見出し画像

アルプススタンドのはしの方

原作が高校演劇で大流行していいるということで、非常に気になっていて、やっと観れました。
最初に結論、大好きです。素晴らしい。

キャストも魅力的、悪人が出てこない、複線回収も完璧でお手本のような台本でした。これは高校生たちやりたくなりますよね。うむ。
俺のような心が汚れまくってる人間には眩し過ぎてサングラスをしたくなるような映画でございました。

バックステージもので野球場のスタンドが舞台というこの設定は、うちの劇団でも暖めていた設定で、札幌のブロックで客席を舞台にして舞台の部分にお客さんを入れてやろうと目論んでいたのですが、やらないままずるずると何年も経ってしまいました。今更やると真似だと思われるから厳しいです。アイデアはどんどん具現化していかないとダメですね。

画像1

まず、撮影期間が5日+撮りこぼしの1日の計6日間だけだというのが凄いです。
仕方ないし、ぜんぜん許せるレベルなのですが、やっぱり甲子園球場のアルプススタンドにはどうしても見えません。
設定が地方予選の決勝戦とかだとバッチリだと思うのですが、それだとタイトルが変わっちゃいますからね。
舞台だとまったく気にならないと思います、観客の想像力でどんな場所にでも変わるのが舞台です。映画はこういうところが難しいですね。
画面に出てこないキャラクターがとても濃く描かれてるのが素敵です。

舞台版が観てみたいと思いました。
そして、うちの若手でこの脚本で舞台やってみたいです。

2020年に映画館で観た映画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?