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#1 仙台市天文台

お出かけTSC、第一弾は仙台市天文台です!この記事では、仙台市天文台にあふれる魅力から、アクセス方法まで、詳しくお伝えしていきます。最後までお読みいただければ嬉しいです!

0. 仙台市天文台とは?

仙台市天文台とは、宮城県仙台市にある天文台です。中には常設のプラネタリウムや展示室・望遠鏡が設けられており、子供から大人まで幅広く楽しめる施設となっています。

1. いざ!仙台市天文台へ!

仙台市天文台は、仙台市青葉区錦ケ丘に位置し、仙台駅からは電車やバスで向かうことができます。今回TSCでは、仙台駅から愛子観光バスで目的地へ向かうことにしました。

出発の10分前ほどに仙台駅西口52番停留所に着くと、すでに停車したバスが。平日・休日・祝日ともに1時間弱ほどの間隔でバスが出ているようです。

乗り込み整理券を受け取ると、バスの出口付近に両替機を発見!愛子観光バスでは電子マネーを使用することはできないので、小銭を準備するため、この両替機で事前に両替を行いました。

バスに揺られること約30分。錦ケ丘七丁目北・天文台入口バス停へ到着しました!運賃は630円。バスから降りる際に支払いを行います。

仙台市天文台入口

そこから数分間歩くと、大きな建物が見えてきました。この白くて大きな建物が仙台市天文台。手前の円錐台状の建物は常設されたプラネタリウムです!

2. 11月3日は「東北文化の日」

東北6県では、毎年10月の最終土曜日と、その翌日の日曜日を「東北文化の日」と定めています。

東北文化の日は、東北各地の施設の無料開放やイベント開催などが行われる日です。仙台市天文台でも10月26日から11月24日までの土曜祝日では小中学生以下が、11月3日では来場者全員が、展示室・プラネタリウム・天体観望会が無料で見学できるようです。

僕たちが天文台に出向いたのは、ちょうど11月3日。天体観望会やプラネタリウムには長蛇の列が!!子供から大人まで多くの方が、天文台を訪れていました。

3.仙台市天文台にあふれる魅力

それでは、さっそく、仙台市天文台に出向き発見した魅力を4つに分けてご紹介していきます!

魅力① -好奇心がそそられる充実した展示室-


展示室

ここ仙台市天文台には、宇宙や天文学を感じることのできる展示が数多く存在しています!今週はその中のいくつかをご紹介いたします!

(1)回転の原理

大きさを変えながら回転する物体。これはいったい・・・?

展示室中央に、なにやら不思議な形をした物が...。よく見ると、大きさを変えながら回る速度が変化しています。これはいったい…?

実はこれは小さいものほど速い速度で回転できるという"角運動量保存の法則"を表しています!高校や大学の物理で勉強するような内容を、実際に目で見て実感できるという、とても勉強になる展示でした!

(2) ぐるぐる落ちるコイン

ぐるぐる回るコイン

こちらも一見変わった展示が。何から穴の開いた押されあのようなものにコインを投げ入れているようです。こちらも何かの物理法則を表しているのでしょうか。

この動きを見てピンとくる方もいるかもしれません。実はこれは惑星が太陽の周りを公転する様子を再現しているのです!実際に、惑星の公転とほとんど似た原理でこのコインは回転をしています。身近なもので宇宙の動きを再現できることは不思議な気がしますね。


魅力② -宇宙が広がるミュージアムショップ-


天文台の一階には展示室に加え、ミュージアムショップがあります。ここには、宇宙に関するグッズや、仙台市天文台ならではの商品が多く販売されています!宇宙食のコーナーは見ているだけでお腹が空きそうです。

ミュージアムショップ

今回は残念ながら、時間の関係で長く商品を見ることができませんでした…。今度お邪魔するときはじっくりと楽しみたいです…!

