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48歳、専業主婦の(再)就職活動記01

私に似合う、素敵なスーツを。

テーパードのパンツスーツは無理だった。
「やめた方がいい。」
他人の服装に頓着しない夫がはっきり言うのだから、相当だったのだろう。

面接は、第一印象が何より大事だ。
顔と身体は今さらどうにも変えられないが、洋服は可能なのだから、諦めるわけにはいかない。

48歳にしてなお、大きく成長し続けているこの身体に似合うリクルートスーツを探すことが、私の面接準備の最難関懸案事項となった。

「40代、レディーススーツ」をネットで探すと、おすすめに表示されるものは、ほとんどが喪服の類。
何日も探して、やっとネットで購入した大きいサイズのパンツスーツ。
これがダメなら、もう、店舗に行って試着してみて買うしかない。

「最初からそうすればいいのに。」
ようやく覚悟を決め、店舗に一緒に行ってくれるように泣きついて頼んだ私に、夫が言った。

私は家計のことを考えて、ネットで安いスーツを探していたんだよ!
数回しか着ることがないかもしれないリクルートスーツに、大金を払うことはできないでしょうが!
そもそも、大きいサイズの40代のリクルートスーツが、店頭に豊富に並んで売っているお店って、いったいどこよ!

いろいろ言いたい言葉は、飲み込んで堪えた。

何とでも言えばいい。
あなたの稼いだお金で買ってやる。
私に似合う、素敵なスーツを。

◇面接は、第一印象が何より大事。身だしなみは整えて行こう。
1:自信が持てる自分に似合うスーツを用意しよう。
※一般的には、就活でロングスカートはないが、私のように40代で特殊な体型の場合は、何より自分に似合う、恥ずかしくない服装がお勧めである。
※客観的に見て、意見を率直に言ってくれる人に見てもらうのも良い。

2:動きやすいストレッチ素材のものがおすすめ。
※私は四十(五十?)肩でもあるので、ワイシャツもストレッチ素材のものを選びました。

結論。
ネットで買った黒のジャケットに合う黒のロングスカートを、ネットで在庫のある店舗を確認してから、「洋服の〇山」さまで購入しました。

結局、黒のテーパードのスーツセット(7480円)と黒のロングスカート(5192円)の他に、カバン(3980円)、ベルト(1280円)、ワイシャツ2枚とブラウス1枚(6369円)、紺のワイドパンツのスーツセット(13090円)を購入しました。総額「37,391円」の出費でしたとさ。

#就活体験記 #エッセイ

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