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減量生活カイゼンー人生初のダイエット、その3

減らない体重
 なにが悪いのか。このままだと目標の体重になるには2年くらいかかってしまう。それはだめだろ。というわけでこれまでの記録を分析してカイゼン案をひねり出さねば。そう、これこそトヨタのカイゼン。でも中年女のカイゼンは使えない部下のパフォーマンスカイゼンより全然大変。
 まずは運動量。ウォーキングと軽いストレッチしかやっていない。ストレッチのメニューを組んで消費カロリーを計算する。やる気がない日のパターンと頑張る日のパターンをいくつか作る。首、肩、腰、足と腹筋のすべてを少しずつ動かすように考える。
 MyFitnessPalを使うと各運動ごとに大体のカロリーを計算してくれるのでどの動きを何セットすればいいかの目安になる。プランク3分で21カロリーとか。ヨガ24分で169カロリーとか。数値化ってなんか面倒くさいよなぁと思っていたのだが、実際目的があって計画を立てようとするとこれが役に立つ。仕事脳に切り替えるとその苦手意識がオモロ意識に取って代わる。例えば図面1枚描くのに3時間を平均とすると入札のために全部で大体150枚必要、提出が2週間後としたら
150枚×3時間÷1日7.5時間労働÷週5日勤務=12
じゃあ2人図面描きを1週間抑えて残りの1週間は1人に減らして残った図面と修正をやってもらうか、みたいな。こういうのは中間管理職を10年近くやってきたのでさくさくっと考えられるのだがこれを体重カイゼン計画に置き換えるわけ。
 スクワットとか腹筋とかいろいろ組み合わせて18分55秒のストレッチプログラムを組む。これで133カロリー。ご飯1杯分にもならないことに衝撃を覚えたよ。この時点で有酸素運動とかの知識はまだない。

ありがとうYouTube
 ストレッチ以外のエクササイズもやった方がいいよなぁ、というのでなにか無理しなくてできるものはないか考える。あともっとカロリー消費に効率のいいエクササイズもあるはずだ。そういえばダンスって楽しんでやってた。世代でいうとダンス甲子園なのでヒップホップでブレイクダンスーみたいのに高校の時にハマったなと。まぁダンス甲子園がわかるのはだいぶ限られるんだろうけどまあいいじゃないか。
 で、そうだYouTubeだと早速動画検索。かっこよく踊りたいわけじゃなくてカロリー消費が目的。検索にさっくりヒットして無理なく続けられたのがこれ。

 11分てのがよくて。そのうち11分じゃ物足りなくなって15分とか19分バージョンとかを組み合わせたりして。汗かくし息は切れるしでやってる感がある。エクササイズし始めにはピッタリ。
 そしてその後行きついた、最終的にYouTube系で究極ものだと思うのが今のところこれ。

 進められてやったけどこれはツライ。ガチできつい。でも達成感ハンパないっす。カロリー消費もすごい。毎日は絶対無理だけど、週1くらいでやるといいんだろうなぁ。ジムのクラスでこういう人たちに交じる勇気はないけど、オンラインならできるってのもいいね。あとなんか強くなれる?なった?気がするのもいいよぉ。勧めてくれた姉曰く、声出すとより盛り上がる。これは一人でもなんとなく恥ずかしいけどやるといいよ。アメリカ人だなぁと思うビデオ。前の方でノリノリでやってる人とか実際の友達には欲しくないなぁとか思っちゃうよ。
 ちなみにラジオ体操もやって。これは朝にやらないとダメ感がどうしてもあるけれど気分がポジティブになる。世代だろうね。真面目にやると軽く息切れるよね。NHKのYouTubeチャンネルであるので雰囲気も盛り上がってよし。
 YouTubeにはとにかくありとあらゆる情報があるのでどれを見るか、どれを試すかを決めるのもある意味大変。動画上げてる人もいろいろ工夫してるなぁとその努力にも感服。これあればジムいらないよなぁとロックダウン中はほんと思った。

