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最初に書く記事の予定ではなかったが・・・

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6483092

帰宅途中で読んだこの記事が気になった。「けいれん」「こども」「救急車」。この3ワード。僕のこどもにも経験がある。
2月の寒い夜。その日は、夕方から雨、寒さも加わり夜にはみぞれまじりになった。
体調不良で寝込んでいたこども。体温が40度近くになっていた。深夜零時を迎える直前だった。「すぐに救急車を呼んで!」と妻が寝室で叫び声をあげた。激しく動揺する妻、ガタガタとけいれんを起こすこどもを横目に、119番通報した。
妻はこどもを抱えて、靴もはかず、裸足で玄関に出ていた。外はみぞれ、とても裸足で出られるような気温ではないはず。焦点は定まらず、子供を抱えて泣き叫ぶ妻。遠くから消防自動車のサイレンが近づいてきた。
「自宅近くの救急車が出払っている。今向かっている」救急隊から私の携帯に電話だった。先に着いた消防隊員と救急隊員と状況を話していると、救急車が到着した。
こどもには疾患があり、産まれてから大きい病院に通院が続いていた。すぐに、搬送されるかと思いきや、救急車はなかなか出発しなかった。わずかな時間がただただ、長かったことは今でもよく覚えている。
病院に到着。こどものけいれんはおさまっていた。出てきた医師がこんなことを言い出した。「けいれんで救急車を使うなんて・・・」。
「1回の救急車の出動で、4万円の税金が使われている」。とある救急センターの医師が、患者に諭すシーンを見たことがあり、金額に驚いた事を記憶していた。
我が家でも救急車は後にも先にもこの時だけだ。幸いにも子どもは、何事もなかった。同じ日の午前に同じ病院の別の医師が診察をした。僕は聞きたい事があった。「けいれんの際に救急車を使ったのはまずかったのでしょうか」。医師は何らの疑問もなくこう言った。「(救急車を)呼ぶのは、何らも何らもまずいことは無い。むしろ、呼んだのは妥当だったと思う」。
この記事を読んで、当事者の保護者の方は大変辛い思いを今でもされていると思う。もしかしたら、我が家で起こっていても不思議なことではない。もちろん、専門家の医師、救急隊員を責めるつもりもない。様々な意見が彼らにもいろいろある。
行政には、真相の究明を求められてからでなく、自発的に公開してもらいたい。当日の出場記録、現場での判断、これまで役所内でどうこの事案を検証してきたのか。公文書を開示した上で、同じような出来事が次に起こらない・起こさない環境を作っていくことを願うばかりだ。

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