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カフェに勉強する人が集まるのはなぜ?

カフェで勉強する人って多いんだなぁ

と思ったわけです。
というのも、今日家で作業していた時に
気が散ったので散歩がてら外に出て、カフェに行ったときに思いました。

自分自身もカフェでゆっくりするというより、
家より集中力が持ちそうなのでカフェで作業することにしました。

大体カフェだったらおそらくコーヒーを飲んで、休憩して次の行先に。
そんな過ごし方をするのがほとんどだろうなぁと思っていたら
意外とそんな人より勉強する人、PCをいじっている人の方が多いんです。

自分自身も含めてなんでカフェで作業する人が多いのかなと
ふと気になりました。

カフェという場所はどんな場所?

そもそもカフェとはどんな場所なのか?
Wikipediaによると、

カフェ(仏: café、伊: caffè)は、もともとはコーヒー豆やそれをひいていれたコーヒーの意味。転じて、客にコーヒーを飲ませるための店・施設を意味する。

というものがカフェの定義だそうです。
おそらく定義だけを見ると、
カフェに行く目的はコーヒーを飲んでのんびりすることだと思います。

しかし、実際はコーヒーを飲んでのんびりするというよりは
コーヒーを片手に必死に勉強・作業を頑張っている人が多い。

そうなるともしかしたら定義には収まらない、
カフェの存在意義があるのかもしれません。
そこで、カフェの定義から今の人々の行動について簡単に考えてみます。

人々の行動とカフェ

最初に社会人・学生の区分から、それぞれの一日で過ごしている場所について昔と今で簡単に比較してみましょう。

まずは社会人。
1980年代はノートPCなどはまだない時代なので、
自宅に仕事を持ち帰ることは難しかったのではないかと推測できます。
さらに今のようにフレックスタイム制などが普及していなかった時代です。働き方として会社に出向き、交渉先に自ら出向く。
朝出勤の夜帰りなどがステータスな時代であったことから、
働き方の自由度は低かったことも推測できます。

そして今の時代ではノートPCが普及していることから、
社外でも仕事を行うことは容易になっています。
さらにフレックスタイム制の導入や、リモートワークの推進などから
どこで働くかなどが比較的自由になっています。

さらに学生の観点。
学生も似たような観点になりますが、
1980年代などはノートPCなど移動できるPCの普及が進んでいないし、
そもそも当時の学生がPCを持っている割合は
そんなに高くないと推測されます。
しかし、勉強する場所という観点からはカフェを使う理由として成り立ってしまいます。

ただし、カフェを作業場・勉強の場として利用するようになった背景とは、
作業するものが外に持ち出しやすくなっていることと、
カフェを作業場とする人が増えたことが結論としてもよさそうです。

そもそも、カフェでゆっくりする人は多いのか?

さらに時代背景として
「カフェでゆっくりする人が減ってきている」ことが考えられます。
確かにWikipediaによると、

1970年(昭和45年)代以降は、コーヒーを飲むという行為がより大勢の人に浸透し、「珈琲館」や「カフェ・ド・コロラド」といった珈琲専門店も登場した。やがて時代の流れが速くなり、「喫茶店でのんびり」といった行為が見られなくなると、細切れに空いた時間を活用したいという客のニーズに合わせた、従来の喫茶店に変わるセルフサービスのカフェが主流となった。

と書かれている。つまり以前は「コーヒーをゆっくり飲む」という非日常観を味わう空間こそカフェだったといえますが、その観点が薄れたことも
カフェでゆっくりする人が減ったことに繋がります。

このように、カフェの存在意義は変化していることが考えられます。
つまり「ゆっくりコーヒーを嗜む」ことから「隙間時間を活用する」ことがカフェの存在意義へと変化しています。

そうなると、カフェで勉強や作業する人が増えていることも理解できます。
つまり、移動時間やそのほかの時間で空白が生まれた時に自分のやらなければならないをカフェで終わらせる。
これこそがカフェの正しい使い方だろうと認識している人が増えているといえます。

まとめ ~カフェで勉強する人が多い理由~

カフェで勉強する人が多い理由をまとめると、

①PCの普及やリモートワークなど、外で仕事ができる環境が整っていること
②カフェを使う理由が「ゆったりと過ごす」から「隙間時間を活用する」
 へと変化している

からであると言えます。

感想になってしまいますがカフェで勉強する理由を考えただけで、
昔と今の人の考え方、時間の流れ方が見えた気がして
とても面白かったです。

ただ、なんだかたまにはしっかりとしたコーヒーを飲んでみたいから、
今度時間があるときに本格的な喫茶店にでも行ってみようかしら。
そんなことを考えながら今このnoteを書いています。(笑)

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