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2024/10/27 製菓報告.【多忙とも菓子を製る】

私が勤務する会社が
M&Aで他社を買収したため、
それに伴う諸作業が
雨後の筍のごとくニョキニョキと現れ
毎日いつもより2時間ほど
帰りが遅い日が続いた。

まぁ、ここで仕事の話を
ダラダラと書いても仕方ないので
詳細は割愛するとして、
要するにお菓子作りの時間が
引き続きとれない状況ということ。

それでも少しずつ落ち着いてきて
ようやく土日休みの
まとまった時間で
何か作ったりますかー、
という気持ちが湧いてきた。

せっかくなら
これまで作ったことが無い
お菓子を…と閃いたところで
ふと栗原はるみ大先生のレシピで
前々から作りたいと思っていた
ケーキがあったのを思い出す。

これまで作ったお菓子は
だいたい生クリームか
クリームチーズのどちらかは
必ず入っていたと思うけど、
これはどっちも不使用
アーモンドとコーヒー以外は
オーソドックスなケーキの材料。

ちょうど期限の切れた
アーモンドスライスを
早めに消費したいところだったので、
足りない材料を買い足して作ってみた。

お菓子作りを続けていて
一つ身についたスキルがあって
それがメレンゲを素手で泡立てることだ。
・なるべく小さいボウルを使う(ハリオの900mlが特に良い
・なるべく針金がたくさん付いた泡立て器を使う
この2点を押さえれば
ハンドミキサーを用意せずとも
しっかりめのメレンゲも泡立てられる。

以前、私がクロスドミナンスという話を
noteでも少しさせてもらったけれど

メレンゲやホイップクリームの
泡立てでもこの特殊能力を発揮して
最初は右手で外→内回し、
疲れたら内→外回しに変えて、
右手が疲れたら今度は左手に持ち替えて
外→内回し、さらに内→外回し…
というサイクルを繰り返すことで
間髪入れずに泡立て続けられる方法が
確立できたのもある。
人間ホイップ永久機関の誕生。

そんな訳で、どうでもいい
メレンゲ秘話はこの辺にして
出来上がったのがこちら。

オーブンレンジの癖を掴んでから、火入れ加減も巧くなってきた

本来はこれにラム酒で
風味付けしたレーズンも入るけど割愛。
それでも、すごく美味かった。
ややしっかり目の生地を頬張ると
インスタントコーヒーのほろ苦さ。
アーモンドの食感と風味。
今まで作ったお菓子とは
明らかに違う角度の美味さ。

これまで作ったことのない
お菓子を定期的に作りたくなるのは
こういう新しい発見とか
新たな味との遭遇があるからだ。
まして、この歳になると
“食”での新鮮な体験というのが
なかなか得難くなってくる。

だから、多少忙しかろうが
やっぱり少しでも
「何かお菓子を作りたい」
「自分で作ったお菓子が食べたい」
という欲望がある時は
何でも良いからとりあえず
作った方が良いなと思う。

栗原はるみ先生もきっと、
そんな大切なことを
私に教えてくれるために
アーモンドコーヒーケーキの
レシピを考案されたに違いない。
(誇大妄想も甚だしい)

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