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【絶対に声を出してはいけないパーティー】

…そんなパーティーがあったとする。仮にだよ。

最初は一生懸命紙に書いたりして、となりの人と意思疎通で会話する。

そのうちそれが面倒になる。 

そのうち〈目〉で会話するようになる。(この料理美味しいね)とか、そんなの。

相手の目を見るタイミングが多くなる。目を見ながら相手の表情も同時に見る。

そのうち〈目で会話する事〉も面倒になる。

そのうち2人はただ見つめ合う。
そういう人も出てくる。

会話は1人の相手としか、できない事に気がつく。

パーティー会場にはたくさんの人がいる。相手の両となりにも人はいるが、真ん中のその相手としか、会話は出来ない。見つめ合う事しか出来ない。

そしたら、その相手が運命の人だとわかるかも知れない。

だから、「絶対に笑ってはいけない」みたいな感じの「絶対にしゃべってはいけないパーティー」を開いたら、運命の人に出会えるかも知れないなぁー。

…と、ふと思いました。

そういえば、耳が不自由な人はもしかしたら、見つめ合って目で会話する事がとても得意なのかも知れない。
目で会話するという事は、その内容は〈本気な事〉で〈ほんとの事〉で、〈心に正直な事〉になる。
目で会話するとは、そういう事だと思うからだ。

すごい高い心のレベルにいる人達なのだろう。

オレとかは、まだまだ低い所にいるから、簡単に他の人と本気な事とか話せない。
なんか、照れちゃうからさー。

こうして、誰の目も見ずに文章を書くしか出来ない。

まだ、今のところはね。

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