【ゲーム/ネタバレ有】僕らは生きてゆく、それだけのために生まれた~東北おじさんポケモンSV感想:とある楽曲編
嗚呼、嗚呼、嗚呼…(涙目で遠い目)
はい。ポケモン新作『ポケットモンスターバイオレット』。
とりあえずエンドロールから後日談的なアレコレも終えまして。☆7レイドイベント(ぼくのかんがえたさいきょうのリザードン)に備え、☆4レイドをチクチクこなしている東北おじさんこと長谷川誠です。扉画像は最新のポケモンVプロフです。何卒ご査収の程、宜しくお願い致します。
しかし…。フと冷静になってみると、☆7のレイド(ネット協力プレイ推奨の難しいバトル)とか、頑なにソロで頑張る東北ポケおじが一人でやっても意味なくない?そして、ソロの東北ポケおじじゃあバージョン違いのポケモン捕まえられないから図鑑コンプ無理くない?と思うわけですが…
まぁ、そこは、クリスマスプレゼントにポケモン新作2バージョンをゲットする予定の甥っ子君たち2名のプレイっぷりに期待して待つこととしましょうそうしましょう、と思うパルデア東北地方の夜(笑)
で。
物語のエンドロールを見た興奮冷めやらぬ状態で書くわけですが、語りたいこと、自分的に総括してまとめて記録しておきたい感想などなど、後から後から、それこそポケモンの大量発生のごとく湧いてくるわけで。
とりあえず今回はシンプルにターゲットを絞り、ある楽曲についてのみ感想を書いておこうかと思う次第。
※以下、『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』に使用されているある楽曲に関するネタバレが含まれます!知りたくない方は全力でBボタン連打の進化キャンセルをお願い致します…。
…。
…おや…長谷川誠のようすが…
…(進化キャンセルBボタン連打チャンス!)
はいっ!ありがとうございます。無事、長谷川誠の進化もキャンセルされました。2足歩行しない状態が継続したままネタバレ開始!
…。
▶ぼうけんをつづける
挿入歌として使用されることは、事前の情報開示で知っていました。
知った時も「まさか、まさか、あのグラミー賞アーティストのエド・シーランの曲がポケモンで流れるなんて…」と激しく動揺したのを覚えています。
エドワード・クリストファー・シーラン、通称というか芸名エド・シーラン。ロキノンおじさんの認識としては、ブリティッシュ音楽界の中に突然現れた平成~令和のアコースティック兄さん。
どこかアメリカのベック(代表曲『ルーザー』)を思わせるような、自身のルーツ音楽をごった煮にしたアコースティック感のある曲達(特にヒップホップ系の方々との繋がりが深いようなイメージで見てました)。でも、ブリティッシュもしくはアイリッュ的な音楽的歴史を強く感じさせるような泣きメロ。
参考動画:Beck『Loser』↓(大学時代のヘビロテ懐メロ曲)↓
そんなエド・シーランの楽曲『Celestial』が『ポケットモンスターバイオレット』をプレイしていればそのうち流れてくるのだろう、と。オープニングで流れてこないから、たぶんエンディングあたりだろうな…、と。そんなことを思いながらプレイしておりました。
そして、ついに物語のエンディングに到達。
今作は「学生」という設定もあってか、色々なポリコレ配慮をしつつも、全世界的な文化の根底に共通する「道徳」を強調していたように思えるストーリー。
人の多様性、他者への理解、自己実現。そんなキーワードを感じながら咀嚼しながら進めていく物語は、オープンワールドというさらにリアルな体験感もあり、今までのどのポケモン作品よりも「ボクが(私が)世界に、他者に、こう関わったぞ!」という感が強い物語でした。
…。
そして、ラストバトルを終えた僕たちは、家路(ホームウェイ)につく…。
そこで流れる
嗚呼、まさにCelestial(最高だよ)と言わずに何と言おうか…。
正直に言います。初めてポケモンのエンディングで泣いた。
今まではソロプレイのくせして、「エンディングまでがチュートリアル、エンディング後からがポケモン」みたいな、やり込みムーヴに影響され「はいはい。エンディング…と。これから図鑑コンプ目指しまーす」と、いっちょ前のポケモンマスターヅラして、エンドロール=おトイレットor煙草休憩タイムとして流しておりました。
そんな、おじさんが、泣いた。
何だろう…。『Celestial』の歌詞の”きみ(you)”は明らかに”ポケモン”を指していることはPVを観れば(PV内ではエドのイマジナリーフレンド的な扱いでポケモンが出現)明らか。
しかし、他者との関りの果てに迎えた物語の大団円後に流れるにしては、ちょっと違和感がある。
そう。
『Celestial』という曲は、どうしようもなくボッチなボク(私)がポケモン達に支えられ、ポケモンをプレイすることで「ささやかな物事に魔法を見つけ出し」ていき、ただ、ただ、生きていればそれでいい、という肯定感と安心感に気が付き、Celestial!(最高だよ!)と高らかに歌い上げる歌である。
何分にも興奮冷めやらぬ状態なので、多分に思い込みや勝手な解釈が入りますが、これ、多分あれなんですよ。
この歌。プレイしていた物語のための歌というよりも、プレイしていたボッチプレイヤーのための歌なんですね。
そこに気が付き、コントローラーを握りしめてエンドロールを眺めている自分を俯瞰で見た瞬間、ただ、ただ、涙が滲んできました。
嗚呼、白黒のゲームボーイで初代ポケモン緑をプレイしていた時から幾星霜…。まさか海外のグラミー賞アーティストが、四十路のおじさんが楽しんでソロプレイするポケモンに対する感情を歌ってくれるなんて…。
本当に
ぼくたち(日本のコロコロキッズ~ゲーム好き限定)のポケモン
は
ぼくたち(全世界のポケモンファン)のポケモン
になったんだ…。
そして、ポケモンをプレイすることは、やっぱり感じていた通りに、こんなにもCelestial!(最高だよ!)な体験なんだ。
ただただ、そう思いました。泣きながら。
え?いい齢してポケモンやってんの?ゲーム?タイパ(タイムパフォーマンス)悪くない?ビジネスに活かせるの?生きていくのに必要?もっと生産的なことに自己投資して自己研鑽を云々。え?このオッサン、何で子供とポケモンの話でそんなに盛り上がってんの?詳し過ぎてキモいんですけど…。
そんなこんなな雰囲気や発言に晒されながらも、新作が発売される度にソロでチクチクとポケモン楽しんでこれて、本当に良かった…。
前述の発言や感想を抱きやがったヤツらを講堂あたりに一堂に集めて、一人一人に唾が飛ぶほどの近さで、鼓膜が破れるほどの大声でこう言ってやりたい。
「うっせえなぁ、ポケモンやるのって、Celestial!(最高だよ!)なんだよ!」
と。
以上、興奮気味の東北おじさん。『ポケットモンスターバイオレット』のED曲、エド・シーラン『Celestial』に関する感想で御座いました。
ちなみに、『Celestial』のPVに関しては、私がよく見ている解説系youtuberの方が深堀考察しており、そちらも面白かったので貼っておきますねー(お薬出しておきますねーのテンションで)
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