魅力③ -長い年月星空を届け続けたプラネタリウム「ケイロン」-

プラネタリウムは、ドーム型のスクリーンに、中心に置かれた投影機が星の光を投影することで上映されます。

プラネタリウム投影機 「ケイロン」

仙台市天文台のプラネタリウムでは、現在の天文台ができた2008年から現在まで約15年間「ケイロン」と呼ばれる投影機により上映されてきました。

ケイロンは、光学式でありながらデジタル方式の投影も可能なハイブリッドプラネタリウムであり、レンズを使った投影に加えて、プロジェクターとしても投影ができるという画期的なものでした。

名前はギリシャ神話に登場するケンタウルス族の賢者の名前「ケイロン」から名付けられたそうです。投影機を近くで見ると、ケンタウルスのマークを見つけることができるかもしれません。

実はこのケイロン、今年の12月末をもって運用が終了してしまうそうです。ケイロンは10年以上にもわたって、多くの人に星空を届け続けてきました。

「ありがとうけケイロン~ケイロンが映した15年の星空」企画展

ケイロンの卒業に際して、「ありがとうケイロン~ケイロンが映した15年の星空~」という企画展が、10月27日(木)から12月28日(水)まで行われています。ケイロンの歴史と思い出を見に、ぜひ足を運んでみてください。

【仙台市天文台 イベント情報はこちら】
イベント案内 - 仙台市天文台 (sendai-astro.jp)

魅力④ -東北最大級の望遠鏡 ひとみ望遠鏡-

仙台市天文台には、全国でも屈指の望遠鏡である「ひとみ望遠鏡」が鎮座しています…!

東北最大級の「ひとみ望遠鏡」

「ひとみ望遠鏡」は口径1.3メートルのは大きさを誇ります。その大きさは全国屈指であるとともに、プロポーザルと呼ばれる提案書が受理されれば市民による使用も可能です!

また、「市民観測員」という制度があります。望遠鏡の使い方を天文台の職員の方々並みにマスターすることで、審査・認定されるものです。市民観測員と認定された暁には,提案した観測テーマに沿って一人で観測することも可能になります。

ちなみに今年の3月には、TSCでの小学生を対象にしたイベント「杜の都天文塾」で望遠鏡を使用させていただきました。その際にも、小学生の参加者とともにプロポーザルの内容を考えました。小学生とともに望遠鏡を動かしながら銀河を撮影したのは、良い思い出です。

【杜の都天文塾についての詳細情報はこちらから】
杜の都天文塾


小学生が望遠鏡を制御する様子

さて、このような素晴らしい望遠鏡「ひとみ望遠鏡」ですが…

なんと、今回天文台にお邪魔した「東北文化の日」には、「昼間の天体観望会」という特別イベントが開催されていました!その名の通り、望遠鏡を用いて昼間に星々をみるというものです。

しかし、残念ながらあいにく空の調子が悪く、断念…。しかし、代替企画として、実物を目の前にしながら「ひとみ望遠鏡」についての説明を受けることができました!その説明を少しだけご紹介します!

「ひとみ望遠鏡」は反射望遠鏡というタイプの望遠鏡であるため、その内部には大きな鏡が使われているようです。実際に望遠鏡の正面に立ってみると、確かに大きい鏡が見えます!しかも、整備され尽くされているからなのか、鏡はピッカピカ!少しの間、鏡ではなくて奥の景色が映っているのかと錯覚するほどでした。

写真中央部にはドーナツ型の鏡が!

このイベントには、小学生の皆さんやそのご家族をはじめ、非常に年齢層の幅広いお客さんが来場されていました。私たちTSCメンバー含め、来場者が思い思いに望遠鏡をながめるており、とても素敵な雰囲気でした!

なお、毎週土曜日の夜にも天体観望会が開かれているので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

4.仙台市天文台にお出かけした感想

今回は、お出かけTSCの第一弾として仙台市天文台にお邪魔しました。出向いたメンバーのほとんどはすでに何度も仙台市天文台へ来たことのあるメンバーだったのですが、それでも存分に楽しむことができました。

天文台を楽しんだお出かけメンバー

電車やバスで行ける天文台。実はそれ自体、当たり前のことではありません。他の都道府県にも天文台はありますが、都市部から離れていたり、公共交通機関が近くにないことが多く、簡単に行けない場合も珍しくないようです。

気軽に宇宙に近づける場所。そんな仙台市天文台に皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?

5.最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!今回の記事を読み、少しでも行ってみたいなと思っていただけたら嬉しいです!

私たちTohoku Space Communityでは、「東北を宇宙でワクワクさせる」というミッションを果たすため、様々なことに挑戦しています!

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