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肺がんの文字列、V769_D770insASVて何?

我が癌は、EGFRエクソン20挿入変異V769_D770insASVというものらしく、比較的割合の少ないタイプとは知っていたが、この文字列は一体何だろうと疑問が起こり、調べました。ちなみに私は肺がんステージ4でございます!

上皮成長因子受容体タンパク質の769位のバリンと770位のアスパラギン酸の間に、アラニン-セリン-バリンというアミノ酸配列が挿入されています。[ NCIより]

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/medgen/475931

要は、EGFR遺伝子(タンパク質)を構成するエクソン20内の769位と770位のアミノ酸配列に、余計なアミノ酸が挿入されてるらしい。
こんな感じ。

https://horizondiscovery.com/en/reference-standards/products/egfr-v769d770insasv-reference-standard-50-1-ug

アラニン【Ala】GGC、セリン【Ser】AGC
体内で合成できるが、様々な働きがあるため、摂取したいアミノ酸

バリン【Val】GTG
体内では合成されず、必ず食物から補給しなければならない

エクソン20内にもアミノ酸は沢山並んでおり、V769_D770insASVの変異は24.6%で挿入変異の中では多い方に見える

https://www.nature.com/articles/s41392-019-0038-9

なるほど、このレベルの変異が、細胞内で生じた事が原因で、癌が発生したのか。これはピンポイントで薬を開発するのは、大変そうです。

という事は、エクソン20挿入変異用の薬と言って、喜んでいられない。自分は769-770なので、ピンポイントで開発された薬でないと、ハズレの可能性も有り、副作用テストにしかならないのかも。でも開発されるだけ、まだマシですね。

逆に考えると、この細胞内アミノ酸単位の変異を何とかしないと、本当の癌完治は難しいのかと思います。

この現象を、自分の努力で、何とかするのは無理が有りそうです。食事療法?代替医療?いやいや、細胞の中のタンパク質の中の事なので、研究開発された方法じゃないと、効果が有るとは言えそうに無いです。

でも、身体は日々の運動と食事による成果なので、健康的な生活は大事ですねー。

いやー、自分の事ですが、とんでもない状態になったなーw
て事なんですが、分かったからと言って何か出来る訳でもないw


参考:EGFRとは

(注5) 上皮成長因子受容体(EGFR: epidermal growth factor receptor)
 皮膚など上皮系の細胞に働いて、細胞増殖を促すたんぱく質を上皮成長因子と言いますが、その細胞側の受容体がEGFRです。EGFRたんぱく質は細胞内領域にチロシンキナーゼ酵素活性を有しており、上皮成長因子が結合すると、そのキナーゼ活性が誘導されます。一部の肺がん症例において、EGFRの遺伝子異常が見つかりました。この異常はEGFRたんぱく質のキナーゼ活性を高め、上皮成長因子が結合していない状態でも、EGFR酵素活性を上昇させて肺がん発症を誘導するとされています。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info411/yougo.html

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!


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