学校教育について考える

こんにちは!東北大CARP(カープ)のコーポンです!

金曜日に行われた定例研で、学校教育などについてみんなで話し合いました。そのときに学校教育についての本を読んだのですが、そこでいろいろ考えさせられた内容がありました。

私が読んだのは「学校の「当たり前」をやめた。」(時事通信社)という本です。筆者は千代田区立麹町中学校長の工藤勇一さんです。

この方はなんと、中学校で
・服装頭髪指導を行わない。
・宿題を出さない。
・中間、期末テストの全廃
・固定担任制の廃止
などの取り組みを実施されているようで、私は非常に驚きました。この本を読んで私は大いに刺激を受けました。

この本を通して筆者の学校教育に対する考え方を知りました。簡単に要約すると、”学校は子供たちが「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ためにある”(「学校の「当たり前」をやめた。」 P6、1行目)と筆者は考えています。そのために、”子供たちには「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する資質」すなわち「自律」する力を身につけさせていく”(「学校の「当たり前」をやめた。」 P6、3、4行目)必要があると書かれていました。

この本を読んで私は重要な発見をしました。それは、私が今まで、学校教育の目的について全くの無知であったことです。今まで長い時間学校生活を経てきたにもかかわらず、教育とは何を目指すものなのかという問いについて自分で一切考えたこともなく、既存の教育指針を疑いすらしてこなかったことは、自分でも衝撃的でした。それとともに、この本は私に学校教育について考えるきっかけを与えてくれました。

筆者の教育に対する考え方は素晴らしいと思いましたし、同意する部分が多かったです。しかし、それだけでは教育の果たすべき役割として不十分であると私は感じます。そもそも、「よりよく生きる」とはどういうことでしょうか。これでは目指すべき基準が曖昧なので、さらに掘り下げる必要があると思うのです。

学校教育では、自分は何のために行き、何を成していくのかという、内面的で本質的な問いを追求するべきです。そうすることで、生徒一人一人が自身の本当の価値に気付き、みんなが特別な人生を生きていくことができるでしょう。それこそが私の理想とする学校教育です。そのような教育を通して、人生の目的を明確にもった人材を育成すべきだと強く思います。

それでは次の記事をお楽しみに。
以上東北大CARPでした!Thank you!

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