新しいジョギングシューズ
 ウォーキングも距離を延ばす。あとできればちょこちょこランニングも混ぜて。走るのと歩くのでカロリー消費は全然違うのにびっくり。そして走ってみて息の切れ具合と体の動き具合を感じてなるほどそりゃ違うわと納得。長くは走れないから軽く走ったり歩いたりのコンビで頑張る。続けると走れる距離も長くなる。長く走れると楽しくなってくる。
「次のごみ箱まで」と近所の公園をゼイゼイしながら走る。うちの近所は公園が多くてよかった。ゴミ箱とゴミ箱の間は場所にもよるけど30-50メートルくらいだろうか。最初は2ゴミ箱とか3ゴミ箱だったのが数か月後にはゴミ箱に気を取られなくなって公園を小さく1周か大きく1周とかに伸びていく。カロリー消費も目に見えて増えて嬉しくなった。

 真面目に活動し始めたのを生暖かく見守ってくれていた相棒がクリスマスプレゼントでランニング用のスニーカーをプレゼントしてくれた。1駅歩いたところにランニング専用のスポーツショップ!なるものがあって、そこにはショップでセレクトされた商品がおかれていてランニングのアドバイスもしてくれるという。スニーカーは6種類くらいしかないの。でもそこがまた信用できるーって感じで。
 日本人としてはAsicsがよかったのだけど残念ながらサイズがなくて、もう一つのおすすめのNikeで決まり。ちゃんと週どれくらい走るのか、どれくらい走るのかとかちゃんと聞いてくれる。

 専用のスニーカー恐るべし。例のオリンピックで話題になったやつではないけれど、びよーんと伸びて走っているような気になるくらいクッションがすばらしい。靴下までランニング用にすると走るのが俄然楽になる。最初走りに出た時に履いていたのはいつ買ったか覚えてないニューバランスで10分走って膝が痛くなったのも納得。体重増減で掛かる負荷はもちろんだけど運動する際の装置(この場合はシューズ)も大事なのね。そこそこ年取ってのランニングは最低限の知識もないと大けがするなぁとしみじみ実感。いい相棒に恵まれたのにも感謝。靴下で変わるなんて思ってもみなかった!

エクササイズアプリ
 こうなると勧められるものは試してみようじゃないか期に入る。ロンドンのロックダウンは長かったし、開けても公共機関で移動するよりは行けるところは自転車で行けばリスク減、コスト減、カロリー消費増なわけで、それもモニターしたくなる。そこで入れたアプリ、これも無論相棒からのお勧めでStrava。

 ルートを記録できるだけでなくそれをMyFitnessPalとリンクしてカロリー消費も記録できる。いわゆる「これは皆さんご存じの」から自分がいかに遅れているかを実感。すごおぉぉい!
 イギリス、特にロンドンでは ’Cycling is new golf.’ というくらい自転車がビジネスツールになりつつあって、StravaはコミュニティはフォロワーなどSNSとしての機能も主流でこれも新たな発見。知らない世界ってまだまだあるのね。とはいえ自分の運動量を堂々公開できるレベルではないのは自覚しているので相棒だけリンク。やつは週末は1日80キロとか普通に行っちゃうのだけど15キロで鼻息荒くしてるワタシにも毎回Kudos(Stravaでのいいね)をくれる。そうそう、毎回ちょこっと頑張る自分をえらいねって言ってくれる相棒も大事な存在。
 それからは自転車で出かけるたびにスマホでStravaを立ち上げて記録。そのために自転車につけられるスマホホルダーまで購入。ルート開拓にGoogleMapsを使ってナビとして使うのにも役立ってまーエクササイズ業界は潤うネタがいっぱいあるなぁと。
 そしてついにこれは絶対ないよなぁ2019年に思っていた人間がスマートウォッチにたどり着くわけで。いやぁ、絶対ってないもんだ。

つづく


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