブレイク23回は全体3位の成績。チームの連覇にエースとして貢献した。

オールブラックスのバックスリーは言わずもがな既に強力だが、データの少ないこの男は切り札になるはず。世界のトライ王になる可能性も秘めている。

※テストマッチ3試合で2トライ2アシスト、驚異的。

パトリック・トゥイプロトゥ Patrick Tuipulotu

LO 198cm 120kg 26歳

ワールドラグビーのベストプレイヤーに輝いたこともある世界最高峰のロック ブロディー・レタリックBrodie Retallicは怪我の影響で決勝トーナメントまでプレーすることができない。その代役として期待されているのがこのパトリック・トゥイプロトゥである。

U20のベイビーブラックスからオールブラックスへと順調にステップアップして来たが、2015年のワールドカップには怪我の影響もあり出場できていない。
力強いボールキャリーは素晴らしい数字を残すが、プレーにムラがあり課題とされている。

自身も自覚しているように198cmは世界トップクラスのロックとしては大きくはない。大舞台に飢えている26歳はまずは開幕戦で南アフリカの巨人たちとの大きな試練を控えている。どこまでハードワークできるか注目だ。

※突破力は十分。どこまで継続できるか。

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