自己紹介&お仕事依頼~心の回復&学習
1)はじめまして。
私は鹿児島の大隅半島、本土最南端近くの田舎で生まれ、育ちました。
地元の公立高校卒業後、地元の大学に通いましたが、実家から近いことで親との距離感がうまく取れなかったり、恋人との死別などいろんなことが重なり、精神的に辛い状況で学校に通えない状態になってしまいました。
そんなある日、一人暮らしのアパートで悶々としながら、ふとしたきっかけで高校の時の参考書に手を伸ばすと、不思議なことに少しずつ心が軽くなっていきました。
「もう一度、受験したいのなら挑戦みたらどう?
若い時の経験は、必ずあとで活きる『収穫』の時がやって来ます。悔しさや後悔の思いをストレートにぶつければ、結果も必ず出るでしょう。」
大学を休学したのち、受験するか決めあぐねていた時に高校時代の恩師を訪ねたとき。彼は微笑みながら、そう言って私の背中を押してくれました。
厳格な父は、当初猛反対でした。
そんな父を一緒に説得してくれたのは、心優しい母でした。私は自分の態度と結果で応えるしかない、と大学近くのアパートを引き払い、実家へ戻り、2か月ほど背水の陣で猛勉強しました。
その後、前述の高校の恩師の勧めもあり、福岡市内の予備校へ通い始めました。
そこからは、しばらく布団で眠ることを忘れるほど、勉強に集中しました。
この時の、自分づくりのために勉強を心から楽しむ時間は、今も宝物のように感じています。
無理がたたって心身のバランスを崩すこともありましたが、予備校や家族の支えなどのおかげで、回復することができました。
成績はどんどん上がっていき、受験直前には全国統一模試でかなり上位の成績を取ることができ、自信もつきました。
そして、受験したすべての大学に合格することができました。
今振り返ってみれば、かなりの『冒険』ですね。でも、1つ1つ必要な物事や人が、神様から『与えられた』ような、不思議な体験をした時期でもありました。
極めつけは、模試でも入試でも、前日に解いていた問題がほぼそのまま出題される、ということ。受験の直前には、頻繁に起こるようになりました。時には、夢で解いた問題がそのまま出ることもありました。確かに勉強量は多い時には1日18時間を超えることもありましたので、記憶のどこかに似た問題があって・・・ということは(数学や英文法など)あるのですが、例えば古文や漢文の文章読解の出典、出題箇所など、かなり確率の低いものもそのまま・・・ということも。いわゆる「引き寄せの法則」?かも、と最近感じています。
2)心に寄り添うことの喜び
卒業後は、福岡の企業に就職し、主に営業職で25年ほど働きました。
また、学生のころから家庭教師をはじめ、サラリーマン時代も通算15年くらいやっていました。受け持った生徒さんは、ざっくり百名くらい。同時期に受ける生徒さんの数は通常2~3名くらい、多くても同時に5名くらいしか受けていませんでしたし、だいたい中学~高校と連続して指導していたので、そんなに数は多くありません。
ただ、私の生徒さんは問題を抱えた方がたくさんいらっしゃいました。
例えば、先天的な精神発達障害児。はたまた、虐待児や不登校・不良・反抗児。
1人1人に合う指導を自分で調べたり知り合いの専門家に聞いたりしながら、試行錯誤し、自分なりの方法を1個1個積み上げてきました。
自分の辛い経験から得た心の財産は、『目の前の人を癒すこと』。
これは、私が常に心掛けてきたことです。
そのなかで、一番効果的だったのは「寄り添う意識」と「傾聴すること」でした。たとえば、無理に勉強をしようとせず、生徒さんとじっくり話したり表情を見たりしながら、その時の心の状態に合ったものを取り組むことなど。そうすることで、生徒さんが心の根っこにしっかり持っている「善なる心=心情」が徐々に表れ、強くしなやかになっていきます。
中でも、特に印象に残っているのは、大学時代に受け持った完全不登校児・不良を絵に描いたような高校生。朝から晩までゲーセンや繁華街で遊びまわっている、典型的な問題児でした。親御さんとひょんなことから知り合いになり、彼を見てほしいとご自宅に招待されました。
私は、めんどくさそうにぼーっと座っている彼。
「一番嫌いな教科は?」
「・・・数学。」
「なんで嫌い?」
「ぜんぜん面白くない。」
「へぇ、一緒だね。私も本当は大嫌い(笑)。じゃぁ、5分だけ遊んでみようか?」
と、遊び半分で、中学レベルの数学の関数+図形の問題を目の前で解いて見せました。
・・・すると、その子の目が、ちょっとずつキラキラしだしたんです。
「・・・良かったら、来週また来て。」
生徒さんが、か細い声で、そう私に伝えてきたときは、何が起こったのか、よく分かりませんでした。それから半年、1回2~3時間、週2回。彼と数学に向き合う、濃厚な時間を作りました。
話せば長くなりますが、彼は今、大学で研究者として活躍しています。私が学ぶ楽しさを教わる立場になりました。これもまた、心の癒やされる、とても嬉しいことです。
3)『仕える』会社員
福岡市から移住する約20年、公的機関が主要取引先の建設会社2社で営業や企画開発をしていました。
1社目に入社したとき、建設業界もバブル崩壊後の衰退期が長く続いていました。また、総合評価方式やら、工事成績優秀企業の表彰制度やら、CSRやら、毎年のようにコロコロいろんな変化があった時期。
