どこかへ 2007年8月のモスクワ
2007年は出張の多い年でした。
8月にはモスクワに行きました。モスクワにあった研究所の担当になり、そこでの建設に関わるトラブルがあったのでその解決策を検討するための訪問でした。12日に出国して15日に帰国しています。
この時はリコーのGRデジタル(初代)を持参しました。それまではSONY Cybershot T3を連れて行っていたんですが、カメラを少しだけグレードアップしたくなったんだと思います。
この当時、僕のカメラといえばフィルムカメラが中心で、海外への出張に持参したこともあったんですが、フィルムのX線検査の手間や、やはり仕事が大事で写真に気を遣ってる場合じゃないかな?との思いから、手軽な記録手段としてデジカメを連れて行くようになりました。SONY T3もそれなりによく撮れたんですが、暗いところに弱くて画素数も少なかったので、GRデジタルにしたんでしょう。それでも800万画素ですから、今とは隔世の感があるんですが。
このカメラはよく写りました。今での手元にあります。スイッチを入れるとジーッツという音と共にレンズが出てきてメカっぽさを演出してくれます。
今更これで撮ろうという気持ちにはならないんですが。
ホテルは簡素で、ドアのノブが壊れていて鍵をかけないとドアが勝手に開いてしまうこともありました。ベッドもソファーもクッションが効いていないというか、薄っぺらな感じでした。冷蔵庫の上に置かれた小さなブラウン管のテレビは濁ったような色合いで風情がありました。ロシア語の放送は全く何を言っているのかわからないのでチャンネルを探っていると、英語の放送はありました。それでもないよりはマシで、何か音がすると安心できるような気がして部屋にいるときなテレビをつけておきました。
短い出張で、朝に迎えが来て終日会議、終わったら会食、ホテルまで送ってもらって寝るだけ。特に出歩いたりはしなかったと思います、この時は。
この頃もデータの管理が悪く、写真データはjpgだけで、それも一部しか残ってませんでした。
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