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転職活動における【事前準備】と【3つの軸】 ~実体験をもとに解説~

コロナ禍やウクライナ情勢など社会的に不安定になる中で、働く環境やそれぞれの働くスタイルも日々変わってきています。この記事では、実際に私が転職活動を行い事前に準備したことや、必ず持っておくべき軸、転職エージェントに聞いたことなどを実体験をもとに解説します。

この記事を読むことで、転職活動に必要な事前準備と重要な軸を知ることができます。

結論、以下の3つの軸を常に念頭に置くことが重要です。

①給料を上げるための転職なのか
②やりたいことをやるための転職なのか
③今の環境を変えるための転職なのか

私はこのうちの2つ以上が当てはまれば転職活動を開始するようにしています。

転職活動を始める前に...まずは全体を俯瞰する

転職活動を始めるにあたりどこから手を付ければよいのか...事前情報無しではかなり難しいと思います。そのためまずは全体像を俯瞰し、その上で整理するポイントを絞っていきます。

具体的には以下の内容を整理します。

・転職の軸、目的、条件
・転職エージェントの利活用
・必要な書類
・転職が決まった後にやっておくとよいこと

これらを準備した上で、転職活動に臨むとより良い活動が実現できます。

転職の軸 ~目的や条件を定めておく~

はじめに、動機...なぜ転職するのかを考えます。
人それぞれ理由はあれど、漠然と「転職したいな...」と考えている人はこちらの3つを参考にしてみてください。

①給料を上げるための転職

現状の業務量・業務内容に対して収入が見合わないと感じる場合、転職をすることで今の職場よりも多くの収入をもらえる可能性があります。

②やりたいことをやるための転職

社会人になり仕事を続けてきたものの、やっぱり自分はこういう仕事がしたい、昔からの夢だったこういうことをしたい、という場合も活動を始める動機の一つとなります。
好きなことでお金ももらえるのであればこれ以上嬉しいことはないですよね。

③今の環境を変えるための転職

今の仕事が自分の業務スタイルと合わない、働く環境が良くない、人間関係の問題、など仕事を進める中で遂行が困難になるような要因が今の環境にある場合についても転職活動を始めるきっかけとしては立派の動機です。

精神面・肉体面共に疲弊し、仕事以外の活動に大きな支障をきたさないようにしましょう。

細かく分けると更に広がりそうですが、どんな理由でもこの3つの軸のいずれかに包含されるのではないかと思います。
これらを今の自分に置き換えた時に何か当てはまる内容はないか...と一度考えてみましょう。

転職エージェントを活用する 実際に聞いたこと・伝えたこと

動機がある程度整理できたら、次は実際にどういう職場で働きたいかを考えます。
ただ自分にマッチする会社を探したり、今の世情(転職市場における需要と供給など)を調べたり、自分の棚卸(強み・将来のビジョンを確認)をしたりと、一人での活動には限界があります。

そこでその道のプロである転職エージェント(転職したい人と会社をマッチさせる人、マッチさせるために支援をする人)を活用して色々な情報を収集します。有名な転職エージェントは調べればいくつか出てきますので1つでも複数でも使ってみるとよいと思います。

実際に会って私が転職エージェントに伝えたこと、聞いたことを記載しますので参考にしてみてください。

伝えたこと

・自分の市場価値を知りたい
・年収を上げるための転職にしたい
・職種:ITで日系企業の営業
・職場:東京、基本テレワーク環境
・年収:x00万円(min x00万円)
・自分のできること、自分が目指したい中長期的なビジョン(マネジメントレイヤーへのキャリアアップ)
・強み(主観と客観)
・今までの業務の実績

聞いたこと

・今の転職市場について(日経IT企業は売り手市場か買い手市場か)
・日経IT企業が求める人材
・ステップアップに向いている、今の自分に向いている企業が他にもあるか
・今の自分の市場価値と希望の年収は妥当か
・年収の交渉方法を知りたい
・転職に必要な資料

必要な書類 履歴書・職務経歴書

軸や方針が固まったら、あとはアウトプットです。
履歴書と職務経歴書の2つを書いていきます。

要点などはサイトにも多く記載されていますので、ここでは実際に書く際に力を入れたポイントを記載します。

履歴書

・免許、資格は自分が働きたいところに沿ったものをなるべく書く
・志望動機や自己PRは、自分の強み×相手方の領域×入社後の自分が目指すこと、を絡めて書く
・「本人希望記入欄」は、軸になるもの(希望年収や勤務地など)を明記する

職務経歴書

・定性面(数値化できないもの)と定両面(数値化できるもの)に落とし込んで書く
・自己PRは履歴書よりも細かく、2~3つくらいに絞って書く

転職決まった後に自社(転職前の今の会社)でやっておくべきこと

最後に参考までにですが、転職が決まった後に今の会社でやっておくべきことも記載します。

・退職する旨の報告期限(社内規定)の確認
・源泉徴収票、給与通知書など個人に関わる書類の回収
・交換した客先名刺の回収
・401k(確定拠出年金)の移行手続き
・もし持っているのであれば「持ち株」の解約

転職自体が「今の環境悪からの脱却」というイメージが昨今は強い印象を受けますが、自分自身のステップアップの為、という前向きな考えで行うことでプラスになるものが多いと感じています。

3つの軸に触れたタイミングや、25歳、30歳など節目のタイミングで一度検討してみてはいかがでしょうか。

文字数:2,238文字

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