【雑誌切り抜き】もうけの仕組み_週刊東洋経済より

週刊東洋経済、2024年2月24日特大号「もうけの仕組み-2024年版」が興味深かったため、一部切り抜きさせて頂きます。

『週刊東洋経済』2月24日 特大号の特集は「もうけの仕組み 2024年版」より

右図は、経営戦略論などを専門とする早稲田大学の井上達彦教授がさまざまな先行事例や研究を基に考案したものだ。売り上げを生み出す構造について、横軸に価値の創出方法を、縦軸に仕組みを置いて、企業の取引関係(ビジネスモデル)を3パターン×3パターンの9つで表現している。

『週刊東洋経済』2月24日 特大号の特集は「もうけの仕組み 2024年版」p.39

①~③の横軸は、価値の創出方法を製品やサービス、場所や組み合わせに置き、売り切りを前提としている。
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④~⑥の横軸は、時間をかけて売り上げる「リカーリング」がベースとなっている。
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⑦~⑨の横軸は、サービスを提供したい利用者と、それを求める利用者をつなぐプラットフォーマーの役割を果たすのが特徴だ。いずれも規模が収益に直結するため、ITと親和性が非常に高い。
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大半の企業は、複数のビジネスモデルを組み合わせて事業を展開している。分析対象となる企業の強みは何かを考えるとき、「何と何のビジネスモデルの組み合わせだから強いのか」を考えてみるとよいだろう。

『週刊東洋経済』2月24日 特大号の特集は「もうけの仕組み 2024年版」p.39-41

上記を読んでいて、ハイパー起業ラジオのアトミックネットワーク回のことが頭に浮かびました。

この回で、特に印象に残っているのが「ハードサイド」という概念です。

「売り手側、買い手側、いずれかの集めにくいものから集める」、これを「泥臭いやり方で勝つのか、金の力をちゃんとタイミング見て、洗練されたやり方で一気に先行者を追い抜くのか」いずれかでビジネスを成長させていくという話しが展開されていました。

「ハードサイド」を踏まえると、次にどこを組み合わせていくのか、考えるヒントになるように思えます。

今後、少子高齢化に伴い、顧客よりも、働くことが出来る人を集めることが困難となることが想定されます。

中堅中小企業においては、顧客接点を作ること以前に、採用と育成の仕組みを強化していくことが競争優位を築く可能性が高くなります。

これを踏まえて、中堅中小企業は「①製造販売モデル」「②流通小売モデル」で利益体質を作り、その後、希少となっている人材をベースに「①製造販売モデル」「②流通小売モデル」から派生するメンテナンスや継続業務をもとにアウトソーシング事業を構築。
ITツールによるモニタリング機能と組み合わせたBPO+SaaS「④継続モデル」に移行することが想定できるのではないでしょうか。

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