フィットネス・トラッカーと癌
フィットネス・トラッカー(スマートウォッチ)を愛用しています。現在はFitbit Inspire3。スマートウォッチ履歴は、Sony SWR50→Fitbit Versa→Fitbit Sense→Fitbit Inspire3という流れで、使用歴は結構長いです。色々検討しましたが、やはりバイタル計測で実績のあるFitbitにしてます。でもGarminが物凄く気になります・・・。
今回は、フィットネス・トラッカー(以下トラッカーと表記)を利用していて「健康上の意味は有ったな」という話。と言っても、肺がん患者の例ですが。ちなみに私は肺がんステージ4でございます!
Fitbit SenseからFitbit Inspire3に移行したのは、分子標的薬の副作用の皮膚障害で、着けている部分の肌荒れに耐えられず、少しでも接触面積の小さいものにしたかったからです。機能が減るのに物足りなさは有りましたが、機能的には大して変わらず、安かったのが決めてになりました。電池は長持ちするし、軽くて違和感ないし、Inspire3で充分です。
安静時心拍数
トラッカーでは心拍数が測れます。Fitbitの場合、安静時心拍数(就寝時)も見る事が出来て、体調に問題無ければ、多少上下する程度なので「ふーん」てな感じです。日毎、週毎、月毎と設定を変えて表示出来るので、長期的にも役立つと思います。
自分の場合、ある時から徐々に上がり始めたんですね。体調変化は感じて無かったので、アプリに有りがちなエラーかなと思ったりしてました。
そんな状態がしばらく続き、やがて足腰が痛くなり、治療のため整形外科受診。投薬やリハビリを3か月ほど続けたが良くならない。MRIで見たところ、腫瘍が見つかり、肺がん骨転移による痛みと判明。
その後がん治療に入りますが、それは別の話。今回は、トラッカーが癌発見・治療に有効という事ではなく、安静時心拍数などバイタルの変化を見ることで、体調変化に気がつくかもという話です。
心拍数の変化
先ずは癌になる前。日々の安静時心拍数(就寝時)は月平均60〜70で推移していました。心拍数としては許容範囲だと思える状況です。
その後、徐々に心拍数が上がり月平均で90を超えます。日によってはもっと高い日も有りました。足腰の痛み(骨転移)が出始めたのは10月頃なので、心拍数との相関性は有るように見えます。安静時心拍数(就寝時)の異常には気付いていましたが、体調変化が無いため放置。他のトラッカー利用者と比べても高いので、変には思ってました。そして、2021年3月に肺がん転移有りステージ4の診断。以後に心拍の異常はピークになりました。
治療後の心拍数変化
4月後半から抗がん剤治療開始。以下はその後の1日単位の安静時心拍数の経過です。入院当初では109もあった安静時心拍数(就寝時)が、抗がん剤治療の効果なのか、徐々に70代まで下がってきました。薬の正確な効果は、検診によらないと分かりませんが、トラッカーで心拍数がモニター出来ていると、状態の目安になり安心出来ました。
現在
現在(2023/2)、心拍数は落ち着き、以前と変わらぬ数値60〜70で推移してます。癌は良くも悪くもならずという状態。また上昇していくようだと、早めに病院に相談かと思ってます。トラッカーに頼らずとも、4週間毎にがん検診なので、その時には何らかの兆候が出ていると思いますけどねw
ちなみに、元から心肺機能は良好で、現在も肺活量は4.5㍑前後の数値です。Fitbit曰く、非常に良いらしいです。そろそろ走ったり、スケボーも再開したい! 肺がんステージ4ですが・・・。
フィットネス・トラッカー(スマートウォッチ)はファッションや利便性だけでなく、やっぱり健康にも役立ってたというお話でした。ちなみにスマートウォッチとしての面白さは、Fitbitは少ないです。AndroidのWearOSの方が断然機能的で面白い。換えた時はガッカリしましたが、もう戻れません。PixelWatchに期待しましたが、24時間しかバッテリーもたないんじゃトラッカーとして不充分ですよね・・・。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
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