私は営業職として、時代の先を読み、戦略を練って会社をまとめる管理職も兼任するようになっていきました。その時に、まず考えていたことが『仕える』上司、でした。社員が抱えている悩み事を解決することができれば、会社は自然と成長する・・・そう感じ、1つ1つ提案しながら進めていくことに喜びを感じるようになっていきました。
例えば、総合評価方式(技術提案や実績+入札価格で受注者を決める方式)が国で全面導入されて間もない頃。技術提案は、ざっくり説明すると、工事をする上で付加価値提案をする作文。これが技術者には苦手な分野。
このテコ入れのため、どうするか模索していた時、日経コンストラクションの記事が目に留まりました。吉田信雄氏の『総合評価実践塾』や総合評価方式の事例と対策についての特集記事。
「この方、研修で呼べないかな?」
そう思って調べていくと、私の知人と吉田先生がSNSで繋がっているのを見つけ、知人を介して講習会の打診を即行いました。翌日には先方からOKの返事があり、吉田先生を会社にお呼びして1日社内講習会を実施しました。その後は、工事部の対策メンバーと随時勉強会や研修・文書の添削を実施。
家庭教師で得た指導技術(相手をやる気にする支援技術)もフル活用し、チーム力で臨んだ結果、国交省では前年度の5倍の受注をすることができました。
業績が向上できたこと以上に、このことがきっかけになって若手社員がそれぞれの個性を発揮しはじめ、自信を漲らせていく様子を見守ることができたことが、何よりうれしい出来事でした。
また、私の営業スタイルは『提案型』。とにかく、面白そうだと感じたら「やってみる」というスタイルでした。なかでも、主に民間と公共のつなぎや、ゼロベースの企画など。
これまたひょうんなことからご縁をいただき、母校の大学で、講義や学生のキャリアカウンセリングを担当したこともありました。今振り返ってみると、学生に『仕える』感覚が、とても楽しい経験となっているようです。
4)田舎への移住
2020年6月。いろいろな環境の変化に伴い、娘と本州の田舎に移住しました。コロナ禍で学校が長期休校になり、自宅に籠りがちになった娘。どうしても生活のリズムが整わなかったり、表情が暗くなったりして気分が落ちている様子が気がかりでした。私自身も、その様子を見守ることに限界を感じていました。そんな時、学生時代の自分の経験が活かされました。
『思い切って、環境を変えてみよう。』
思いついたら即実行。仕事を辞め、親類のいる本州の田舎へ引っ越しました。
自然豊かな町。地元の方々も、私たち家族を温かく迎え入れてくださいました。
娘の通う高校もすぐ見つかりました。通ってみると、半数が県外からの生徒さん。少規模学校で、勉強も先生方や大学生ボタンティアなど手厚いサポートがありました。恵まれた環境の中、娘はどんどん明るくなっていきました。
田舎の暮らしに、私たち親子はとても癒やされました。
その恩返しとして、いま、様々なことを始めようと思っています。
まず、このnoteを通じて、これからお仕事を受けていきます。収益の大半は、私たちが心を穏やかに過ごすためにサポートしてくださった、地元の皆さんに還元したいと考えています。
5)お仕事依頼~私の提供できるもの
①家庭学習の楽しみかた
個別指導をZOOMにてオンラインで行います。
初回は30分、無料でお試し実施します。
(2回目以降、基本料金は5,000円です。時間は60分~90分。その時の状態で判断します)
②心の回復支援
自分の体験をベースに、生徒さんに寄り添う形で心のケアをしながら学びの居場所を作ります。自分の体験をもとに、
※勉強が手につかない、集中できない
※気分が落ち込みやすく、不登校気味
※成績が伸び悩み、ストレスを感じている
など、悩みを抱えて苦しむ人の回復のお手伝いをします。
具体的には、瞑想などを一緒に行い、ネガティブに感じてしまう心の原因を探ってテキスト化し、昇華したり、表に出てくる『感情』とは異なる、深層心理の『心情』に問いかけるトレーニングをしたりすることで、心を整えていきます。その後、少し一緒に苦手教科の勉強をして、スラスラ解けることを確認しながら心の中のブロックを解除していくお手伝いをします。
この方法を使うことで、私は苦手だった数学を得意教科に伸ばし、記述模試で満点を取ることもできるようになりました。
※宿題等は出しません。基本的に、質問を受けながら勉強を楽しむコツをシェアします。
収益は、一部必要経費としていただきつつ、
〇生活に困っている学生への寄附
〇上記活動をしている団体等への寄附
〇生き辛さを抱えて困っている若者の支援
に活用させていただきます。
お問い合わせは、TwitterのDMまたはメールにてお受けします。
メールアドレスはこちら☞fukumoto.anshin@gmail.com
6)おまけ
新米クリスチャンとして、自分の日々の学びを深めるためにコラムを連載しています。心穏やかに過ごすため、聖書のみことばを通して、私が学び、感じたことをまとめています。
最後までお読みいただき、感謝します。
この記事が参加している募集
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